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■総診終了へ 「大学病院「総合診療部」次々廃止に…不採算のうえ不人気」


一時、もてはやされた「総診」ブーム。

いったいなんだったんでしょう…?








大学病院「総合診療部」次々廃止に…不採算のうえ不人気


2009年4月18日19時10分 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090418-OYT1T00460.htm


 臓器別に細かく専門分化され過ぎた医療への反省から、患者を総合的に診ようと設立された「総合診療部」を、統廃合する大学病院が相次いでいる。


 医師不足や財政難が理由だが、診断のついていない患者の受け皿がなくなるうえ、若手医師を育てる場が減ることを懸念する声も出ている。

 総合診療部は2000年前後までに、約50大学病院に設置。ところが、05年9月に北海道大が廃止。07年4月には杏林大が廃止した。新年度からは京大が廃止し、群馬大は救急部と統合した。それ以前には02年9月、設立の翌年に廃止した島根大の例もある。

 廃止理由について、北大は「利用度が上がらなかった」と説明。杏林大は「専門の診療科の方が患者に人気がある。総合診療を担当する医師も少ない」とする。京大病院は「専門診療科への引き継ぎなどがスムーズにいかず、効率的でない面があった」としている。ほかにも廃止を検討しているところもある。

 ある大学病院の総合診療医は「総合診療は時間がかかる割には、手術や高額な検査を行わず、経営側から見れば不採算部門。経営に余裕がなければ風当たりが強くなる」と漏らす。

 臓器別の専門診療科よりも地位が低く見られがちなことも、医師側に不人気な理由としてあるという。

 日本総合診療医学会副運営委員長の大滝純司・東京医大教授は「総合診療科は、診断のついていない患者の初期診療を担い、臓器別の専門診療科からこぼれてしまう患者の受け皿になるとともに、医師教育の役割もある。研修医に人気のある一般病院ではむしろ増えている」とこうした動きに懸念を示す。同学会では近く、全国の大学病院の総合診療部にアンケートを行い、活動状況を調べる。

 患者の視点から開かれた医療の実現を目指すNPO法人「ささえあい医療人権センターコムル」の辻本好子理事長は「大学病院の総合診療部には、高齢化が進む中で必要性が高まっているプライマリーケアを担う人材育成の場として期待を持っているので、統廃合の動きは残念に思う」と話している。





大学病院では総診はほとんど

”心療内科”状態でした。

少ない医師数で少ない患者さん。

午前中で診察3人とか4人とか。



いろいろ病院によっても違うと思いますが、

多くの大学病院では総診は

採算割れの不採算部門

ということなのでしょう。






総診は、

医師が限られた人数しかいなく

それに対して患者数が多い地域や環境で

その能力を発揮すると思われますが、

それって、

1.ほかに医療機関のないへき地

しかないのですが、

国は将来的に

2.患者の病院へのアクセス制限
(総診、家庭医制度で、専門医にかからせないようにする)

を行って、

安い総診、家庭医と高い専門医の

2階層を作ろうとした形跡もあります。




いわば、医療のゲートキーパー役が

大学から門前払いされてしまった状態です。





国の激安医療費制度につかう

総診、家庭医が

不採算、不人気というのも

ある意味、当然のことのような気がします。







外科から総診に行った先生、

開業する場所、

とんでもない奥地を候補にしてましたが、

どうするつもりなんでしょう…。

ご健勝をお祈りいたしております。










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コメント

某大学の総合診療外来を一年担当しました。(総合診療部所属ではなく、応援を頼まれた、いわば助っ人です。)大学病院に来る患者さんの多くは「専門的」な診療・治療を求めてきます。たとえ客観的な診断が風邪であろうが、呼吸器の症状があれば、それこそ「肺癌ではないのか?専門の科に紹介してくれないのか」とおっしゃるわけです。そのような方にいくら言葉をつくして説明しても、まず納得されません。ゲートキーパーとしての役割を期待するなら、大学の中にではなく外におかなければ(それこそ、紹介状持参の患者さん以外はすべてお断りするといったような)だめだと思いました。

結局

訳の分らん不定愁訴のゴミ捨て場になるだけです。何らかの診断がつけば、当該専門科に行くだけなので症例経験にもならない。少なくとも給料激安の大学でやることじゃないでしょ。

 某大学分院の総合診療部は、いわゆる「医局講座制」からはみでた医師の収容場所として機能しています。実務はもともとの専門分野をそれぞれが行っています。きちんとした「総合診療」や「プライマリケア」は全くおこなっていません。
 総合診療も大学病院ではやりようがないのでしょう。大学に来る患者も医師も「専門診療」を求めています。これは地方の医学部付属病院でも同じではないでしょうか?
 総合診療を専門としようとしている人も、学会が複数連立しているので、「がん専門」のように統合しないと、若手や中堅の参入が難しいと思います。
 開業医にとっては大学病院は「医療連携室」機能がしっかりしていればよいと思います。

国の政策自体が総合診療科を「安上がりに済ませるための診療科」としてしか考えてないのに、普及するわけがありませんよ。自分のスキルをわざわざ安売りしようとする技術者はいません。

そもそも患者さんが紹介状を持って大学病院に来る時点で、すでにクリニックである程度の診断がついているわけであり、あとはそれに応じた専門の科を受診するだけです。大学病院に総合診療部を設置することは、プライマリケアをクリニックや市中病院に集約させる政策と矛盾しており、不要なのです。なぜそんなものを作ったのか、さっぱりわかりません。

>なぜそんなものを作ったのか、さっぱりわかりません。

教授ポストのためでしょ?
少なくとも自分の大学はそうでした。
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