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■開業つれづれ: 日経社説 「改革も財政規律も後退した「骨太方針」」

日経の社説。

大バカぶりが大爆発です。



>予算の総額確保を優先すれば、医療分野などの制度効率化は二の次になる。




…いままで2200億円を削減してきて、

効率化がどんどん進んだのでしょうか?



PFIなど民間主導の病院ですら

続々と赤字を垂れ流して

撤退しているのは、

すでに効率化ではなく

”国の料金設定が安すぎて

黒字どころか安全すら確保できない”

というレヴェルに落ち込んでいるためです。



質を下げずに医療費の膨張を抑制する余地はある。





どこにそんな余地があるのか

教えてもらいたいものです。



毎年2200億円削減して

さらに民間も走って逃げだすような

ひどい環境が医療の世界です。





社説1 改革も財政規律も後退した「骨太方針」

NIKKEI NET 2009/6/24

http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090623AS1K2300723062009.html

 中長期の視点で日本経済の体質強化を考えるからこそ「骨太」なのに、これでは名前負けではないか。麻生政権で初めて決めた「経済財政改革の基本方針(骨太方針)2009」は、衆院選を前に与党内で強まる改革路線への反発を映し、歳出抑制を後退させた。経済成長を促す改革のメニューも不十分だ。

 骨太方針は小泉政権から経済政策や予算編成の指針となった。当初は政治家や省庁の既得権益を超え、首相主導で構造改革に取り組む突破口だった。郵政民営化や、06年度に決めた歳出改革方針がその例だ。

 麻生版の「骨太」は官から民への流れで政府をスリムにする路線と一線を画し、「安心」に軸足を移した。経済の危機に加えて「社会の危機」を指摘し、年金や医療など社会保障の強化や低所得者支援の給付付き税額控除の導入にも触れた。

 景気の立て直しは最優先の課題であり、なお一時的な刺激策が必要かもしれない。雇用や社会の不安への対処も大事だ。それでも深刻な財政悪化を考えれば、歳出の無駄を根本から洗い出し、出費を抑える努力が不可欠だ。骨太方針はこの点をもっと明確にすべきだった。

 骨太方針は日本医師会などの意を受けた自民党の族議員の反発で、10年度予算編成での歳出抑制路線を修正した。与謝野馨財務相は年1兆円以上にのぼる社会保障費の自然増を2200億円圧縮する歳出抑制策を10年度は撤回すると表明し、党内の了承にこぎ着けた。

 予算の総額確保を優先すれば、医療分野などの制度効率化は二の次になる。重複検査の是正や後発医薬品の使用拡大など、質を下げずに医療費の膨張を抑制する余地はある。

 骨太方針は原案の「改革努力を継続する概算要求基準」を修正し、「昨年度とは異なる」要求基準を設けると記した。公共事業費や他経費の削減に抵抗が強まる可能性があるが、抑制基調を堅持すべきだ。

 税収減や大型景気対策の結果、11年度に国・地方の基礎的財政収支を黒字にする従来の財政目標は10年近い先延ばしを迫られた。ここで歳出のタガが外れれば、財政の持続性に不安が募りかねない。

 日本経済の地力を高める方策は踏み込み不足が目立つ。規制改革は現行の3カ年計画の追認にとどまり、成長戦略も太陽光発電や介護強化、ソフトや観光といった分野を羅列したにすぎない。危機が一服しても厳しい国際競争は続く。「開かれた経済」を基本に日本全体の成長力を強化する戦略こそが、いま大切だ。





小泉改革で医療は

非常な損失を受けました。




そうでなくても医療は過労死続出の

ギリギリの状況でしたが、

さらに

「おめーら、もっと働け。金は削って行くから」

と国から命令されたので

もう職業として崩壊してしまいました。






2200億円の削減ではなく、

1兆、2兆円規模の大幅な社会保障費の増加をしなければ

医療も介護も

このままつぶれてしまうでしょう。




少なくともわれわれ医療業界には

新しい希望の光のようなものは

まったく射していません。




国とマスコミによる

医療に対する

ものすごいいじめ



すこしゆるんだかな、

というぐらいの感じです。






いまは夜明け前なのでしょうか。

それとも日没直後なのでしょうか?












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コメント

No title

>歳出の無駄を根本から洗い出し、出費を抑える努力が不可欠だ。

激しく同意です。

もうすでに安全マージンすらなくなり、セーフティーネットも穴だらけになった社会福祉費を削るより、役人の無駄を洗い出すべきでしょう。中央官庁の外郭団体に何千億と流れてますが。

そういったものを無批判に認めるくせに、直接現場に金が必要な医療福祉分野は「削れ!」「効率化しろ」ですからねぇ。

効率化をするのなら、外郭団体を通して税金を使うのをやめたらすごく効率化されますよ。
官僚の天下りをなくすだけで10-30%は予算削減が可能だという試算もあるくらいですから。

No title

ああ、そうそう、中央と地方が同じようなことを別組織でやるいわゆる二重行政を整理するだけでも相当な効率化ができますよね。

No title

医療崩壊のカテゴリーで県別のほかに報道機関(この言葉には非常に抵抗感を覚えます。現状は紙ゴミ排出業です。)別というのはどうでしょうか。

No title

>どこにそんな余地があるのか
教えてもらいたいものです。

激しく同意です、医療を知らない日経なんかに
医療経済のことを言われたくありません

No title

報道機関と思うから腹が立つんですよ。
「宣伝機関」と言ってあげましょう。

きのうのミヤネ屋

昼休みにTVつけてたら、ミヤネ屋で『社会保障費の自然増を2200億円圧縮する歳出抑制策の撤回』⇒『骨太の方針が骨抜きに』とか言っていて腹が立ちました。
年のせいか怒りが持続しませんが…

No title

日経、
こいつこそ、日本経済の無駄でしょ。
あ、紙資源の無駄でもありますね。

他の新聞社も(ry

クイズのように正しいところを入れると

医療分野などの制度効率化は二の次になる。

正しくは、
医療分野など(における国民の意識改革制度)の効率化は二の次になっている。

が正しいと思います。
医療費を削りたければ、国民の医療レベルを下げるのは当然。
ましてやアメリカに比べればはるかーーに低い自己負担率でアメリカ並みを要求するのはずうずうしいということを、患者の権利でアメリカ並みを要求するならば、支払い義務もアメリカ並みで当然ということを
国民に意識改革としてしてもらわないといけないです。
そう意味では、全然効率化が進みませんね

No title

骨太ってのは、市民の肉を削いで経済界を豊に、骨太にしようって方針でしょ?
その恩恵に与ってるはずの経済界は骨太どころかスカスカの骨粗鬆症です。いつ転倒して骨折、寝たきりになる事やら。
そんな経済界の延命のために市民の肉をこれ以上削ぐのは無理だってことです。

まぁ、政府を信用してる訳じゃないけどね。

No title

23日夜のテレビで、ドクターヘリまんせー番組をやってましたね
医療費削減してるのに、ヘリ1回いくらかかるか知ってるのかとw
なんだか、高額医療はどんどん認めてるのに医療費削減してるなぁ
結局、寝たきり老人を排除したいだけなんじゃないかなぁ

でも、寝たきり老人を全部殺しても2兆円しか減らないんですけどね

No title

小泉内閣からの政策の転換でもあるわけで、
ってことは「骨太の方針」というキャッチコピーだって無効じゃないの?

こんたさんが言うように「骨粗鬆症」なんだから…

No title

重複検査の是正や後発医薬品の使用拡大など、質を下げずに医療費の膨張を抑制する余地はある。
⇒ クオリティを下げずに、コストを抑える。 本気で有効にやるなら、小手先でなくて『アクセス制限』しか、おまへんなァ。

Gnathodiaphyseal dysplasia; GDD)は, 顎骨の骨性異形成症, 四肢の易骨折性, 長管骨骨幹部骨皮質の内骨膜性肥厚の三徴 (図1) により診断される, 常染色体優性の遺伝性骨疾患である.
⇒ 骨太で、骨折しやすい病気、何処かで見たぞ?と思って調べてみたら、国家試験でこんな病気ありましたネ。 骨太とは、少し違うか・・・。

No title

もうみんな機械の体を貰いに行くしかないよね。
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中間管理職: このブログの管理人。
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某大学医学部を卒業
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医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


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