スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■「発熱患者の診察拒否続出…過剰反応?都に苦情92件」


ネタ元は

REXさん、

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-808.html#comment6315

です。いつも大変お世話になっております。







「海外から戻ってきて熱があるんですが…」

「その場合は、まずは保健所の発熱外来に相談してください」

「診療拒否ですか!?」

「…。そういう決まりですから」



という流れでマスコミは

「診療拒否続出」とか

言っている予感。




>発熱患者の診察拒否続出…過剰反応?都に苦情92件

と書いていますが、


>相談センターから疑いなしとされたのに、拒否されたケースも数件あったという。

明らかな陰性例は

数件しかないのに、

なぜ92件と書くのでしょう?







メディアバイアスが

かなりかかっています。







発熱患者の診察拒否続出…過剰反応?都に苦情92件

2009年5月5日22時0分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090505-00000661-yom-soci

 海外渡航歴がなく、新型インフルエンザ感染の可能性の低い発熱患者が、医療機関から診察を拒否されるケースが相次いでいる。

 東京都の場合、2日から5日正午までの間に「きちんと対応してくれない」との苦情が92件あった。「成田空港で働いているだけで発熱相談センターに連絡するよう求められた」「国内の観光地に出かけ、外国人観光客が多かったと言ったら、診察してもらえなかった」--など。相談センターから疑いなしとされたのに、拒否されたケースも数件あったという。

 政府の方針では、新型の確認された国からの帰国者が高熱などを発症した場合、自治体の発熱相談センターに電話で相談し、指定された発熱外来で受診することになっている。ところが、病院の当直職員らが発熱患者はすべて「相談センター対応」と誤解しているケースが多いとみられ、都は「診察拒否が広がれば、患者が海外渡航歴などを正しく申告しなくなる恐れがある」と懸念を深めている。

 横浜市や大阪市の発熱相談センターにも、苦情や相談がそれぞれ数件ほど寄せられている。横浜市健康安全課は5日、医師会や病院協会に診察拒否をしないよう文書で要請した。厚生労働省結核感染症課は「相談センターが『疑いなし』とした患者の診療を拒否するのは問題」としている。 最終更新:5月5日23時54分






>厚生労働省結核感染症課は「相談センターが『疑いなし』とした患者の診療を拒否するのは問題」としている。

逆に言うと、

『疑いなし』以外の方で

「疑いがある方」はやはり

保健所に連絡しないと

これまたマスコミにたたかれる予感。





こちらが厚労省事務連絡。







http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090506-02.html
事務連絡

平成21年5月6日

各都道府県衛生主管部(局)医務担当者 御中

厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部

国内未発生期における発熱外来を置かない医療機関への発熱患者の受診について

新型インフルエンザ患者の国内発生に備え、関係者との情報共有や発熱外来の設置など、医療体制の確保等について対応いただいているところですが、海外発生期(国内未発生期)における発熱外来を置かない医療機関への発熱患者の受診について、下記の通り、基本的な考え方をまとめましたので、所管の全医療機関にご周知いただきますようお願いいたします。



○ まん延国への渡航歴や患者との接触歴が認められる発熱患者が、発熱相談センターを通じずに発熱外来を置かない医療機関を受診したり、電話による相談があった場合には、まず発熱相談センターに電話で相談し、必要に応じて紹介される適切な医療機関を受診するように勧めること。

○ 発熱相談センターの指導に従って発熱者が発熱外来を置かない医療機関に受診した場合は、患者にマスク等を使用するように指導するなど、感染予防に必要な指導を行った上で、当該医療機関が診察すること。







新型インフルエンザを見分けろ!

って、

言うのは簡単ですが、

実際にはかなりの困難を伴います。





マスコミは過剰反応しておりますが、

厚労省の事務連絡でも

やはり、

>まず発熱相談センターに電話で相談し、必要に応じて紹介される適切な医療機関を受診するように勧めること。

ということが

正しい手順のようです。










関連記事

コメント

相談センターは一体どうやって新型インフルエンザの可能性を判断しているんでしょうか?
もし電話相談のみで「疑いなし」と判断されて通常の医療機関に回された患者を診察して、万一後に実は新型だったと判明すれば、一体誰が責任を取るんでしょうか?
受け入れた医療機関は、医療従事者や他の患者への感染の有無の確認や患者やマスコミ・厚労省自体からの問合せへの対応に追われ、さらに風評被害による患者の減少から経営の悪化も懸念されますが、そういうことは全く考慮されないんでしょうね。
そもそもこうした場合、最悪の事態を想定して行動するのが原則だったと思いますが…
間違っても、「医療機関が慎重な対応を怠った」と非難されないことを祈るばかりです。

厚労省・牟田口化

「諸君、担当医は、院長命に背き患者の診察を放棄した。受け入れ態勢がないから医療は出来んと言って患者の診察を勝手に断りよった。これが病院か。病院は受け入れ態勢がなくても受け入れをしなければならないのだ。検査キットがない、やれタミフルがない、リレンザがないなどは診察を放棄する理由にならぬ。

(中略)

担当医には応召義務があるということを忘れちゃいかん。病院は公立である。市長が守って下さる・・・」

以下、訓示は一時間以上も続いたため、当直明け通常勤務後の残業の連続で、抵抗力の落ちている医師がウイルスに罹り、病気で抵抗力の落ちた入院患者および外来患者に伝染する事態となった。

…。
……。
………。

…こうでしょうか…。

検査キットも無い、タミフルも無い、リレンザも無い、隔離室(空気感染を防ぐために一般と別ルートの空調が必要)も無い、そんな状況で無理に患者を受け入れてしまって、万が一、集団院内感染(新型旧型問わず、弱毒型強毒型も問わず)が起きてしまったら、どうすればいいのでしょうね…。

「拒否するな」と言う前に、拒否しなくていいだけのリソースやキャパシティを供給してくれればいいのですが、上はそういう意向は無いようで…。

一体どうすれば…。

んなもん決まってるやん。

都筑てんが様、
>「拒否するな」と言う前に、拒否しなくていいだけのリソースやキャパシティを供給してくれればいいのですが、上はそういう意向は無いようで…。

牟田口閣下に謝罪すべきですなw。閣下は一応補給の算段はしてますから。上手くいかなかっただけでww。
>一体どうすれば…。
愚かな命令は拒否すればいんですよ。帝国陸軍将兵と違って我々を拘束するのは根拠が曖昧な上罰則なしの応召義務のみ。拒否したところで軍事裁判にかけられるわけでも銃殺されるわけでもありません。つーか帝国陸軍は戦死者の遺族には遺族年金を出しましたが厚労省は我々にはそんなもの出す筈がありませんからねえ。命令に従う方がどうかしてます。

あの手この手

海外から帰国したことは伏せておいて、「頭がくらくらする。」という主訴でおいでになりますな。
熱をはかったら38.5度 ガビーン!もちろん咳ごほごほ。

簡易キットで陰性でしたが さてどうなるのやら。

発熱相談センターがめんどくさいから 迂回する手は山ほどあります。

発熱とは言わず、眩暈、呼吸苦、歩行障害もあったなあ。
しーっ!いくらでも手はあります。黙っといてね。
非公開コメント

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

プロフィール




中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
↑「勤務医 開業つれづれ日記・2携帯版」はこちらから。

おすすめ開業関連本

クリックするとAmazonに飛びます。

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2017 vol.7: 必修問題


クエスチョン・バンク CBT 2017 vol.5: 最新復元問題


医師国家試験のためのレビューブック 小児科 2017-2018


小児がん診療ガイドライン 2016年版


もっともっとねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書3


ねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書


診療所経営の教科書〈院長が知っておくべき数値と事例〉


感染症レジデントマニュアル 第2版


40のしまった! 事例に学ぶ 診療所開業ガイドブック (NHCスタートアップシリーズ)


開業医・医療法人のための医療税務と節税対策Q&A


開業医・医療法人…すべてのドクターのための節税対策パーフェクトマニュアル


開業医・医療法人…すべてのドクターのための税務調査対策パーフェクト・マニュアル


医院の財産 承継&相続パーフェクト・マニュアル


よくわかり、すぐ使える成功するための「医院開業」ハンドブック―コンサルタントが教える「My Clinic」のつくり方


トラブルにならない 社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方


ねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書


もっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書2


もっともっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書3

おすすめ医学書

FC2カウンター

いつもご訪問、ありがとうございます。2009年5月7日からの累計アクセス数です。

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数:
いつもありがとうございます。現在、アクセスしている方の数です。

Amazon人気商品

月別アーカイブ

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。