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■開業つれづれ: 「「パンデミック、あと3年は続く」 WHO進藤医務官」 でも保健所は検査拒否 「

下半分のネタ元は

新型インフル国内対策は現状維持? 黙ってみてるだけ???
うろうろドクター 2009/6/12
http://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/29598158.html

です。いつも大変お世話になっております。




3年ぐらいパンデミック、

という感覚すら

マスコミでは想像がつかないに違いありません。



1,2ヶ月ですでに

マスコミは飽きてきている気がします。







「パンデミック、あと3年は続く」 WHO進藤医務官


朝日新聞 2009年6月12日
http://www.asahi.com/national/update/0612/TKY200906120043.html


【ジュネーブ=飯竹恒一】世界保健機関(WHO)が11日に宣言した新型の豚インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)の今後の見通しについて、WHOの新型インフル対策担当、進藤奈邦子医務官は同日、「3年程度は続く」と語った。 進藤氏によると、世界的大流行を意味する今回の「フェーズ6」が終息したと判断するためには、感染による免疫やワクチン使用の効果により、「季節性インフルエンザと同じレベルにまで患者数が減少する必要がある」という。

 しかし新型の感染力は強く、今後、夏に向かう北半球で沈静化する保証はないうえ、大都市で沈静化が見られたとしても、そこから離れた地域に感染が広がる可能性も懸念されるという。 さらに季節性インフルエンザと新型が同じ時期に流行する複雑な事態もありうるという。それぞれに対応したワクチンをどのように生産していくべきかの判断のためには、これから冬に向かってインフルエンザのシーズンが本格化する「南半球の状況を注視する必要がある」と話した。





それにもかかわらず

保健所では

新型インフルの検査拒否。






「福岡市の初動ミス」と批判の声

RKB 2009/06/09 19:39

http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/012623.html


福岡市が最初に感染を確認したのは今月6日でしたが、先月末から板付校区の子どもや大人に、感染の疑いが確認されていたことが分かりました。

診察した医師の要請に対し、市の保健所は新型インフルエンザかどうかを調べる詳しい検査を行っておらず、市の初動ミスとの批判の声もあがっています。

福岡市が、新型インフルエンザの感染を最初に確認したのは、板付中学校の生徒でした。

今月6日のことです。

ところが、その1週間以上前の先月30日から、板付校区に隣接する春日市内の病院に、板付小や板付中の児童ら少なくとも6人が受診し、簡易検査で陽性と診断されていたことが複数の医師への取材でわかりました。

診察した医師らは、博多保健所に対し、新型インフルエンザが疑われるケースが相次いでいるので詳しい検査をして欲しいと要請しましたが、季節性のインフルエンザとして扱うよう指示されたということです。

また、要請をした医師に対し保健所は、「同じ学校で5人以上陽性だったら検査します」と話したということです。

最初に新型インフルエンザへの感染が確認された中学生が受診した医療機関では、簡易検査で陽性となった生徒の検体を、医師は筑紫野保健所に送りました。

複数の医療機関が、博多保健所に検査を拒否された事実を知っていたからです。

医師は、福岡市の対応を強く批判します。

今月5日にも、博多区内の医療機関で板付小学校4年の児童3人が受診し、3人とも簡易検査で陽性と診断されました。

医師は、このとき児童と同じクラスに10人の欠席者がいることを知り、新型インフルエンザを疑いました。

そして博多保健所に連絡しましたが…、ここでも検査は行われませんでした。

さらに、きのう、板付小学校の児童の保護者も簡易検査で陽性でしたが、詳しい検査は行われていません。

感染症の専門医は、同じ地域で疑われるケースがあれば、すべて検査すべきだと話しています。

RKBの取材に対し福岡市は、「状況は何もわからない」と話しています。

しかし、福岡市は、中学生の感染が発覚する以前の早い段階で、同じ小学校で集団感染の疑いが浮上していたことについては公表していません。

簡易検査で陽性と診断されながら、児童の詳しい検査を行わなかった保健所の対応が、感染を広げている可能性も出てきました。

医師の間からは、「福岡市の初動ミスで感染ルートの特定は難しくなった」と、批判の声があがっています。

福岡市は、「封じ込め対策」を強調していますが、正確な情報と迅速で適切な対応が、まず何よりも必要です。







ははは。

さすが、福岡クオリティ。

どうしようもない職務怠慢具合です。




どうやらこれが

全国で行われているようです。

新型インフルを出したらめんどくさい、

というのが保健所の意向のようで

なにかにつけて

いろいろと注文をつけ

新型インフルの疑い検体を

受け取らないようです。




それなのに

責任は現場の医師に押し付けているので

どうしようもありません。




新型インフルには

金は出さない

検査はしない

何かあればマスコミに叩きまくられる

という

非常に悲惨な医療現場の状況が

どこまで一般の方に伝わっているのでしょうか?




これがあと、3年以上です…。










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コメント

産経新聞の財政審委員

【日曜経済講座】論説委員・岩崎慶市 開業医と勤務医の診療報酬配分
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090614/fnc0906140841007-n1.htm

毎度おなじみ岩崎さん。相変わらず飛ばしています。

>開業医は週休2・5日、時間外診療も往診もほとんどせずに、この高報酬をずっと維持できるのだ。

街を歩いていて週休2.5日の診療所なんてほとんど見ないんですが…この人の周りは違うんですかね?
それにしても前から思っていましたが、他業種なら時間外も働けなんて言おうものなら、担当記者の首が飛ぶだけでは済まないほどの大問題のはずなのに、医療に対してはそういう物言いが許されるのは不思議ですね。

No title

医師を労働者と見なしていないのですよ

だから、明らかな労働法に反する労働状況もさらりと書ける

No title

参詣の記事は論評に値しませんな。
大体、開業医というものは、結構な勤務医経験を経て行うものである、という大前提を無視しておられます。
つまり、参詣の平記者と編集局長の給与を比べて「編集局長は給料をもらいすぎている。減らすべき」とわめいているのと同様。
まあ、マスコミさんの世界では、テレビ局の正社員が何より偉くて、外注先のプロダクション(勤務医に対する開業医みたいな存在ですね)は足蹴にしてへいこらさせる存在のようですから、「俺たちが仕事を恵んでやってる外注先の社長のほうが給料が高いのは許せん」と同じ感覚なのでしょうね。
同様に、大企業にお勤めの方も、下請けや孫請けの連中なんて、たとえ元上司でも足蹴にするような存在のようですから、同じように考えるんでしょうね。
社会的ヒエラルキーが違う世界であることをご存知でない。

No title

ほんとに福岡クオリティーですな。
しかし、保健所に限らず、予算がないからという理由で検死を渋る「警察」も経験しているので、公的機関はこんなものかと・・・
非公開コメント

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フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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