2008.12/13 [Sat]
■病院つぶしが国策 「公立病院、4年で2倍超の赤字」
なんの疑う余地もなく、
今の日本の医療では、
「病院つぶしは国策」であります。
まず、財務省。
毎年、「骨太」な社会保障費抑制を
2200億円ずつ行われています。
バブル期でも上がらなかった
診療報酬が切り下げられ、
医療は疲弊しています。
総務省は
赤字公立病院は
すべからく診療所化するか廃院すべし、
といって基準まで持ち出しています。
そして、
国とマスコミによる大学医局解体。
大学の独立法人化という
教育という経費切り捨て(笑)と
臨床研修医制度という
新人医師の切り取りです。
「病院廃絶」国策の途中だから、
公立病院が
マル赤字になるのは当然。
これを
「個々の病院の経営の問題」
という姿勢を取ること自体、
間違っているわけです。
椅子取りゲームで最初から
かなり少ない椅子しか出していないのに、
「椅子に座れなかった病院は
自己努力が足りない。
勝手につぶれてください」
と国は言っているわけです。
公立病院、4年で2倍超の赤字
更新:2008/12/12 23:08 キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/19639.html
全国各地で公立病院(自治体病院)の休止や閉鎖が相次ぐ中、2003−07年度の4年間で自治体病院の赤字が2倍超に増えていることが明らかになった。全国に約1000ある自治体病院の経営が、この数年間で急速に悪化した要因について、総務省の「公立病院に関する財政措置のあり方等検討会」の報告書では、医師不足の深刻化や診療報酬のマイナス改定、地方財政の悪化を挙げており、国の早急な対策が求められている。
今国会でも、参院予算委員会で山下芳生氏(共産)が公立病院の経営悪化について政府の見解をただしている。
山下氏は、公立病院の赤字が2003年度の932億円から07年度には2006億円と2.15倍に増えていることを取り上げ、「公立病院はもともと、救急や産科、小児科などの『不採算医療』を担ってきた。このため、多くの病院が赤字だが、その原因は、個々の病院の問題というより、国政にかかわる問題だ」と追及。また、医師不足の深刻化や地方財政の悪化などについて、「その大本には、小泉内閣以来、社会保障費を毎年2200億円削減してきたことや、地方交付税を5兆1000億円も削減してきたことがある」として、麻生太郎首相の認識をただした。
麻生首相は、医師不足の深刻化や地方財政の悪化などを認めた上で、「救急や小児医療、産科などの分野で、公立病院に対する地方財政措置の充実を考えていかなければならないと認識している」と答弁した。
これに対し、山下氏は「公立病院への財政措置を決めた政府の検討会の報告が出た後に、大阪府松原市立松原病院の閉鎖が発表された。政府の対策では救われないということで、特に中小の都市にある病院への対策が抜けている。医師不足や地方財政の悪化は国が招いたことで、政治の責任で取り除かなければならない」などとして、社会保障費の毎年2200億円の削減や地方交付税の大幅な削減の中止を求めた。
日本医療はほんの少し前まで
世界でもトップのレヴェルにありました。
しかし
それももう昔です。
日本医療がそれほど高いレヴェルなのに
日本中が「医療不信」という
姿勢で臨み、
国もマスコミも、
「医療費を減らせ、無駄が多い」
「医師は常識がない」
と言い放ち、
どんどん現場のお金もやる気も
削いでいったのです。
今後もこんな国策が続くのでしょうか?
次には
国民皆保険がつぶれて、
外資系保険会社が
アメリカのように
「日本国民の命を握る」
形になり、
「日本人の健康でぼろ儲け」
という図式が出来上がることでしょう。
(1)関連記事
■全国的に病院閉鎖ラッシュ! 「市立松原病院閉院発表 入院患者ら不安の声 市民団体「投げ出すのか」」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-516.html


⇒ 医療従事者自身が、一番『医療不信』になっているのではないかと感じています。
医療にはグレーゾーンがあまりに多く、不確実性が付きまといます。 そして、今の日本では医療行為ソノモノが『ヤバくてやっていられない』コトに気が付いてしまえば、果たして自分がかけてきた人生につりあうのか疑問を持てば、基本的な信頼が壊れ『不信』が芽生えたならば、・・・選択肢は自ずと限られます。