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■救命医宿直7割「違法」 近畿28施設、時間外扱いせず

ネタ元は

demianさん
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-8.html#comment_area

です。

いつもありがとうございます。引越し後もお世話になります。



本当にようやく、医師の不当労働に

メスが入ろうとしています。



ちょうどいい機会ですから、

みなさん、匿名で医療現場の

救急体制について労働基準監督署に

情報を提供してはどうでしょうか?



「当直となっているが、

実際にはこんなに患者さんを診ている」

当直日誌のコピーを添付する、

翌日も通常通りの勤務を行っている、

外来の予約一覧をプリントアウトするとか、

夜間呼び出しで一切お金が出ない形に

なっている規約をだすとか。






医師は

そろそろ声をあげても

いいのではないですか?

このあまりにもひどい労働環境に対して。





ようやく、

お膳立てはそろってきました。


-------------------------------------
救命医宿直7割「違法」 近畿28施設、時間外扱いせず
asahi.com 2008年03月13日10時36分

http://www.asahi.com/life/update/0312/OSK200803120134.html

 近畿2府4県の救命救急センター28施設の7割超が、常勤医師の泊まり勤務について労働基準法の趣旨に反した運用を続けていることが、朝日新聞の調査でわかった。同法で定められた時間外労働を超える勤務を課している施設も半数以上あった。医師不足などから、不当な長時間労働を強いられる救急医の姿が浮かび上がった。

 厚生労働省によると、労基法上、残業などの時間外労働は原則として月45時間までしか認められない。ただし、夜間や休日に勤務しても、電話番などほとんど労働する必要がない場合は、「宿日直勤務」として例外扱いとなり、時間外労働とはみなされない。

 救命救急センターの場合、通常の泊まり勤務は午後5時ごろから翌朝8時ごろまでの15時間前後。いつ急患が搬送されてくるかわからず、集中治療室にいる入院患者の処置もあって、仮眠さえ満足に取れない場合もある。同省監督課は「実態を考えると宿直勤務とはみなされず、仮眠時間も含めて時間外労働とみるのが妥当」としている。

 調査には、長浜赤十字病院(滋賀県長浜市)と南和歌山医療センター(和歌山県田辺市)を除く26施設が応じた。このうち19施設が泊まり勤務を労基法上の宿直勤務として扱っており、7時間分だけ時間外労働したとみなしていた関西医科大付属滝井病院(大阪府守口市)を含め、計20施設が労基法の趣旨を逸脱した勤務を強いていた。

 一方で、大阪大付属病院(同府吹田市)など6施設は数チームによる交代制などを取っており、宿直勤務はなかった。

 泊まり勤務の回数では、最も多い医師が月45時間を超える4回以上泊まっている施設が16あった。最多は大阪府立泉州救命救急センター(同府泉佐野市)の月10回(3日に1度)。大阪市立総合医療センターと滝井病院の2施設が8回で続き、7回が2施設、6回が6施設あった。

 泊まり明けの翌日勤務については、11施設が「通常勤務」と回答。ほかに10施設が「半日勤務」「翌日が休みでも勤務することがある」とした。理由としては、「数年前と比べて医師数が減り、交代要員がいない」(奈良県立医科大付属病院)、「受け持ち患者が重症で帰宅できないことが多い」(京都第一赤十字病院)などが目立った。

 労基法に違反すると、地元の労働基準監督署が繰り返し改善指導し、従わない場合は同法違反容疑で書類送検することもある。

-------------------------------------

>同法で定められた時間外労働を超える勤務を課している施設も半数以上あった。

え?

全部じゃないんですか(笑)?

いままで勤務している病院は

すべて労働基準法に

何からかの形で違反しておりましたが…(笑)。




以前、医師集めの方法として

提案した案があります。

1.労働基準法を遵守すること
2.当直ではなく夜勤扱いで救急患者を診ること

これを絶対に守ります、

という病院があれば

全国から医師が来ます、

という事をブログに載せておりました。






でも、

もう時代が変わってしまったかもしれません。



救急現場では、

いくら労働条件を改善しても、

もう救急なんか絶対にやりたくない、

こんな劣悪な状況ではやる意味がない、

という雰囲気になってきております…。




「たらい回し」で

叩きまくったマスコミ。

それにのった行政。

コンビニ受診をやめられない住民。




もう、すべては遅いのかもしれません。

医療崩壊、救急崩壊はもう目の前です。















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コメント

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ウチの主人、週二回の当直で次の日は通常勤務。通常勤務の日でも帰宅は早くて23時。呼び出しも頻繁。土日の休みもない。救急部が医師3人しかいない!二次がメインだけど三次もよく受け入れて診てるみたいだし。
この前コメントしたあと他の方の書き込みを見て、主人と話そうと思ったけど、まともに話す時間がなくてなにも相談できないです。
公の機関に言って改善されるならがんばりたいけど、万が一悪い方に作用するかもしれないと思うとなかなか踏み切れないです。

ご主人を愛しているのなら…

もこさん、
>主人と話そうと思ったけど、まともに話す時間がなくてなにも相談できないです。

話しても多分無駄でしょうね。ご主人は既に洗脳されてます。貴女が行動する他ありません。

>公の機関に言って改善されるならがんばりたいけど、万が一悪い方に作用するかもしれないと思うとなかなか踏み切れないです。

管理人様もおっっしゃってますが、労基にチクりましょう!ご主人が過労死してからでは遅いのですよ!!万が一悪い方?どう悪くなるのか正直想像もつきませんが、これ以上悪くなるはずがないじゃないですか。洗脳状態のご主人と一時は険悪になるかもしれませんがそのくらいは甘んじるべきでしょう。

追記

某掲示板からのコピペですが、

労働基準監督署告発
検察告発

これで、十分すぎるほどのダメージが加わるよ。
労働基準監督署告発しますよと話するだけでも十分かもしれない。
もし、だめなら、内容証明郵便で、労働基準監督署に告発する旨の文章を病院宛に送るのでもOK.

こういうときに大事なのは、変な工作はしないこと。
100%勝てる事案なのに変な工作をすればそれだけでクレームつける側の価値が下がる。

洗脳なのかしら?
う~ん。

主人と悪いムードになるのも嫌だけど、死なれちゃもっといやですからね(--;)
病院にも迷惑かかってしまいますか?

追記補足

労働基準局に実際に相談に行くことだけでも十分効果はあります。労働基準局は実際の行動に出るのは腰が重いそうですが、相談だけなら結構親切だそうです。相談してアドバイスを実際にもらい、その言質を基に上層部と交渉するだけで効果は相当なようです。

病院側も労務管理のすねに傷があるわけですから、事がこじれて労働基準局の介入をもっとも恐れます。常に相談に行っていると言う事を知らせるだけで破壊力は相当です。

以上は実際に動いた医師の経験談に基づくものです。

ご主人様はダメでしょうか?

「私はあなたが死んだらどうすればいいの。まだ一緒にいたい。」とストレートに言ってみました。気がついたら泣いていました。。。

すごくびっくりされたけれど、怒ったりしませんでした。

後悔したくありません。一日でも長く一緒にいたい。必死でした。

もこ様へ

もこ様へ。
私も完全洗脳状態で、どこかのブログでどなたかが書かれていた「自分が居なければ現場が回らないと思い込む、自分=病院という誇大妄想状態」に陥っていました。あと、少しでも患者と家族の機嫌を損ねたら訴訟になるという強迫観念もありました。

私の洗脳をといてくれたのは妻です。
患者とその家族から、私の子供についてまで言及したクレームを受けて子供を実家へ避難させた日の深夜に受け持ち患者が急変しました。連絡を受けた私はのこのこと病院へ向かおうとしましたが、妻から「この状態で病院へ呼び出されていくのなら帰ってきたらあたしは居ません」と引き止められました。
自分でもおかしくなっている自覚はあったんです。しかし、「出て行きます」ではなくて「病院を告発します」でもいいと思いますが、そういう実力行使をしてもらわないと「がんばれなくても仕方ない」とは思えないんです。
上でも居ておられましたが一時険悪になっても今では私は妻に感謝しています。心や体が本当に壊れる前に引き戻してくれましたから。

忠誠心ですか

美しいひびきの言葉です。しかし、都合のよいときに濫用されているようですな。
>病院にも迷惑かかってしまいますか?
病院の迷惑なぞ構っておれる状況じゃねえでしょ?つーか病院は「敵」です。あなたのご主人を殺そうとしている「敵」です。奴隷根性もたいがいにしときなさい。
念のため言っておきますが医師ならもっと楽でもっと給料がよい職場はいくらでもあります。オレが言うんだから間違いない!w

>患者とその家族から、私の子供についてまで言及したクレームを受けて
脅迫で告訴せんかこのヘタレ!!
…すんません、自分調子のってました。ほんっとすんません!

もこ様へ。

●告発状の一例
僻地医療の自爆燃料を語る31 のレス番4-6 (有志による過去スレ倉庫)
http://ssd.dyndns.info/chiikiiryo/1157013314.html
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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