2009/04/19
■「「知の衰退」からいかに脱出するか?」 大前研一
最近はヘビー級の本を多く読んでいまして、ご紹介数が少なくて申し訳ありません。
内向きな日本人の思考回路に
気付かせてくれた貴重な本です。
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大前研一さんの視点は、とても好きです。
愚直なまでに理的、というのでしょうか、
感情に流されやすい日本の情報からすると
とてもシンプルで力強い印象を受けます。
現代に勝ち残る、ということはどういうことを
意味するでしょう?
読んで、考えて、実行して
失敗して、
また読んで、考えて、実行する。
その繰り返しだと思います。
そして、いま、現実に求められていることは
学校で教えていることとは
正反対のことになってきています。
学校では、
○×問題や選択問題で正しい答えをだす
答えのある問題を解く
リーダーシップより知識詰め込み
詰め込み学習に回帰
英語をしゃべれない英語の先生
ファイナンスについて全く授業がない
アジアについて教えない
…という状況です。
しかし、21世紀において、
インターネットが発達し、
今の金融危機をはじめとした”答えのない問題”を解いていかなくてはいけません。
世界においてもリーダーシップをとり、
英語を使い、アジアの中で日本という国の立場を考える、
そんな教育や社会になっているでしょうか?
日本が「低IQ社会」になってしまった、
と大前先生は嘆いています。
逆に言うと、日本では読んで、考え、行動することで
一歩も二歩も先に行くことができるのです。
私にとっては読み飛ばせる本ではなく、
じっくり読み込ませてもらいました。
ご参考になりましたら幸いです。
コメント
2009/04/19 21:22 by demian URL 編集
早く政府のブレインになって活躍した戴きたいものです。
2009/04/21 08:24 by saki URL 編集