2009/04/28
■「救急搬送拒否で重篤、消防組合に1億4千万円支払い命令」
泥酔の外傷患者さん問題。
アルコールの入っている患者さんは
酔っ払って大騒ぎ、
無理難題や備品破損といったことは
よくあります。
「なんでこんなところに連れてきた~!」
「お前ら、人権侵害だ!!」
という若者を抑え込みながらCTとったり、
それはそれは、無駄な努力が多いものです。
こういった患者さんが
今後、無条件で病院に搬送される予感。
こんな判決があったら、
救急は何でもかんでも
病院に連れて行くでしょう。
救急搬送拒否で重篤、消防組合に1億4千万円支払い命令
2009年4月28日00時23分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090427-OYT1T00779.htm
脳挫傷などが疑われる状態だったにもかかわらず、救急搬送されずに治療が遅れて意識不明に陥ったなどとして、奈良県大淀町の男性(44)とその両親が、中和広域消防組合(奈良県橿原市)を相手取り、治療費や慰謝料など計約2億5000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、奈良地裁であった。
坂倉充信裁判長(一谷好文裁判長代読)は「救急隊員が判断を誤った。すぐに搬送していれば重篤化しなかった可能性が高い」として、救急隊員の判断の誤りと搬送の義務違反を認め、同組合に計約1億4000万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は2006年11月15日未明、橿原署駐車場で、顔から血を流し、酔った状態でいるところを保護され、同署員が同組合に通報。駆けつけた両親らは救急搬送を求めたが、救急隊員3人は「軽症」と説明し、搬送先を探さずに、「アルコールが入っているため受け入れ先もない」として断った。帰宅した男性は、朝になっても意識が戻らず、病院に運ばれ脳挫傷や急性硬膜下血腫などと診断。現在も昏睡(こんすい)状態が続いている。
判決で、坂倉裁判長は男性の様子について「目の周りに打撲の傷があり、意識障害や嘔吐(おうと)もあった。頭部を打ったことは容易に予想できた」と指摘。そのうえで、坂倉裁判長は「隊員が観察した時点で搬送し、医師の処置を受けられていれば今回の結果を避けられた」と判断。同組合側の「症状から脳挫傷などの兆候はみられなかった」とする主張を退けた。
同組合の橋本雅勇消防長は「主張が認められず遺憾。判決を踏まえ、対応を検討する」とコメントした。
また大淀、
というのがすごいのですが、
これは土地柄なのでしょうか?
コメント
2009/04/28 08:55 by 通りすがり URL 編集
今後は全部病院ですか。
2009/04/28 09:02 by 優駿 URL 編集
これからは行政から金を出させて三次救急病院の片隅にトラ箱作って毎晩警察官に当直してもらっては?モンスター患者に対するけん制にもなるし。
2009/04/28 09:10 by なっく URL 編集
自己責任はないのでしょうか
2009/04/28 15:56 by 元外科医 URL 編集
意味不明
この裁判でまた救急は追いつめられるのかな?
はぁ・・・
最近患者のためというより訴えられないようにするために仕事してる者より
2009/04/28 19:58 by 雪国病院勤務 URL 編集
2009/04/29 23:22 by demian URL 編集