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■アメリカ116人vs日本27万8000人 「麻疹が流行する国で新型インフルエンザは防げるのか」 岩田 健太郎

ようやく入手しました~。

なんか知りませんが、

一時、売り切れ続出になった模様。





とてもタイムリーな本です。

日本の予防接種行政が

以下に遅れているか、

よくわかる本です。




クリックするとアマゾンに飛びます。

麻疹が流行する国で新型インフルエンザは防げるのか麻疹が流行する国で新型インフルエンザは防げるのか
(2009/02)
岩田 健太郎

商品詳細を見る


岩田 健太郎
神戸大学大学院医学研究科・微生物感染症学講座感染治療学分野教授。島根県生まれ。1997年、島根医科大学(現・島根大学)卒業。沖縄県立中部病院、コ ロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院内科などで研修を受けたのち、アメリカ、中国で医師として働く。2004年、帰国し、亀田総合病院に勤務。 感染症内科部長、同総合診療・感染症科部長を歴任し、現職にいたる

目次

1 感染症大国七つの盲点
「いまここにある感染症」が見えていない
風邪に抗生剤—医療のリスクが見えていない
世界標準から二十年遅れのワクチン行政
新型インフルエンザ対策は万全か
真剣味が足りないエイズ対策
薬は誰のものか—無責任な許認可のしくみ
感染症のプロが育たない

2 抗生剤と薬四つの盲点
耐性菌とのイタチごっこ
ないないづくしの抗生剤
まちがいだらけの使い方
薬価と添付文書への疑問

INTERMISSION 身近な感染症対策

3 不幸な共犯関係を終わらせよう
予防医療が重要
医療は朝令暮改でいい
ノイズの多い情報に振り回されずに薬を選ぶ
メディアと医療界の関係改善
医者任せでは「負け組」になる
医療の自由化を進める—シェアード・デンジョンン・メイキング






ちなみに

アメリカ116人vs日本27万8000人

は帯に書かれている、

麻疹の罹患患者数の

対比です。






あと、著者は別ですが、

最近の記事で予防接種を啓蒙しておられる

薗部先生の記事を取り上げたいと思います。





予防接種で子どもたちを救いたい
薗部友良さん・日本赤十字社医療センター小児保健科部長

asahi.com 2009年3月9日

http://www.asahi.com/health/essay/TKY200903030100.html

 昨年末、「インフルエンザ菌b型」(Hib=ヒブ)による細菌性髄膜炎の予防のためのワクチンが販売され、マスコミなどで盛んに紹介されました。

 当院でも、受診に来られたお母さんから、「本当に必要ですか」と尋ねられることがあります。

 私はすぐに「もちろん必要です」と答えます。正しい情報が届いていないお母さんが多いと感じています。

 世界保健機関(WHO)はヒブワクチンをポリオや麻疹(はしか)などと同じように、重要なワクチンとして推奨しています。

 はしかにかかると2000人に1人の割合で亡くなるという報告がありますが、細菌性髄膜炎は100人に3~5人という、より高率の死亡率が報告されています。

 もっというと、幼少期に細菌性髄膜炎にかかって、幸いにも治ったものの、成長するにつれて知恵遅れなどの後遺症が見つかる場合もあります。

 さらにヒブは、一度かかっても再びかかることがあります。そこで、一度かかった人にも、年齢に応じた回数のワクチン接種をお勧めしています。

■命を守るワクチン

 そうしたわけで、ヒブへの関心は最近高まりましたが、多くの人は感染症という病気にあまり関心をお持ちにはならないと思います。せいぜい都合の悪いときに風邪で熱を出して、ついてなかったと思うくらいだと思います。

 人類の永遠の敵である感染症には、エボラ出血熱という恐ろしい病気から鼻風邪まで、多くの病気があります。これを二つに分けますと、ワクチンで防げる病気(VPD:Vaccine Preventable Diseases)と、ワクチンでも防げない病気になります。

 ワクチンは世界中で使用されていて、今まで数え切れないくらい多くの命と健康を守ってきました。

 しかし、日本ではそうではないのです。現在でもはしかの流行は続いていますし、ワクチンさえ接種すれば防げるはずの病気で、多くの子どもの命と健康が損なわれているのです。

 かつては不治の病と言われた小児がんでさえ、現在では約70%が治ります。それなのに、これほど「もったいない」ことはありません。これは、日本の予防接種制度が世界に比べて極めて遅れているからです。

 こんな話、聞いたこともないしでしょうし、「うそだろう」と多くの方がびっくりされますが、真実なのです。

 日本では接種できるワクチンの種類が少ない上に、原則無料で接種できる定期接種の種類も少ないのです。たとえば、やっと日本で接種できるようになったヒブワクチンも、先進国では20年前から接種していたものなのです。

 せめて5年遅れの15年前に導入されていれば、約1万人の子どもがヒブで細菌性髄膜炎にならずに済み、多くの死亡者と、脳の後遺症を持ったお子さんを出さずに済んだのではないでしょうか。

 しかし、いくら良いワクチンを作っても、接種を受けなければ効きません。定期接種の中に入れて完全無料化することと、病気の恐ろしさについての知識を皆が常識として持てるくらいに、政府や社会が多くの人に伝える努力をすることが大切です。

 国のワクチン代がかかるといっても、ほとんどのワクチンは、全員に無料接種した方が医療費など社会全体が損をする費用より安くつくのです。当然この中にお子さんを失ったり、障害で悩んでおられたりする方の「心の救済費」は含まれておりません。

■導入待たれる様々なワクチン

 このほかに、早く日本に入れるべきものには、小児用の肺炎球菌ワクチン(PCV)があります。この病気はヒブの次に多い細菌性髄膜炎の原因となる菌で、毎年、日本でも約200人がかかっていると推定されています。

 また、肺炎球菌は、中耳炎の中でも、繰り返し重症になるタイプの中耳炎の原因菌でもあります。

 この菌による重い細菌性肺炎でも約1万人以上が苦しんでいます。日本では主に老人の肺炎予防のワクチンは発売されていますが、2歳未満の子どもには効かないのです。

 小児用の肺炎球菌ワクチンは大変効果が高いので、WHOも、ヒブワクチンと同じく、すべての国で定期接種にして、子どもたちを守りなさいと指示しています。

 さらに、胃腸炎予防のロタウイルスワクチンと、多くの若い女性が毎年亡くなっている子宮頚(けい)がん予防のHPVワクチンの早期導入も望まれます。

 ワクチン接種費用の問題は新しいワクチンに限りません。おたふくかぜも、水ぼうそうも、皆様ご存じないでしょうが、確かに多くの方は軽く済んでおりますが、死亡者も出る重大な病気です。

 おたふくかぜでは、一生治らない難聴が毎年数百人は出ております。水ぼうそうでも神経が侵されるなど、合併症が多いのです。

 そのためにWHOでも、先進国では定期接種に入れる方がよいと勧告しています。本来はこれらも麻疹・風疹と同じく2回接種です。B型肝炎は、WHOが、定期接種にすべきワクチンだと指示しています。この病気は母子感染だけでうつる病気ではありません。父親を含めた無症状の家族や友達からも感染します。輸血で毎年10人以上がB型肝炎に感染しているのが現状です。

 インフルエンザは、実際に脳炎を起こすお子さんが多数おられます。このインフルエンザワクチンには限界がありますが、かかる人を一人でも減らすために、米国と同様に定期接種化することが望まれます。有効性の高い新しいタイプのインフルエンザワクチンの開発も有望なので、本腰を入れる必要があります。

 ぜひこれらすべてのワクチンを、日本でも無料の定期接種にすべきものと思います。

 そのほか、日本の遅れた予防接種制度には多くの問題点がありますが、これらのことは皆様方には伝わっていませんので、それほど批判も起こってこなかったのです。

■情報発信を

 早急に行うべきことは、これらのワクチンで防げる病気(VPD)の正しい情報が政府、社会から発信されないことへの対策です。そのため小生らは「『VPD(ワクチンで防げる病気)を知って、子どもを守ろう。』の会」を立ち上げました。

 インターネットの検索で「VPD」と入れますとすぐに出てきます(http://www.know-vpd.jp/)。普通の方に役に立つワクチン情報を分かりやすく満載しております。

 お子様を愛するのであれば、ご自分のお子様だけでなく、弟や妹、ワクチンを受けられない病気の方などを守るために、ワクチンの必要性を理解していただきたいと思います。

 またその病気にかからずにワクチンを受けられたなら、それまで多くの人がワクチンを受けてその病気の流行を防いでくれたことに感謝するのも忘れないでください。人間は皆、助け合って生きていく必要があります。

 そして、少子化対策も大切ですが、せっかく生まれてきた子どもたちを健やかに育てるために、国の予防接種政策に関心を持って、家庭の宝であり、国の宝でもある子どもたちを守っていきましょう。

 現在、抗がん剤でも問題になっていますが、日本ではワクチンを含めて、世界で認められた新しい薬を使えるようになるまでにものすごく時間がかかっているのです。薬の審査や承認にかかわるこうした部門の人手を増やすなど、国民の健康を守るための政府の努力が望まれます。

     ◇

 薗部 友良(そのべ・ともよし)日本赤十字社医療センター小児保健科部長。1968年千葉大卒。日本川崎病学会会長を務めている。信条は「子どもの命と健康を守る」。日本の予防接種制度の問題点に取り組みながら、執筆活動やワクチンの治験などで活動してきた。2008年4月から「『VPDを知って、子どもを守ろう。』の会」代表。







防げるはずの感染症を

みすみす逃して

多くの被害が出ている国、日本。




感染症後進国である日本の医療行政で

なんで「新型インフルエンザの予防接種?」(1)

と思った方も少なくないでしょう。

抗体価の上がらない、

しかもまだ出現もしていないワクチン

つくって試すまえに、

すでに確立されているワクチンを

なんで導入しないんでしょう?









新型インフルワクチン?

そんなことやる前に

麻疹の予防接種やらんかーい!!

とおもう管理人でした。






(1)
新型インフルワクチン関連 …他にすることいっぱいありますよね? 

■医師らへ試し打ちで8人入院 「新型インフルワクチン、試験接種で8人入院」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-602.html

■ただいま実験中(笑) 「新型インフルワクチン、事前接種開始 医師ら70人に」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-310.html

■医師6000人に試し打ち 「新型インフルエンザ対策 医師らに6000人接種」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-83.html








関連記事

コメント

予防接種に反対の団体がいくつもあるようです。
それらの団体の影響なのでしょうか。

近頃若いお母さんたちには
【ワクチン】=悪
という考え方を持った人が非常に多いことに驚きます。

『何で病気の原因になるものを子供の体の中に入れなきゃいけないの!!』って、

オイオイ、そりゃ違うんでねーかい!

大変なことが起こらなきゃ分からないみたいです。
仕方がないのでしょうね。。

10万人に一人発生する副作用のために、かかったら2000人に一人が死亡するワクチンが十分にできずにいます(日本脳炎です)。

日本は薬の「副作用」ばかり問題にして、それを使うことによるメリットを見ようとしません。

そして、この予防接種行政の世界的に見たら後進国並み、という事態を招いたのは実は間違いなくマスコミです。
MMRワクチンの副作用が発生したとき、すべてのマスコミが「予防接種反対キャンペーン」みたいな報道を展開、予防接種なんて危険だからしてはいけない、という市民運動まで発生(一部は今も残ってますね)、予防接種率が1990年代前半に大幅に低下しました。それがいま日本で麻疹が普通に流行ってしまう原因だとも言われています。そのため、厚労省は予防接種法を変え、集団接種から個別接種(普段の健康状態を把握している主治医に接種させる)にかえて、しかも接種義務を外し「お勧めする」だけにしてしまいました。
それが今の予防接種行政に至るまで影響して、積極的な導入を妨げている(異様なまでに慎重な治験、承認をなかなか進めようとしない審査)原因になっているんです。

まあ、マスコミが、自分たちが過去に行った報道をきれいさっぱり忘れて、全く反対方向に叩くのは今に始まったことではないですけどね。

追記
1989年のMMR導入は世界的にも早い方でした。
1970年代のポリオワクチンなんて、日本国内の流行を座視できないと、患者団体の代表の人が当時のソ連に渡って、ワクチンを分けてもらい、日本に広める(そのワクチンは現在もつかわれております)話が映画になっているくらいです(見たいんですけど、今は入手困難です)。
当時は必要だと思われたら積極的に入れていくのが厚生省でも主流でした(景気も良かったしね)。
それに急ブレーキをかけたのがMMRワクチン副作用に伴うマスコミの大キャンペーンだったわけです。

エントリとずれますが、診療でもスピード違反はゆるさん、現場取り押さえという記事。
以前、医師とドクターカー関連の記事がありました。招集があっても行くなと止められたケースのようです。一体、国家は我々にどうしろというのでしょうか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090317-00000044-yom-soci

おっしゃることには全く以って同意ですが
成人の肺炎球菌ワクチンでさえ
2回目以降の接種については担当医にリスク丸投げ(事実上一生に一回のみの接種)にする
事なかれ主義のこの国では望むべくもないでしょうね。

5年後に再接種するかどうかは「医師の判断に任せる」でしたね。確か。

結論 : 『無理』
でよろしいですか? 

英米ワクチン事情

いつも記事を参考にさせて頂いています。
英国・米国でもそれぞれ問題は多いようです。

拙ブログ(http://kurie.at.webry.info/)より
麻疹流行の深刻化/英国医療事情
/200902/article_14.html
水痘パーティーへの招待状/米国
/200902/article_5.html
インフルエンザワクチン義務化の試練/米国医療事情
/200901/article_9.html
ワクチン接種 取扱いをやめる医師/米国医療事情
/200812/article_5.html
はしか流行と親によるワクチン接種拒否/米国
/200808/article_44.html
米国での麻疹(はしか)流行 2001年以来の規模/米国医療事情
/200805/article_4.html
親によるワクチン拒否で公衆衛生上の危険性
/200803/article_39.html

ご紹介された本を先日入手して、本日夕方から職場で読み始めて一気に最後まで読んじゃいました。(おかげで仕事が・・・・・)

私はワクチンとは比較的関わりの薄い仕事をしているのでそちらについてのコメントは差し控えますが、後半部分にあるマスコミについての記載は、皆同じような感想を持つなあ、と思って読みました。

> どこの国のマスメディアもいい加減なところはありますが、日本のメディアほど医療報道の質が低い国を私は知りません。
> 日本記者は論文を読まずに記事を書きます。これが普通の状態となっているため、論文を読む力がつかず、記事内容もいい加減になってしまうのだろうと思います。
> ほとんどの健康情報番組が、「嘘はついていないけれど」不適切な健康情報を垂れ流しています。

で、もっとも共感したのが、この言葉。いいこと言うなあ。

> 日本の教育現場にぜひ取り入れてほしいことが三つあります。それは、健康教育、お金の教育、そして質問をする教育です。

思うに、テレビ番組のほとんどがこれらに逆らっているような・・・・・
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フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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