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■救急ヘリの医師放置プレイ改善か 「ヘリで救急搬送後はヘリで帰院を」



意外と知られていないのが

救急ヘリによる

医師の放置プレイです。









救急患者さんを機関病院などに

ヘリで搬送したとします。




医師の同乗が基本的に必要です。

で、同乗した医師はどうなるでしょう…?





ドラマではかっこいい姿ばかりですが、

同乗した医師は

その病院に取り残されることになるのです。





ヘリ?

ヘリはすぐ飛んで行ってしまいます。

その間、わずか数分。








残された医師は

それこそ悲惨です。










ヘリで救急搬送後はヘリで帰院を

更新:2009/01/08 22:13   キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/20022.html


 総務省消防庁は、消防防災ヘリコプターで傷病者を搬送する場合、消防本部などの要請に応じて乗り込んだ医師を搬送後に消防防災ヘリで勤務先の医療機関に送ることを求める通知を、各都道府県の消防防災主管部長などに出した。


 同庁によると、消防防災ヘリによる傷病者搬送では、搬送先の医療機関への引き継ぎ時間が長時間に及ぶことがあり、ヘリが待機できず、結果として医師がタクシーなど別の交通手段で勤務先医療機関に戻るケースが多いという。

 このため通知では、消防防災ヘリの保有団体に対し、傷病者を医師の勤務先医療機関とは別の医療機関に搬送した場合には、搭乗依頼に応じた医師を勤務先医療機関に消防防災ヘリで送るよう努めることを求めている。

 ただ、医師の帰院搬送を実施する場合、消防防災ヘリが次の傷病者搬送に速やかに対応できなくなることも予想される。これについて同庁では、「賛否は分かれると思うが、できるだけ帰院搬送してほしい」と話している。








消防が「医師は同乗してください!!」

といって、患者さんも大変な状態なものだから

すべての仕事をストップして

ヘリに乗り込むわけです。




そして、目的の病院へ。

ヘリは患者さんを下ろして、

そのまますぐに飛び去ってしまいます…。





降りた医師は、受け入れ先の医師と

引き継ぎをしようと患者さんと一緒に

降りているので、

「あらら、私どうしたらいいの?」

という放置プレイにあうわけです。



>ヘリが待機できず、結果として医師がタクシーなど別の交通手段で勤務先医療機関に戻るケースが多い


…多い、って言いますけど、

ヘリで戻ってきた、

という話はまったく聞きませんので、

「ほぼ100%現場に医師を放置する」

というのが

今の救急ヘリの運用状況なのです。





白衣とサンダルだけで、

お金も持っていない状態で、

交通機関では3,4時間かかるような場所に

医師は放置されるわけです。







消防庁のお願い聞いたら、

「田舎から大都市の真ん中にヘリで連れてこられて放置プレイにあった」

というのは医師の間ではたまに聞く話です。





ヘリ搬送先の病院でお金を借りて、

真冬なのにサンダルで白衣のまま

JRで3時間以上かけて帰ってきた先生の話を聞いて

心の底から協力する気が失せたのを覚えてます。






私は一応、地方病院の部門トップでしたので、

ヘリ搬送もお願いしたことがあり、

このように対策を取っていました。


●複数人の医師がいる病院でなければ、入院患者さんなどの関係上、同乗出来ない

●復路の交通費を病院が出してくれるか確認(搬送元)

●往復の時間を勤務時間として認めてもらう(結構、やってくれません)


そのうえで、ヘリなどの事故の

保険についての話になるんですが、

保険については大抵、事務が渋い顔をします。

分かりません、

知りません、

そこまではできません、

というのがたいていの答えです。








同様に、救急車でも医師放置プレイが多発していますが、

これはどうなるんでしょうね?




消防さん、

患者さんを病院に運び込むだけで、

あとは患者さんも医師も勝手にやってくれ、

ということで

かなり現場に恨みを買っていることだけは

覚えておいた方がいいですよ。








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コメント

ヘリに同乗したことはありませんが、救急車は乗っていました。地方でしたので救急隊は待ってくれることが多かったのですが、ある時放置プレイにあいました。
白衣でもケーシースタイルでしたので脱ぐわけにも行かず、いやな目にあいました。
日本はあまりにも医療人に無理な奉仕を強いています。

そんなアホなことがあるのかと
ついつい笑ってしまいました.
血だらけの白衣で乗り物に乗ったりしたら
ぜ~~ったいに110番だよね。

むしろ一度見てみたい!

なんてこと言ってると
自分でそういう目にあうかも?
うちは患者さん受ける側だから
そんな心配ないから言えるんだけどね。

救急車の搬送時に一緒についてくる先生は
ほとんど救急隊が待っててくれていますよね。
ヘリはダメなんだ!

救急車は、大体待ってくれましたね。次の搬送依頼が入っていない限り。
地域によっては消防署まで救急車で帰還、そこから消防署のパトロール車などで病院までということもありましたが。
ヘリは、1回しか乗ってませんが、おいていかれました。引き継ぎも時間がかからなかったのに。
あくまで基地飛行場に戻らなければいけないので、病院(近くのヘリポート)までは戻れない、だから乗せられないと言われました。基地飛行場でもいいのに…
おかげで、真冬にKC+薄い白衣で財布もなしに放り出され、仕方ないから自院にTelしてタクシーで帰る許可をもらってタクシーで帰ったことがあります。
ただし、タクシー料金が高速代含めて4万円くらいかかったかなあ(笑)。時間も4時間くらいかかったし。
ヘリに乗ったのはプライベートも含め、後にも先にもこれ1回だけです。

最近は救急車も待ってくれませんよ。

見ず知らずのところにお金も持たずに置き去り放置とは、M男の救急奴隷にはたまらないお仕置きですね。

で、帰りは手錠をかけられ、パトカーで警察署まで送り届けていただけると、もうそれだけでイってしまいそうですなw

実家で代診中…、

熱傷患者の搬送を依頼したら同乗を要請されましたが断りました。だって医師オレしかいないんだもん。が、うっかり「私が行きましょうか」と申し出てくれたNSを行かせてしまったんですよ。
…タクシー代3500円!大損害だ!

昔 私はドクターと二人で救急車同乗して 病院に放置されました。帰りは白衣のまま歩いて途中ご飯を食べてそのまま電車、タクシーを乗り継ぎ病院に帰りました。皆さんにジロジロ見られて恥ずかしかったですが ドクターが途中で白衣を脱いで「看護婦さんと患者さんのお散歩」のふりして 手を繋いで帰りましたー(^^)帰りの交通費は病院で出してくれましたが ご飯代は無理でした(爆)

ヘリ搬送後タクシーで帰れる人はいいです。
私は以前、離島からヘリに同乗して、そのままおいていかれました。
(もともとそういうシステムで、わかって乗ったのですが)
当然、交通費、宿泊費は出たものの、病院に帰り着いたのは病院を出てから24時間以上たってからでした。

一番腹立たしいのは、出張扱いにも時間外扱いにもしてくれないので手当がほとんど付かないこと。
一番うれしいのは、なんの憂いもなくウイスキーが飲めたこと・・・

初めてコメントさせていただきます。
夏に息子を産んだ時、弛緩出血の為にクリニックから帝王切開が出来る病院に転送されました。
その時、クリニックの先生が救急車に同乗してくださいました。
夜中の三時で、分娩途中の別の妊婦さんもいらしたので、助産師さんを呼び出してからでした。
私の出産が終わった翌日、私の母(病院経営者)がクリニックに支払いと先生のタクシー代を持っていってくれました。
私一人だと、危うく支払いすら踏み倒しかねない(その場で請求されないので)なと、、、混乱した現場の支払いって難しいなと言う経験でした。

ヘリは2回同乗しました。
帰りはタクシーと新幹線でした。
2回目は1回目で懲りたため私服と財布をとりあえず鞄につめて持っていき、搬送先の病院で着替えて帰ってきました。
1回目は山奥の診療所でしたが、ヘリが墜落しても補償されないことが判明し、派遣元の病院に報告書を提出したところ、その後はヘリには同情するな、と通達がでたそうです。
 ドクターヘリは医師がついているので、送る側としてはヘリに同乗せずに済みますから、どんどん増やしてほしい。
救急車ほドクターカーにしてほしい。
 そうすると搬送困難も減るのでは(救急車に乗った時点で別の病院に搬送されたことにすれば)。
 救急車医師を増やしてくれ。

 自分が研修医の時は救急車での搬送に同乗してましたが、臨床研修義務化以降、研修医単独で同乗させることは不可能になり困っています。
 こんなところにも研修義務化の弊害が。

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白衣ならまだいいのですが

こんにちは。何度か拝見させていただいております。
本当にズバリ的を得ていますね。
わが夫は、夜の呼び出しでなぜかズボンは白衣、上は普通の(しかも派手な)シャツ、お金持たずに救急車に同乗し、搬送先から帰る救急車を「おいていかないでくれ~~乗せていってくれ~~」と追いかけたことがあります。

そうそう、帰りの交通費を先方の病院からお借りしてきたことも(笑)
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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