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■3.2%の恐怖 「「別途負担求めよ」県民の6割超/コンビニ受診」

「モンスターペイシェント」という

狂った患者さんがいる、

ということは徐々に

知られてきているようです。

(この和製英語はどうしても好きになれないのですが)





ただし、過半数の方のご理解を得ても、

ごく少数のおかしな意見を止めることはできません。



公然と「患者の権利」という言葉を振りかざし

誠実に対応しても発生する

医学の不確実性という概念が理解できない方も

かなりいます。




>医療機関で迷惑行為を行う「モンスターペイシェント」への対応では、
>「患者の要求には応えるべき」も3・2%あった。

3.2%の方々の考え方が

医療の最前線を

崩壊させています。








「別途負担求めよ」県民の6割超/コンビニ受診

四国新聞社 2009/01/05 09:26
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20090105000064

 緊急性のない患者が診療時間外に救急病院で診療を求める「コンビニ受診」について、香川県民の6割以上が「別途負担を求めるべき」としていることが、2008年度の県政世論調査で明らかになった。また、医療従事者に理不尽な要求をする迷惑患者への対応でも、8割以上が「院内ルールを示し、従ってもらうべき」と回答。医療現場が疲弊する一因とされるこうした行為に対し、県民の多くは何らかの措置を講じることに理解を示している。

 県は、医療関係者と連携し、コンビニ受診の抑制や迷惑患者対策に乗り出しており、医務国保課は「県内でも医療崩壊の危機は迫っている。有効な対策を検討するとともに、県民にも協力してもらえるよう啓発したい」としている。

 コンビニ受診を減らす対策(複数回答)を聞いたところ、最も多かったのは「救急医療に関する広報、啓発」で75・7%。「緊急性のない患者から別途負担を求める」が62・0%で続いた。ただ、「必要なときに病院にかかるのは患者の権利」との意見も12・8%あった。

 一方、夜間に救急病院へかかる前に相談できる県の小児救急電話相談事業について、80・9%が「知らない」と回答。休日当番医などの医療情報を掲載したホームページ「医療ネット讃岐」も、69・1%が「知らない」と答えており、こうした施策を広く周知する重要性も浮かび上がった。

 医療機関で迷惑行為を行う「モンスターペイシェント」への対応では、「院内ルールを示し、従ってもらうべき」が82・5%を占めた一方、「患者の要求には応えるべき」も3・2%あった。

 このほか、県内の医療体制を充実させるために必要なこと(複数回答)では、「医療従事者の確保・育成」(61・5%)、「夜間、休日の救急医療体制の確保」(43・5%)、「在宅医療・歯科医療の充実」(31・8%)などの意見が多かった。

 調査は、無作為に抽出した20歳以上の県民3000人を対象に実施。1158人(38・6%)から回答を得た。






経験のある良い医師はこの数%の

患者さんを見抜きます。




たとえ良心的な医師でも

これを見抜けないと

クレームや訴訟に高確率で巻き込まれます。






数年前の個人的な話です。


別な病院で手術直後に担当医師と大喧嘩して

自主退院し、

私が当直をしている病院に来て

激烈な腹痛を訴える

急患がいました。




でもアルコール臭い息で

レントゲンも採血も断り

触診すらさせてもらえませんでした。




「せめて元の病院に行ったらどうですか」

「あんまりにもおなかが痛いようなら、ちょっとだけでも検査しませんか?」




そんな言葉が通じず、

医師や医療関係者の悪口を言い続け、

備品を蹴り、大声で叫び、

私の襟首をつかんで殴りかかろうとしました。



…どうしようもなくなり、朝の5時に警察を呼びました。





>医療機関で迷惑行為を行う「モンスターペイシェント」への対応では、
>「患者の要求には応えるべき」も3・2%あった。


私にはこれをどう解釈していいか分かりません。

あの時、何をどのようにしたらよかったのでしょう?




他にも急患を何人も抱えて、

手術直後の腹痛の急患に

アルコール臭い息で襟首をつかまれたとき、

「この人に万が一のことがあれば、「医療訴訟」なんだな…」

とぼんやり考えていました。




それでも、どんな要求も聞け、

というのは私には理解できませんし、

そんな要求を聞いたうえで

満足いく結果が得られなければ医療訴訟になり

医療人生が終了する、

というのは損失があまりに多いのではないでしょうか。






世に言う「悪徳医師」が

大量にいるわけではありませんし、

そのような医師は当然処罰されるべきです。




しかし

大多数の医師は良心的に医療を

行っている思っています。

国際的にも日本の医療水準は

極めて高くしかも安価であることが分かっています。










WHOは日本医療が世界一と言っています。

しかし、日本人はそんな医療レヴェルのことを知らず、

マスコミは医療をいまだに叩きまくっています。






「医師は徹頭徹尾、どのような患者の要求も聞くべし」

そんな患者さんに出会う確率は”3.2%”。

実にリアルな数字です。




















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コメント

「受診したい時に受診するのは患者の権利」

おいおい、いつそんな権利が発生したんだ?
・・・と突っ込みを入れたくなります。

権利には義務が伴います。あなたは夜間診療を運営させるための利用料を支払っていますか?他国では夜間の受診には数十万円かかりますが、日本では数千円から数万円がいいところです。

あるいは、もしも今のままの診療体制を継続するなら、多額の公的負担が必要になりますが、あなたはそれを支払う気がありますか?

「受診したい時に受診するのは患者の権利」

確かにそうなのかもしれませんが、その権利を保護する法的根拠は全くないですね。応召の義務ですら、その権利を保護する根拠にはなりえません。応召の義務はあくまで「緊急時の対応」をするべきためのもので、緊急でも何でもないコンビニ受診を認める法律ではありません。

権利と義務

「受診したい時に受診するのは患者の権利」
は理解します。その通りとしましょう。

しかし、そのためにはそれなりの負担をすべきなのは当然です。
夜間救急を維持するための必要経費としては暇人28号先生のおっしゃるぐらいの負担を要求すべきかと。

我々も、『あなたの命はコンビニで売ってるおにぎり程度の価値しかないのか』と、もっと 強く、つよく、つよーーく世間に訴えるべきですよね。




最近は、今のままならいっそのこと《救急医療》なんて言葉が無くなってしまえば・・・、なんぞと消極的な考えが浮かぶようになってしまった。

受診したい時に受診するって おかしな話だと思います。受診する必要があるときならわかりますが。だから 昼間は忙しいからと夜間受診する人が増えてしまう。患者様は神様ですか?患者は消費者なんですか?なんだかなー・・・

コンビニ閉院か??

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/138263.html?_nva=32

北海道はこんな感じです。

住民を教育しないといけません。

香川県民の6割以上が認める別途負担っておいくらね?
と思い、元の資料を探してみました
http://www.pref.kagawa.jp/pubsys/cgi/contents_view.cgi?cd=23391
負担がどの程度まで許容出来るのか、に関しては解りませんでしたが

記事の中にある、
「患者の要求には応えるべき」も3・2%ですが
「患者の要求には応えるべき」だなんて穏便な設問ではない事に気がつきましたよ
実際には
他の患者に迷惑をかけるものや理不尽な要求であっても、患者の要求には基本的には応えるべき」です。
これでは、3.2%の方が、自分はモンペだと宣言したに等しいというか、香川県の3.2%の住民はすでにサバイバル体制のようです。

↑ 私も見て来ました。
設問は「他の患者に迷惑をかけるものや理不尽な要求であっても、患者の要求には基本的には応えるべき」でしたね。

これって30人に一人はモンペだってことですよね。
香川って恐ろしい・・。

今までよくこんな県が存続できたものだと感心してしまいました。香川県人を見る目が変わってきてしまいそうだ。。

「他の患者に迷惑をかけるものや理不尽な要求であっても、患者の要求には基本的には応えるべき」ってすごいですね。
その3・2%の人はそのために迷惑をかけられる側になることも許容するというのでしょうか?

年齢分布で見ると50歳から上で半分以上ですから、団塊の世代以上がそんな傾向のようですな。

60歳以上の方々は4.86%とさらに確率が上がるようですので注意が必要です。

おそろいところ・・・

「他の患者に迷惑をかけるものや理不尽な要求であっても、患者の要求には基本的には応えるべき」が3・2%
⇒ コノ手の方に出くわさない確率は、1-(1-0.032)のN乗で、20人を少し越えた所で約50%。 実際には、要求が強い層が受診回数も多そうだし、オソロシや・・・。

  『自分がされて嬉しいことを、他人にする』 が黄金律
  『自分がされて嫌なことを、他人にしない』 が白銀律
  ・・・では、『理不尽な要求でも、他人に強要する』は、青銅律・・・ではなくて、ババ色律?

  82.5%の方は良識的ですが、ノイズイ(リスキー)・マイノリティーとでも言うべきモンスター。ペイシェントの為に実際に迷惑を受けるのもコノ方々です。 大多数のサイレント・マジョリティーも、イジメと一緒で、結局は崩壊促進に協力しているのではないか?と思う今日この頃。
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香川「だけ」の問題ではない

香川県と言っても、讃岐うどん以外にはもう一つ印象の薄い県ではありますが、県民性-風土記と言うHPに香川の県民性が紹介されています。  「思いがけないお金が手に入ったらそれぞれどうするか」というたとえで,四国4県の県民性をみる。無頓着に「そのまま何かに使う」

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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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