2008/12/30
■「第九軍団のワシ」 ローズマリ サトクリフ
たまのお休みに何を読みますか?
こんなのどうでしょう?
「指輪物語」
(ロード・オブ・ザ・リングというより私はこちらの方が親しみがあります)、
「ナルニア国物語」
(映画は1,2作ともオリジナルのイメージそっくりでよかったです)
「ゲド戦記」
(オリジナルは最高、映画は最低でした…)
など最近ではすっかり映画化がされつくされた
ファンタジー系ですが、
歴史をベースにしたファンタジーというのでしょうか。
以上の本が読める方には
とてもお勧めです。
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サトクリフの代表作です。
もともとサトクリフは大好きなんですが、
さらに、ローマの歴史が好きな方なら
かなりおすすめ。
この本は
こんな歴史的な事実をベースにしています。
紀元117年ごろ、今日のヨーク、その当時のエブラークムに駐屯していた第九軍団が、カレドニアの諸氏族を平定するために北に進軍し、その後消息をたつという事件が起こりました。
それから約千八百年のち、今日のシルチェスターで、かつてはカレバ・アトレバートゥムの町であり、今は緑の野原である場所が発掘されたとき、翼のないローマ軍団の《ワシ》が発見されました。その《ワシ》は今日レディング博物館でみることができます。なぜ《ワシ》がそんなところに埋(うず)もれていたかについては、これまで色々な人びとが、さまざまな説をたてています。でも、第九軍団が北の霧のなかに消えたのち、何が起こったのかわからないように、本当のところは誰にもわかりません。
これらふたつのふしぎな出来事をひとつにして出来上がったのが、この『第九軍団のワシ』の物語なのです。
ローズマリ・サトクリフ
序文からの抜粋です。
うぁー、すごく気になりません?
屈強なローマ軍団がイギリス、ヨーク(エブラークム)から北へ向けて進軍し、消息を絶つ。
そして、なぜかヨークよりはるか南のシルチェスター(カレバ・アトレバートゥム)でローマ軍の象徴である”ワシ”が埋もれている…。
…え?
岩波少年文庫と侮ることなかれ。
結構見てますよ、私。
「モモ」も「ドリトル先生」も
岩波少年文庫です。
一応、対象は「中学生以上」。
もちろん、みなさんも
中学生以上だと思いますので、
ぜひ手に取ってみてください。
ご参考になりましたら幸いです。
サトクリフはこちらでも有名。
ぜひぜひ読んでみてください。
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もう、読書家には必須です。
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