スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■開業つれづれ: 「もう節約はしない 骨太09が示す「海図なき財政再建」」

国際比較が

あまりお出来にならない方が

いらっしゃるようで。





つい先日、

日本医療は

先進国の中で一番安い、

でも、

健康度は一番高い、

という結果が出たばかりです(2)。









まさに

「井の中の蛙」

な論調です。







「節約しない」

へー。







もう節約はしない 骨太09が示す「海図なき財政再建」

加藤 修平(日経ビジネス記者)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090702/199212/?P=1

 給料も、夏のボーナスも驚くほど減った。こんなサラリーマンの家庭では、夫と妻の戦いが大詰めを迎えている。どちらが勝つかは夫婦によりけりだが、不況下で勝つのは当然、「節約家」。だが政府・与党が示した2009年の「骨太の方針」では、節約家が大敗した。


財務相に「失望」

 「与謝野馨財務・金融・経済財政相が、頑張ってくれると思ったのだが」。政府が23日にまとめた「骨太の方針」は、小泉純一郎政権以来、毎年の予算編成の方針を示してきたが、今回ばかりは民間エコノミストから、あきらめにも似た失望の声が漏れた。

 理由の1つが、「社会保障費の増加を2007年度からの5年間で1兆1000億円、毎年2200億円抑制する」という歳出削減目標が完全に崩れたことだ。「地方では医師不足が深刻だ」といった与党議員の声に押され、与謝野財務相が「2010年度は社会保障費の自然増をそのまま認める」と発言。目標は事実上、葬り去られた。

 だが、実際には医療などで削れるコストは多い。大学病院で働くある勤務医は「100円ショップにもありそうな容器でも、医療用具となると数千円する。コスト意識が薄すぎる」と話す。患者を「薬漬け」「検査漬け」にするほど儲かる仕組みを改めなければ、民間では当然の「安価で質の高いサービス」にはたどり着かない。


 「目標の2200億円は削ったうえで、その分を別の社会保障に充当するぐらいの工夫は必要だった」(BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミスト)。限られた資金を需要のある分野に回す必要があるのは企業と同じだ。

 節約をやめたら、財布の中身はどうなるのか。6月9日の経済財政諮問会議で、有識者議員が示した複数の試算のうち政府がこれまで「本命」としていたのは2007年度からの5年間で14兆3000億円と歳出削減を徹底するシナリオだ。だがこれは巨額の補正予算と社会保障費の抑制断念で名実ともに消えた。そうなるともう1つのシナリオ、つまり歳出削減が11兆4000億円と不十分にとどまる方が現実に近い。

(以下略)




>実際には医療などで削れるコストは多い。


実際にどこが削れるのか

教えてほしいものです。




>大学病院で働くある勤務医は「100円ショップにもありそうな容器でも、医療用具となると数千円する。コスト意識が薄すぎる」と話す。


いつの時代の話なんでしょう?

10年ぐらい前の話かな?




大学病院は本当にお金がなくてなくて

もう

どうしようもないほどです。

最新機械も入るのが一番後だし、

超巨大機械は入っても、

日常的に使う医療機器の更新の遅いこと、遅いこと。



この論では

大学病院にコスト意識はなく

じゃぶじゃぶ予算を使っている、

というのかな?




大学病院を含めて

独立法人化されたのを

知らないのかな?





患者を「薬漬け」「検査漬け」にするほど儲かる仕組み


あはは。

これこそ昭和時代の

医療批判ですね。



窓口負担が3割になっていて、

そんなとてつもない高額医療を

どうやって”儲ける”ほど請求するのでしょう?




入院では

”検査しない方が儲かる”

というDPCがどんどん導入されています。



つまりは

入院してもほとんど検査してくれない、

という制度が確立しているわけで、

”ご希望通り”

薬もジェネリックで、

検査もほとんどされずに

すぐに退院、

ということになっています。




>改めなければ、民間では当然の「安価で質の高いサービス」にはたどり着かない。

…ここまで行くと

無知は罪

という気がします。



全国で破綻しているPFI事業こそ

”民間による公的医療経営”

ですが、

めちゃくちゃになって建物だけ建てて

数年で撤退、

違約金で会社は右派、

地方自治体は余分に何十億も

借金を増やす、

ということになっています。





酔っ払いの父ちゃんが

紙コップを見て

「なんでこんなの買う?

節約しろ、節約!」

「民間企業を見習え」

と言っているようなもので、

どこにもそんな”理想郷”はありません。




医療は出口をふさがれて、

マスコミからも

国からも

司法からも

徹底的に叩かれています。





先進国最低の医療費で、

最高の結果を残しているのに

まったく報道しないのが

日本のマスコミです(2)。






そのうえで、

さらに叩きまくるというのは

アンフェア

としか言いようがありません。




たぶんマスコミさんは、

>給料も、夏のボーナスも驚くほど減った。

ボーナスが減って

怒りのこぶしを

医療に叩きつけているのでしょう?




日経の医療対策は、

容器を100円ショップで買え?

ってことなのかな?





それで感染などの問題があっても

日経さんは

叩きまくるんでしょうけどね。






>「もう節約はしない」

いやはや、

ぐれた小学生のような口調に、

われわれ専門家としては

もう何を言ったらいいのか

分かりません。








(1)
■開業つれづれ: 「経営難で「PFI契約」解消へ 高知医療センター」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-899.html

■開業つれづれ: 本気 総務省は病院をつぶす 「地方公営企業、民間並み負債計上 会計見直し、赤字体質改善へ」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-870.html

■ベット1床月12万円赤字ナリ 「医業収支:病院の赤字、過去最大 100床当たり月1261万円--08年調査」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-737.html


(2)
■開業つれづれ: データを読めないマスコミ 「人口千人当たり医師2.1人、OECD平均を下回る」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-942.html















関連記事

コメント

何を削ろうか

>医療などで削れるコストは多い

タブロイドや産経は切ったし
日経新聞も切ったし、日経メディカルはタダで送ってくるし
削りようがありません

ただより高いものはない

ふ~~ん様:

>日経メディカルはタダで送ってくるし

彼らは広告費でまかなっていると思われますので、彼らにとっての一番の打撃は「こちらが受け取らない」 ということだと思います。

No title

先進国最低の医療費で、最高の結果を残しているのに
⇒ 今までの世界最高水準こそが、異常だったのです。
  医療は『崩壊』していません。 『正常化』しているダケです。 医療費と、マンパワーと、民度、ソレに相応しい水準に向けて。
  まァ、国公立の病院の建設費なんかは・・・、・・・ン?ハコモノは高く作ることにコソ意義が有る? そいつァ、失敬。

バカにつける薬はない

日本が世界屈指の効率的医療を提供する国ってのはもはや常識だと思っていたのですが。

私は2200億の削減を続けたっていいと思いますよ。ない袖は振れないっていうし。
ただ、それなら今まで奇跡的に保たれてきた医療の質は確実に下がるということを国民にはっきり示せと。
失政の責任を医療現場に押しつける国、財界、マスコミのいつものやり口には反吐がでる。

No title

>大学病院で働くある勤務医
多分20年くらい前に大学勤務医から聞いた話を記者が覚えてたんでしょうね。「そういやこんなこと言ってたぞ」とおもいだした、と。

現実には、うちみたいな開業医では100均で同じようなものがあったら、間違いなく100均で買ってます。
だいたいそれって、医者がもうかってるわけじゃなく、同じものに見えても、医療で使っていいのはこちらなんだ、と主張する医療材料メーカーが儲かってるだけだろ。それを医者のせいにするな。
だいたい、「実は100均です」なんて言おうものなら、「そんないい加減なものを使っていいのか!」というのはほかならぬマスコミさま。

検査にしたって、ろくに儲からず、薬に至っては、院内調剤にするとストックコストで大赤字。
もうとっくに「コスト削減」は新聞記者のあずかり知らぬところで相当なレベルまで進んでいます。そう、へたすりゃまともな医療が受けられないくらいにね。

「もう節約はしない」のではなく「これ以上の節約は無理」というレベルになっていると、マスコミはいつ気がついてくれるんでしょうね。
まあ、気がつく前に新聞社関係は亡くなっていきそうですが。

No title

医療費がどんどん削られて、医師はどんどん逃散・・・・まあ困るのは国民です。。。。。我々医療関係者はどんなつてでもあるし、全く困りません♪
国民がそういう状態(社会保障に金を出さない!!)を望んでるんだから~~~~~!!
は~~~~どうでもいいや・・・

こちらが受け取らない

暇人28号様

>彼らにとっての一番の打撃は「こちらが受け取らない」

まだ出来る事があったのですね
森林保護のためにもブッタ切ります
ありがとうございました。

節約より成長を

どもども。

いつも拝見しております。
マスコミにミスリードされそうな今日この頃、「医療従事者からの視点」をありがとうございます。

こちらのブログを訪問される方はメディアリテラシが高いので、すでにご存知かもしれませんが、ご参考までに以下ブログを紹介します。

「日本は借金まみれ」だとか「日本経済はこのままでは破綻する」とお思いの方は、是非ご覧ください。



「新世紀のビッグブラザーへ blog 」
 「節約」から「成長」へ その2(全3回) 前編
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=4

「廣宮孝信の反「国家破産」論 ブログ」
国の借金の限界は?【1】
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/19296332.html


追伸
先週末、ウチの息子が熱性けいれんを起こしまして救急車をよびました。最寄の公立病院に搬送され、様子を見るために入院しました。もしも受け入れてもらえなかったらと思うと、ゾっとします。感謝です。


ではでは。

No title

急性アルコール中毒の自由診療化、救急搬送有料化キャンペーン
タバコ税の大幅引き上げキャンペーン
でも行っては如何でしょうか

社会保障、医療費の削減は医療機関を締めつけるだけでは限界があります
国民の受診行動の改善が必要です

八つ当たり記事

あんたのボーナスが減ったのが医療界の責任だって??
『おまいどっかおかしくね?』
タブロイド経済紙ってのもあったんですね

No title

大学病院が医師の人件費を絞りきれないくらに抑えこんでいるとか、大学院生が「学費」払いながら診療とか、華麗にスルーですか。脳内大学病院医師には教えてもらえませんでしたか。彼の大学病院の給料はきっと記者様より低いと思いますが、それも教えてもらえませんでしたか。そうですか。

No title

広告税もまともに払っていないマスゴミさんに言われる筋合いは御座いませんってことで。

自分達は多くの医師よりもがっぽり給料を貰いながら、平気で庶民の味方ぶる似非正義感の方がよーっぽど無駄だと思うんですが。

No title

とりあえず民間並みに「再販制度廃止」をしてみましょうや。>新聞社さま。それから偉そうなこと言ってください。

それと、社会構造として、大学勤務医より、薬屋さんのMRの方が給料がいいという現実もちゃんと勉強しましょうね。

でも、色付きの文字たばこ税の大幅値上げは反対です色付きの文字

こんな文を載せることが、『ジャーナリズム』を汚すことすら分からない連中に何を言っても、「ウンコに釘」です

コメント欄

コメント打っても公開されないので消去かと思ったら、見事に炎上しててワロタ

今日のラジオ番組

毎○新聞支局長だったかな?夏のボーナス支給額が30万円以上減ったって言ってた。率にして30%以上とも。で、民間がこんなに苦労してるんだから、もっと公務員は効率的に仕事しろとか言ってたようだった。運転中だったのであまりまじめに聞けなかったけど。
非公開コメント

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

プロフィール




中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
↑「勤務医 開業つれづれ日記・2携帯版」はこちらから。

おすすめ開業関連本

クリックするとAmazonに飛びます。

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2017 vol.7: 必修問題


クエスチョン・バンク CBT 2017 vol.5: 最新復元問題


医師国家試験のためのレビューブック 小児科 2017-2018


小児がん診療ガイドライン 2016年版


もっともっとねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書3


ねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書


診療所経営の教科書〈院長が知っておくべき数値と事例〉


感染症レジデントマニュアル 第2版


40のしまった! 事例に学ぶ 診療所開業ガイドブック (NHCスタートアップシリーズ)


開業医・医療法人のための医療税務と節税対策Q&A


開業医・医療法人…すべてのドクターのための節税対策パーフェクトマニュアル


開業医・医療法人…すべてのドクターのための税務調査対策パーフェクト・マニュアル


医院の財産 承継&相続パーフェクト・マニュアル


よくわかり、すぐ使える成功するための「医院開業」ハンドブック―コンサルタントが教える「My Clinic」のつくり方


トラブルにならない 社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方


ねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書


もっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書2


もっともっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書3

おすすめ医学書

FC2カウンター

いつもご訪問、ありがとうございます。2009年5月7日からの累計アクセス数です。

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数:
いつもありがとうございます。現在、アクセスしている方の数です。

Amazon人気商品

月別アーカイブ

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。