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■血液内科 沖縄絶滅 「患者・家族の不安拡大 琉大骨髄移植医の退職問題/「理由を公表して」」…いや、公表したらなお医師がいなくなるのだが


全国的に絶滅が心配される血液内科医。

沖縄で絶滅が決まったようです。




「病状や治療方法を丁寧に答えてくれた。最近体調が悪いと聞いていたが、
まさか辞めるとは」


…まさか辞めると思わなかったから、

自分だけだと思っていたから酷使した、

ということなんですよね。





血液内科医は本当に大変な仕事です。

骨髄移植に限らず、白血病、悪性リンパ腫といえば

だれもが命にかかわる、というイメージがあると思いますが、

トラブルも多く、再発もあり、

担当医は信じられないぐらい働いています。







8年間、新入局員がいないぐらい悲惨な現状で、

逆に言うと、8年以上踏ん張ってきても

だれも助けてくれなかったということですね。






逆に医療行政はどんどん厳しさを増して、

ついに耐えきれなくなった、ということです。















骨髄移植県内で困難に 琉大病院成人担当 3医師全員退職へ  来月以降休止

沖縄タイムス 2009/04/09
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-04-09-M_1-027-1_001.html?PSID=cb243f8babf812ee89a757557207102d

 骨髄バンクが県内で唯一認定する、琉球大学医学部付属病院の第2内科で、成人(主に20歳以上)の骨髄移植を実質的に担当する医師3人全員が6月末までに退職する意向を示していることが分かった。すでに辞表を提出、後任のめどはたっていない。提供者(ドナー)の骨髄採取は3月から止めており、移植も5月以降休止する。

 同病院では小児科の骨髄移植チームの責任医が先月退職。血縁者間などバンクを介さない移植も同病院が中心になっているため、県内での骨髄移植は小児、成人とも困難な事態となる。

 医師らは、病院側から慰留されているが、3人とも辞職する方向という。

 骨髄移植は、主に白血病など血液の難病を抱える患者に必要とされる。同病院第2内科ではこの2年間、3人体制で採取・移植を行ってきた。小児科との連携や骨髄移植に絞って業務を縮小してきたが「負担はかなり厳しかった」(担当医)。第2内科のうち、骨髄移植にかかわる血液内科へ入局する医師は8年間1人もおらず退職も多かったため、体制維持が困難だったという。

 退職する医師らは8日、取材に対し、「関連病院の協力も得て踏ん張ってきたが、医療事故の危険も考えるとこれ以上は続けられない」「血液の疾患は特殊なため主治医でないと対応が難しく、一日も休日が取れなかった」と苦しい胸の内を語った。その上で、「血液内科の医師不足は全国的な問題だが、知られていない。医療の進歩で治る患者も増え、医師と患者の信頼関係も強く、やりがいのある分野。多くの人に関心を持ってほしい」と訴えた。

 県骨髄バンクを支援する会の上江洲富夫代表は、骨髄移植は生死にかかわり、患者も家族も厳しい期間を過ごすと説明。「本土でしか移植ができなくなれば経済的、精神的負担は大きすぎる。琉大病院はもちろん県も協力して支援体制を整えてほしい」と求めた。

 琉大病院の移植実績は、1999年から06年までの累計3件から09年4月までに25件と大幅に増加。バンクを通して現在、県内13人が移植を希望している。

 小児科の専門医の退職で、支援する会とがんの子どもを守る会沖縄支部が先月、現行体制維持を求める署名2万4325人分を同病院に提出したばかりだった。





琉大病院第2内科:骨髄移植停止も 担当医、過労で全員退職

毎日新聞 2009年4月9日
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20090409rky00m040002000c.html

琉大病院第2内科:骨髄移植停止も 担当医、過労で全員退職

 県内唯一の骨髄バンク認定施設の琉球大学付属病院第2内科で、骨髄移植を実質的に担当する医師3人全員が過重労働などを理由に、6月末までに退職することが分かった。骨髄の採取は3月で、移植は4月中でストップする。後任の医師が見つからなければ、今後も県内でバンクを介した骨髄の採取や移植ができなくなる可能性が高く、関係者は「県内の骨髄移植の態勢は壊滅状態。県全体の問題として考えるべきだ」と指摘している。

 退職する医師3人のうち、2人は県内の別の病院に移り、1人は休養する予定で、過重労働の背景に、血液疾患担当医師の慢性的な不足や医師を支える態勢の不備があると指摘している。

 7月から別の病院に勤務する医師(39)は「やりがいは十分にあるが、3人態勢ではいつ医療事故を起こしてもおかしくない状況」と話し、休養する医師(34)は「体調が悪い時でも勤務しないといけない状況が続き、以前から限界を感じていた」と述べた。琉大病院では小児科の骨髄移植責任者の医師が3月末で退職している。

 県骨髄バンクを支援する会の上江洲富夫代表は「県外で移植を受けざるを得ない状況で、患者や家族への経済的、精神的な負担が大きい。県全体の問題として行政が考えてほしい」と強調。2年前に夫が同病院で移植を受けた女性は「今後移植を待っている患者がどうなるか心配だ」と話し、県外の病院で移植を受け、琉大病院に定期健診で通う女性は「医師や患者にとって治療ができにくい環境があるなら、どうにか改善してほしい」と訴えた。

<用語>骨髄バンク

 白血病などの血液難病で骨髄移植が必要な患者と、骨髄の提供者を橋渡しする組織。バンクを介した骨髄採取や移植には、過去に採取や移植を10例以上経験した医師の在籍など、骨髄移植推進財団が定める基準を満たさなければならない。県内ではこれまでに23件の移植が行われた。

(琉球新報)






患者・家族の不安拡大 琉大骨髄移植医の退職問題/「理由を公表して」
過重労働改善も要望
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-04-10-M_1-030-1_001.html?PSID=4642501593c3b0a15add32bbe2d77492

 県内で唯一、骨髄バンクを介した移植が可能な琉球大学医学部附属病院の骨髄専門医3人が退職することに、患者や家族の不安が広がっている。同病院では3月に小児科の骨髄専門医1人が辞めた直後で、「なぜ次々に医師が辞めるのか」「病院は早く理由を調べて公表すべきだ」と訴える。一方、病院側は退職について「新聞報道で初めて知った。医師の所属する医局と調整し対応を決めたい」としている。

 2007年に白血病で骨髄移植を受けた男性の妻(33)は、今年2月末に担当医から直接辞意を聞いた。現在も夫は月1~2回通院している。「移植できて感謝している」と話す。一方、「白血病は再発が怖い。今度は県内で治療できなくなるかもしれないと考えると怖い」と不安を口にした。

 昨年10月に移植を受けた崎原正志さん(28)と妻の千尋さん(31)=那覇市=は約2週間前、別の担当医から退職について聞いた。
「病状や治療方法を丁寧に答えてくれた。最近体調が悪いと聞いていたが、まさか辞めるとは」
と驚く。

 正志さんは今月、一時体調を崩して再入院。最近退院した。千尋さんは「担当医は『心配な時はいつでも電話して』と言ってくれた。急な高熱や痛みで、夜中、救急に行くべきかどうか迷った時に相談したこともあった」と話す。

 医師退職の原因が過重勤務にあると新聞報道で知り、夫妻は心を痛めている。「医師の退職は患者だけの問題ではない。医療体制を守るためにも病院は、医師の勤務実態など問題の所在を明らかにしてほしい」と求めた。

 がんの子どもを守る会沖縄支部の片倉弘美幹事は「小児科医の退職をきっかけに要望した治療体制の継続についても、病院からまだ正式な回答がない」と病院側の対応に憤る。「別の医師も退職すると聞いて驚いている。早急な回答を要求したい」と述べた。(黒島美奈子)







ここで、医師の退職理由を公表する、

なんて言ったら、

ますます医師が集まらなくなると思います。




だって、

次に自分が退職するときは、

どのような理由であっても公表される可能性があります。

「○●医師は”結婚”のため退職、血液内科は存亡の危機に」

「△×医師は”開業”のため退職、骨髄移植は不可能に」

なんて書かれたらどう思いますか?




命がかかっている現場の過重労働がどれほどのものか、

なんだかわかっていない書き方です。




…だから、沖縄から血液内科医がいなくなるんですけどね。





















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コメント

>一方、病院側は退職について「新聞報道で初めて知った。医師の所属する医局と調整し対応を決めたい」としている。

いくらなんでも嘘でしょう。
本当ならあまりに危機感なさすぎ。

>「なぜ次々に医師が辞めるのか」「病院は早く理由を調べて公表すべきだ」と訴える。

そういう原因を想像できないから辞めるんですよ。普通の良識のある人なら、「なぜ」かは十分想像できますよ。

配達業務もあるんですよね。

骨髄移植といえば、ときどきドナーの方の麻酔があります。
血液内科の先生が採取するんですが、なんと、取った骨髄の搬送も血液内科の先生のお仕事と聞きました。
(そりゃ、車内とかに忘れたら大変だもんね。骨髄なくしたり破損したら患者さんの死亡に直結しちゃうもの)

進歩のジレンマ

治療法の進歩から、昔は助けられなかった患者さんを救命することが出来るようになりました。でも、救命できたからと言って治癒するわけではありません。そのような患者さんは開業医でフォローするのは困難(普通断られます)で、結果外来患者さんの増加&繰り返し入院する患者さんの増加を招いています。
例えば腎移植を行っている泌尿器科医は、ほぼ確立した(と泌尿器科医が言っている)手術そのものよりも外来での術後管理に神経をすり減らし、術後管理が進歩すればするほど、その負担は増える一方で決して減ることはないという現実に直面しています。その管理を腎臓内科に任せたくても、腎臓内科も不足しておりその余裕もない。

専門性が高いと、夜間に患者が全く別の原因で外来受診しても主治医に連絡が来ることも多々。例えば、脳梗塞なのに、抗癌剤を飲んでるからと神経内科、脳外科が診ない、下血しているのに消化器内科が診ないといった状況です。(琉球大の話ではないですよ、念のため)
その結果、勤務医の労働環境の悪化を招いています。

血液内科はその最たるもののひとつでしょう。

第二内科は代謝・内分泌、血液、循環器ですが、血液崩壊、循環器も第三内科(循環器、腎臓、神経)に統合されるようです。おそらく辞める人もいるんじゃないでしょうか。ほとんど糖尿病科と化しているらしい。大学病院でひたすらDM教育入院してるんでしょうかね。教授が定年退職ですので、教授選がらみで何か起こる(力技でどっかの血液専門医を引っこ抜いてすえるとか)んじゃないかと、いまからwktkです。聞いたところでは本年度の後期研修医は第一内科(呼吸器、消化器、感染症)一人、第三内科一人、第二内科ゼロとのことですから、南島の大学病院の内科崩壊も間もなくかと。ちなみに三内の教授も定年退職です。

>「医師の退職は患者だけの問題ではない」

悪いのは私じゃないと開き直る民度が問題なのにねw

  辞められた先生方、まずはお疲れ様でした。
  頑張って頑張って・・・、その末に辞めたらどんな扱いを受けるのか、よく分かる一例ですね。 状況が追い詰められるにつれて、内も外も雰囲気は悪くなりやすい。 余裕があるうちに辞めていたら、まださらし者にならずに済んだでしょうに。
  最近、人生はバクチだということが分かってきた様に感じています。 運不運、ヒキの強さ弱さの影響が非常に大きい。 計画的に圧勝すること勝ち続けることは、非常に難しい。 私が今大切だと思っていることは、勝っているうちに止める事です。 少なくとも、負けが込まないうちに、致命的な一敗をもらわないうちに。 まだ状況が悪くならない間に逃散、その時期を逃すと・・・。

>私が今大切だと思っていることは、勝っているうちに止める事です。
医師が勝ってるうちってのは、学生までですかーー??
いまなら、初期研修まで??

ってことは、選択した時点で......

医師免許をもってお嫁にいく

女子医出の上司が昔、医師免許は嫁入り道具の一つくらいと思っている女性もいるといっていましたが、臨床やらずにライセンスだけ持っているのが一番なのかな?

麻酔科医なんて、挿管困難という地雷が常にありますからね。

無能なのに、長く麻酔科をやり過ぎたかも@自分。

たった3人でよくぞ今までやってこられましたね。まずはお疲れ様といいたいです。国のシステムを変えないと日本の医療は後退の一途でしょうね。削減されつづける医療費。焼け太る天下りの役人。これが諸悪の根源だと国民がわからない限り焼け野原は避けられないでしょうね。

この大学病院のHPは凄いですね。誰が、何の専門医か、果ては、どんな講習会を受講しているか、すべて詳細にHPで晒しています。そのうち、退職理由も公開する予感がしないでもありまん。

>すべて詳細にHPで晒しています。
講習会受講費用、学会費、更新費用などの負担は一切しないでしょうね>大学
美味しいとこだけ頂きます (^人^)

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