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■ベット1床月12万円赤字ナリ 「医業収支:病院の赤字、過去最大 100床当たり月1261万円--08年調査」

100床当たり月約1261万円赤字

ってわかりずらいですよね。




簡単に言うと、

病院はベット一つで月に12万円以上赤字になっている

ということです。

ずらりと並ぶベットを見ると

赤字の山に見えてきませんか(1)?






>総収支でみると、黒字の病院は23・8%にすぎず、76・2%は赤字

…病院の7割以上が赤字なんですね。

つまりは、近い将来、

病院は7割以上がなくなるかもしれません。








医業収支:病院の赤字、過去最大 100床当たり月1261万円--08年調査


毎日新聞 2009年3月31日 東京朝刊

http://mainichi.jp/select/science/news/20090331ddm002040064000c.html

 全国の病院の医業収支(医療での収入と経費の差)の赤字が08年に、ベッド数100床当たり月約1261万円に上ったことが、全国公私病院連盟(竹内正也会長)と日本病院会(山本修三会長)の調査で分かった。67年の調査開始以来最も赤字が大きかった。コストカットを優先する病院が多い中、診療報酬だけで経費を賄えない現状があるとみられる。

 全国の病院の約4割にあたる3412病院に対し、08年6月1カ月の医業収支などを尋ね、1206病院(回収率約35%)が回答した。

 医業収入は100床当たり約1億3609万円で、対前年比1・1%の減少。内訳は、入院収入が約9063万円(対前年比0・1%増)でほぼ横ばいだったが、外来収入は3・6%減の約3995万円と落ち込んだ。

 必要経費に当たる医業費用は約1億4870万円で、1・2%増。給与費の伸びが目立ち、1・3%増の約7791万円。100床当たりの赤字額は月約1261万円で、過去10年で最少だった00年(月約475万円)の倍以上に膨れ上がった。

 また、医業外を含めた総収支でみると、黒字の病院は23・8%にすぎず、76・2%は赤字だった。【河内敏康】




ど根性理論で、

医師は24時間、365日働け、

過労死するぐらいがちょうどいい、

なんて言っている方に

このデータを見てほしいものです。





劣悪な条件で働かせて、

しかもベット一つ当たり

月に12万円ずつ赤字になっていく、

そんな職場です。

しかも、その料金体制を決めているのが

日本の国ですから、どうしようもありません。






赤字企業が淘汰されるなら、

日本の7割の病院は

消えゆく運命にあります。











(1)私のイメージ(笑)。

鬱
(1998/09/19)
ピンク・フロイド

商品詳細を見る


ピンク・フロイドです。

名作なんですが、これって廃盤?

ちょっとびっくりです。








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コメント

アルバムタイトルが
ぴったりですねぇ

この記事を見ての感想は、医者の給料が高すぎるからだって言う人が多いんだよなきっと。

「7割以上赤字」って事は制度がおかしいって事でしょう。

七割以上の施設が医者に給料払いすぎ
って考えると思います。

実際は、このアルバムのベッドすべてが患者で埋まってるんだよね

赤字の最大のポイントは、給与費の伸びにありそうな記事になっていますが、その原因は7対1看護にして、看護師を確保しなければ入院単価を減らす(基準を満たせばちょっと増やす)というところでしょう。
7対1看護を実現するだけの看護師を雇うコストが入院費の優遇よりも高いから、収入増につながらない(というより収入源になる)。
それだけの看護師をそろえられなかったところは強制的に収入減。どうあがいても収入は減っていくわけです。

まあ、コストをしっかりとれる急性期医療を充実させ、入院期間が短く、ベッドの回転が速く、外来がしっかりしているような「大病院」だけがかろうじて生き残れるようになっているだけですね。
政府・厚労省の狙い通り、というやつですな。
別に驚くに値しません。

診療報酬

役人の役人による役人のための 安い安い安い診療報酬だから 赤字になるのは 役人の狙いどおりです。

実際は、このアルバムのベッドすべてが患者で埋まってるんだよね
⇒ 病床削減によって、椅子とりゲームならぬ『ベットとりゲーム』になるワケですね。

  代金の払いが悪い顧客を対象にした時点で、ビジネスモデルは崩壊しています。 自分で代金を払えない(かわりに払ってくれる人がいても、ケチ)、払えても払うツモリがない、買い叩きをする、ソンナ不良顧客を対象にした時点で、負けの可能性は非常に高い。
  歴史上、医療(特に最先端)は特権階級の贅沢品だったのではないでしょうか。 医療は食料と違い、なくても今日明日に命に関わる国民は、そうでない国民に比べて圧倒的に少ない。 正直、社会の余力がなくなると真っ先に切り捨てられる側である可能性は低くない。 その意味では、医療が生活必需品であるかどうか、最近私はかなり疑問です。 モチロン、私も王侯貴族ではないので、気軽に医療が受けられる社会は、受けられない社会よりもずっと健全だと考えます。
  本来贅沢品であったものを、当然の権利として要求されるようになったコト、その点にそもそも間違いがあったとしたら・・・。 努力や気概では、原理原則は変えられません。

医療は

社会のインフラであるべきだとは思いますが、インフラにも2種類あります。
水>火≧電気のようなないと即生命に関わるものか、もしくは毎日使うようになった現代では必須なもの。(もちろん電話なんぞは必須インフラには入れないw)
医療は、毎日使わないが、ないと困るインフラ。その点で、安いが一番とか「常に」安定供給することが最重要課題ではないように思います。

医療は

社会のインフラであるべきだとは思いますが、インフラには2種類あります。
水>火≧電気のようなないと即、生命に関わるもの、もしくは毎日使うようになった現代では必須なものがひとつ。(もちろん電話なんぞは必須インフラには入れないw)
医療はもう一種のインフラ。毎日使わないが、ないと生命に関わるインフラ。その点で、安いが一番とか「常に」安定供給することが最重要課題ではないように思います。

「おらが村にも病院!なんで無くすんだ病院!」といっている国民性は噴飯ものです。

「おらが村にも病院!なんで無くすんだ病院!」といっている国民性は噴飯ものです。
⇒ 御意。

  私は社会における医療は、零戦における防弾鋼板や防弾タンクの様なものだと考えています。 平時はデッドウェイトになりかねず、下手をすれば全体のパフォーマンスを落としますが、イザ敵弾を貰うと無ければ非常に困る。 日本は個人の責任にして、システムで安全を保障する意識が乏しいように感じています。
  零戦は熟練パイロットの喪失や、要求性能上昇に対する相対的な性能不足などで、もともとの打たれ弱さを露呈してしまいました。 すぐに燃えるので『ライター』などとうアダ名もあったそうです。 現状の医療は、指導医層の逃散や、『いつでも100%治らなければおかしい』的な要求など、零戦の二の舞を演じているように思われてなりません。
  私は自分自身が人生という戦場で、病気や事故という敵弾を全く貰わずにいられるとは思っていません。 医療という頑丈な防弾設備が是非とも欲しいですし、その為の財政的な負担は仕方ないと思っています。 病気になった時の医療費による破産が多い国家が良いとは、とても思えません。 もし多数の国民が医療への負担を拒むなら、民主主義国家では仕方ないことです。 しかし、イザ病気になってから泣き言を言うのは勘弁して頂きたい。

>医療は社会のインフラであるべき
>「おらが村にも病院!なんで無くすんだ病院!」といっている国民性は噴飯ものです。
当県の多くの自治体には、公立病院がありません(大合併で数字の上では、公立病院をもつ病院の比率は増えましたけどね)
で、住民の健康増進のために、多くの自治体がしている事は夜間照明を完備した野球場であったり、立派な体育館であったり、温水プールであったりするわけです。そういう選択を過去にしてきたんだから、今更仕方ないっしょ

と公立病院のニュースを見るたびおもふ

おだまき様、こんた様、

>現状の医療は、指導医層の逃散や、『いつでも100%治らなければおかしい』的な要求など、零戦の二の舞を演じているように思われてなりません

零戦は貧乏だったんだからしょうがないですが現代日本の医療は…。何回も書いてるけど日本はいつからこんな貧乏臭い国になったんですかねえ…貧乏なんではなく貧乏臭い。

>で、住民の健康増進のために、多くの自治体がしている事は夜間照明を完備した野球場であったり、立派な体育館であったり、温水プールであったりするわけです。

ハワイ・マレー沖海戦後に大和型戦艦量産…w。

えー、一応、ライター(ワンショットライター)と呼ばれたのは一式陸上攻撃機ですね。
防弾性能を上げると、飛行性能が落ちるので、戦闘機並みの速度を出すためにあえて防弾を減らしたために悲惨な結果を招いた名機です。
大戦末期には桜花の母機になったのも有名で、桜花もろとも火だるまになったという…

いや、軍オタもどきとしては突っ込んどかんと。

えー、一応、ライター(ワンショットライター)と呼ばれたのは一式陸上攻撃機ですね。
⇒ ご指摘有難うございます。
  手元にあった第二次世界大戦「幻の秘密兵器」大辞典(廣済堂ペーパーバックス)の、P94の記述を元に書いていたのですが、元文献に誤りがあったようです。 スミマセン。
 ・・・おみそれしやした。

…貧乏なんではなく貧乏臭い。
⇒ まさしく。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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