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■開業つれづれ: 医師より修学旅行 「新型インフル、2次感染医師に休業補償 政府、秋以降に交付」

新型インフルで

日本では

観光業界の方が

医療業界より大事、

という真実が明らかになってしまいました。





まったくもって

国としての姿勢が問われるところです。

>既に、修学旅行のキャンセル料発生の場合も使える




つまり日本は

医療関係者の安全や働く状況のためではなく

修学旅行のキャンセルを一番重視して資金投入している、

ということです。





観光業界恐るべし。




医療業界が正体が定まらない

新型インフルに立ち向かっているときには

”まったく金を出さない”

といい切った財務省(1)。




その裏では

観光業界は

”修学旅行のキャンセル代を国が出せ”

といい、医療業界には金を出さずに

修学旅行キャンセル代には金を出す、

という姿勢で

新型インフルに日本は臨んでいます。










新型インフル、2次感染医師に休業補償 政府、秋以降に交付


2009年6月7日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090607-OYT8T00344.htm


 政府は新型インフルエンザの感染者の診察で医療従事者に二次感染が発生した場合、医療従事者や勤務先の医療機関に、今年度補正予算で新設された総額1兆円の「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」を使って休業中の損失を補償することを決めた。

 今秋以降、希望する自治体を通じて交付する。

 6日現在で、医療従事者の二次感染例は報告されていないが、国内での患者発生が本格化した5月から、医療従事者が自宅療養などを余儀なくされた場合の休業補償の要請が自治体から厚生労働省に相次いだ。

 とくに、5月22日から国の新方針で、新型インフルエンザの患者が急増した地域では専門に診る発熱外来だけでなく一般の医療機関でも患者を受け入れられるようになり、医療従事者への二次感染の可能性が高くなったとの見方も出ている。このため、厚労省は地方支援策の一環と位置づけ、同交付金による休業補償を検討していた。

 同交付金は経済危機対策が主眼だが、厚労省は医師らへの休業補償が使途で認められた「安全・安心確保等」に当たると解釈した。発熱外来の非常勤医師らの人件費や、発熱相談センターの電話回線費用などでも同交付金の活用を認める。

 同交付金を巡っては既に、修学旅行のキャンセル料発生の場合も使えるようにするなど、新型インフルエンザ対策での柔軟運用の実績がある。





”新型インフルは国内に入ったら、

各自治体の問題だから勝手にしてね”

というのが厚労省の方針。






だから”保健所のPCR拒否”にも似た姿勢に

つながるわけです。

「新型インフルなんて見つけたら大変だ」

と。






医療機関や現場で働くものには

安全性の担保になる資金を提供せず、

今度の秋から休業補償するといい、

修学旅行のキャンセル代補償ばかり

先行して実施する

日本という国。






基本的な戦略は間違っていませんか?

これで日本という国は

安心、安全なんですか?





「先に修学旅行のキャンセル代をフォローするのが国益」

という方針が、

「万が一、強毒性なら命をかけて治療する場面なのに、

修学旅行には金を出して、医療現場は奴隷状態で放置か…」

という決定が、

医療現場の士気を削いでいます。






さらには、

こんな補償ができたら

さらに「補償があるんだから休業しろ」

という保健所が増えるかもしれません(2)。






>今秋以降、希望する自治体を通じて交付

しかも、

いまでも新型インフルが

発生しているのに、

秋から開始ですか。





>柔軟運用の実績がある。


修学旅行のキャンセル代補償も

秋からでしたっけ?

あれ、ちがうんですか?

すでに実績があるんですね。

医療業界と違って。





「修学旅行より、新型インフルには

まず医療体制がもっとも重要で、資金も投入すべき」

誰にでもわかる正論が

この国では言うことができません。

…なぜ?






日本では医療の優先順位が

学生の修学旅行以下です。

いろいろな出来事のたび、

あまりに医療の順位が低くて

毎回、ビックリです。








(1)
■開業つれづれ: 休業補償なんか全くない 「新型インフル感染拡大 受診急増、対応に苦慮」 ボランティアで診療、見つけたら強制休業、補償なし
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-846.html

■マスコミはこういうのを報道したら? 「新型インフル、予算面で新しい措置講じなくても対応可=杉本財務次官」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-826.html



(2)
■で、保健所は医師に休業を迫る 「大阪府八尾保健所が診察の医師に休業求める」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-845.html





















関連記事

コメント

No title

これ、「新型インフルエンザ2次感染における医療従事者に対する休業補償」ですが、新型インフルエンザの発生を「検査をしない以上発生はない」と言っているのに、対象にする自治体が果たしてあるのでしょうか、ねえ。
「新型インフルエンザかもしれないが、確定診断されてないので、今回は見送ります」と言われて終了かもしれません。
また、患者を診察した医療機関では、「2次感染の可能性があるから休業」を強要しておいて、「2次感染が確定していないから、休業補償の対象外」とされそうな悪寒たっぷりです。

No title

ジオン兵A 「味方の脱出ロケットです」
マ・クベ 「コースは?」
ジオン兵A 「ソロモンから射出された物と思われます」
バロム 「遠隔操作して回収しろ」
マ・クベ 「大佐、ソロモンの戦いは深刻のようだな」
バロム 「は?」
マ・クベ 「脱出ロケットなぞ構わずに」
バロム 「失礼だが、マ・クベ殿は宇宙の兵士の気持ちをわかっておられん」
マ・クベ 「私が?」
バロム 「このような時、仲間が救出してくれると信じるから兵士達は死と隣り合わせの宇宙でも戦えるのです」
ジオン兵A 「急がないと回収圏外に出ます」
マ・クベ 「…わかった。回収しろ」

  なんだか、休業補償(或いは、戦死時の保障)を求める現場と、強労省のやり取りを見るような気がします。 『イザ補償の段階になったら、ナンヤかんやと言って、ナカナカ出さないだろうなァ』、と感じてしまう現状で、死と隣り合わせのパンデミックな宇宙では戦えません。

UNION

中間管理職先生の記事と関係なくてごめんなたいでちゅ。

『初の医師労組が発足』と今朝の道新に全国医師ユニオンについて記事になっていましたのでmy稚拙blogでも小さくup致しました。

政治家って

バカの上塗りしすぎですねよんでてバカかこいつらって感じ。修学旅行なんて真っ先に中止にしてなんぼですよね。

No title

や、やばい。やる気が空に飛んでいきそうだ。もう半分以上飛んで行ってるのに・・・
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[tom23-yuのつぶやき]医療崩壊繋がり

医師より修学旅行 「新型インフル、2次感染医師に休業補償 政府、秋以降に交付」 医療崩壊繋がりで『勤務医 開業つれづれ日記』を見に行っていて見つけた記事。 「修学旅行より、新型インフルには まず医療体制がもっとも重要で、資金も投入すべき」 誰にでもわかる正論

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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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今は田舎で開業して院長になりました。
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