2008/04/11
■後期高齢者医療制度 保険証気づかず廃棄や破損? 再発行道内3500枚 後期高齢者医療浸透せず]
年金から天引き、死んだ人からも天引き、
そして、
病院には個人情報保護法を盾に
保険の有無も問い合わせても
答えてもらえない。
…
激変緩和措置が取られていますが、
1年後、高齢者は大きな天引き徴収に
襲われます。
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「医療制度」の新保険証不達続出、厚労省が確実送付求める
2008年4月10日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20080410-OYT8T00242.htm
今月から始まった後期高齢者医療制度で、新たに発行された保険証が本人に届かない事例が各地で相次いでいるため、厚生労働省は9日、制度を運営する各都道府県の広域連合に対し、確実に送付するよう求める通知を出した。
同制度を巡っては、仕組みが複雑な上、周知不足も相まって、各市町村窓口などに問い合わせが殺到している。
同制度では、保険証の郵送作業は各市区町村が担当している。厚労省によると、
〈1〉配達記録郵便で送った場合で、本人が不在だったために郵便局が不在票を入れたが、その後、本人から連絡がない
〈2〉(配達記録ではなく)普通郵便で送った場合で、当該住所に本人が住んでいない
――ために市区町村に保険証が返送されるケースなどが相次いでいる。このほか、保険証が入った郵便物をダイレクトメールと勘違いして開封せずに捨てたり、開封しても保険証と気付かずに捨てたりするケースも出ている。
こうした事例について厚労省は同日、各広域連合を通じ各市区町村が把握している実数の調査も求めた。
厚労省によると、自治体に返送される事例では、本人に届かずに悪用されることを防ぐため、配達記録で「転送不要」として送ったために、高齢者が施設入所などで転居届を出していても転居先に転送されない事例も含まれている。同省は、電話などで本人と連絡を取るなどの対策を求めた。
東京都足立区では、3月10日以降、約5万3000通を配達記録郵便で発送したが、約1000通が戻ってきた。うち約300通はその後、「届かない」という問い合わせがあり、本人に渡した。残りの約700人にはまだ連絡できていない。同区では「制度の仕組みに関する問い合わせへの対応で手いっぱい」とする。
千葉県佐倉市では、配達記録郵便で約1万3000通を発送し、約40通が戻ってきた。同市では「悪用を防ぐため、保険証を転送可能な郵便で送るのは避けたい」として、「預かっているので連絡してほしい」という普通郵便を送る予定だ。
約107万人の被保険者を抱える東京都後期高齢者医療広域連合には、保険証の発送を始めた3月10日から今月8日までに約1万600件の問い合わせがあった。「保険料の算出根拠を知りたい」「医療費に上限はあるのか」などの質問が多いという。
「全額」「1割」病院も混乱
新制度による混乱は病院も直撃している。
福岡市の福岡赤十字病院では、新保険証を持っていない患者に対しては診療費の全額自己負担を求め、持ち合わせのない人からは預かり金を受け取っている。病院医務課では「自治体に保険資格の有無を問い合わせても個人情報保護を理由に教えてもらえない。保険証以外に確認のしようがなく、診療費をもらうしかない」と弱り切っている。
一方、福岡大病院では「全額自己負担を求めると、トラブルになりかねない」として診療費の1割を求め、後日、新保険証を持参してもらい差額がある人については徴収している。病院側は「制度が浸透していない」と渋い顔だ。
年金天引き額793万人に発送
社会保険庁は9日、75歳以上を対象とする後期高齢者医療制度の保険料を年金から天引きする金額を示した「年金振込通知書」の発送を開始した。15日支給の年金から天引きが始まる計約793万人に送付する。
通知書の明細には、これまで天引きされていた2か月分の介護保険料額と所得税額に加え、後期高齢者医療保険料額と、これらを年金額から差し引いた支払額が記載されている。
後期高齢者医療制度 75歳以上と、一定の重い障害のある65~74歳を対象にした新しい医療保険制度。全国で約1300万人が対象となる。国民健康保険などに加入している場合でも75歳の誕生日を迎えると、新制度に移行する。保険料の全国平均は年額で約7万2000円。原則として年金から天引きされる。医療機関での自己負担は原則1割(現役並みの所得者は3割)。
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聞くところによると、
今回の後期高齢者医療制度の
保険証は何だか
とってもシンプルだそうです(笑)。
あまりにシンプルで、
全然保険証ではないみたいらしいです(笑)
(私はまだ実物を見てませんが)。
それで「保険証」だと
気付かずに捨ててしまう方も
多いと聞きます(笑)。
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保険証気づかず廃棄や破損? 再発行道内3500枚 後期高齢者医療浸透せず
北海道新聞 2008/04/10 06:50
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/86405.html
七十五歳以上を対象に一日スタートした後期高齢者医療制度で、交付した保険証が行方知れずとなり、各自治体が再発行するケースが道内で相次いでいる。保険証と気づかずに廃棄したり、破損してしまう高齢者が多いためとみられ、制度そのものの浸透不足が浮き彫りになっている。
道内で新制度の対象者となる約六十三万五千人は一日から、これまでの国民健康保険証などが医療機関で使えなくなった。
新たな保険証は、三月中旬から下旬にかけて、各市町村が郵送などで対象者に交付した。しかし一日以降、各自治体には「届いてない」「破けてしまった」などと問い合わせが続出。同制度を運営する北海道後期高齢者医療広域連合によると、九日夕までに報告があった再発行枚数は百十三市町村で約三千五百枚に上る。
北海道新聞社の調べでは、再発行枚数は札幌市千五百四十枚、函館市四百四十枚、旭川市三百九十枚など。
新たな保険証は、はがき大の紙製。従来の、はがき大で三枚折りの保険証や、キャッシュカード大の保険証とは形態が違うため、「保険証だと思わないで捨ててしまう人が多いようだ」(帯広市)という。
病院も、保険証がない患者の場合、自治体に本人確認の電話をするなどして対応しているが、「制度自体を知らない人もおり、説明に時間がかかる」(札幌市内の総合病院)と困惑の声も出ている。
同連合によると、あて先不明などで各市町村に戻ってきた保険証も、九日夕までに判明しただけで約千四百件に上る。
関係者は「保険証がない人は、早急に役場に連絡を」と呼びかけている。
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ごめんなさい。
↓この記事と、ほとんどダブっていますが、
両方にコメントをいただいておりますので、
このままで行かせてもらいます。
■保険証気づかず廃棄や破損? 再発行道内3500枚 後期高齢者医療浸透せず
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-72.html
朝の忙しいところで、
ばーっと、打って保存したところ、
画面が真っ白に…。
…
こちらの頭も真っ白になりましたが(笑)、
あきらめて、
再度記事を打ち直しました(涙)。
…
そしたら、実は最初の保存が生きていたんですね。
似たような内容の記事が
2個出来上がってしまいました(笑)。
いかに私が即興で、
切羽詰った記事をアップしているかが
良く分かる記事2つでした(笑)。
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コメント
2年前に決定して、昨年には法律も確定して、さらに選挙の時に民主党に突っ込まれながら、厚労省のいいなりで国民に(医療機関にすら)殆ど詳しい情報を提供せず、制度実施になってから「こんなのおかしい」というマスコミも、十分加害者ですよ。ね、みのもんたさん。
2008/04/11 10:44 by Seisan URL 編集
2008/04/11 19:21 by ななし URL 編集
ケツはお前らが拭けby厚労省
診療時における長寿医療制度の被保険者資格の確認については、従前の被保険者証によるほか、運転免許証等により氏名、生年月日及び住所を確認することにより行うことができますが、最終的な診療報酬の請求時には、新たな被保険者証により被保険者番号等を確認の上、請求を行っていただくことが基本となります。
(解説)
・旧保険証や免許証を提示した患者様からは1割しか徴収してはならぬ(非難の矛先が俺たちに来るから)。
・新しい保険証番号はお前ら医療機関が確認しろ(めんどくせーから)。
・旧番号での請求は認めない(金出したくねーし)。
・確認が取れずに請求できない?知ったこっちゃねー♪
以上、厚労省でした。
2008/04/12 13:31 by 耶馬苦痢陰弔 URL 編集