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■全国的に病院閉鎖ラッシュ! 「市立松原病院閉院発表 入院患者ら不安の声  市民団体「投げ出すのか」」

センセーショナルなタイトル。


>市立松原病院閉院発表 入院患者ら不安の声
>市民団体「投げ出すのか」



そうですね、

ア タ リ

とでも言っておきましょうか。






まあ、

マスコミも国も

「病院の集約化が不可欠である」

と言って、

一般の方も

「うんうん、そうだよ、集約化だよ」

なんて言っているわけです。







で、

国の方針で病院が赤字続きで、

実際に「集約化」されちゃって、

病院がつぶれた途端に、

地元の人は


>市民団体「投げ出すのか」!!

とか言うわけです。





その前に、国民は、

”社会保障費の削減なんて

バカなことやめてください”、

って

言ってほしいものです…。







市立松原病院閉院発表 入院患者ら不安の声 市民団体「投げ出すのか」

2008年11月29日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20081129-OYT8T00049.htm

 松原市が経営難に陥っている市立松原病院を2009年3月末に閉院することを正式発表した28日、中野孝則市長は「このままでは財政再生団体になる。放置する方が責任が重い」と苦渋の表情を浮かべた。これに対し、利用患者らから不安と怒りの声が相次ぎ、存続を求める署名を集めた市民団体は「寝耳に水だ」として抗議声明を出した。

 この日午後、中野市長らが市役所で記者会見。桑田博文院長は「救急医療、産科・小児科、臨床研修など、公立病院としての役割を果たすほど、厳しい経営状況になった」と説明した。

 市は12月2日からの市議会に病院廃止に向けた条例を提案。近く患者の転院準備を始め、来年1月から入院や外来患者の受け付けを縮小するといい、中野市長は「今後、地域医療、救急医療の確保に全力を挙げる」と話した。

 これに対し、検査入院中の松原市上田の無職河野紘一さん(67)は「親切な病院だけに残念。ほかに節約するべきものはなかったのか」と憤る。約10年前に手術を受け、通院を続ける近くの主婦(72)は「これからどこの病院に通えばいいのか」と不安そうな表情。次女(2)がぜんそくを患う近くの主婦(32)も「娘は体調を崩しやすく、症状を詳しく検査してもらえたのに」と戸惑う。

 また、市民団体「市立松原病院の存続・充実を求める会」準備会は、3万5000人分の署名を25日、市に提出したばかり。この日、記者会見した黒田充・事務局長は「財政の厳しい多くの自治体が病院の存続に頑張っている。なぜ松原市だけが突然、投げ出すのか」と閉院撤回を求める声明を読み上げた。来月6日、市民集会を開き、改めて存続を訴える、という。



 市立松原病院の閉院について、橋下知事は28日、報道陣に「どこかで決断しないと、自治体の財政は逼迫(ひっぱく)してしまう」として中野市長の方針に理解を示し、「府として出来る限り対応したい」と述べた。







いままで有効だったためしのない

お決まりの”署名活動”も

やっているわけで、

「名前は書くけど

金は出さない」

ご意見はまったく反映されないことが

再び露呈してしまいました。








開き直って、

「財政再生団体になってもいいから病院を続けろ」

とまで

言い切ったら

どうなんでしょう…?







各地方自治体の

予算検討が進むこの時期、

銚子市立病院休止に続いて(2)、

これからいよいよ

全国的に病院閉鎖ラッシュ

がきそうな勢いです。








(1)
■「大阪府松原市、市立松原病院を来春に閉院へ 再建を断念」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-511.html



(2)
■いよいよ銚子市立病院休止 「病院休止で「医療難民」に、近隣に影響」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-389.html

■千葉、銚子の医療が終了 「銚子市立総合病院が休止へ 民営化で再開めざす 千葉」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-253.html
関連記事

コメント

この市民団体ってのは、

生活保護を打ち切られたら毎日楽しくパチンコが出来なくなって困るぞゴルァ!とベンツに乗って抗議に来るナマポの方と何が違うのですか?www

わかっていての発言?

>これに対し、利用患者らから不安と怒りの声が相次ぎ、存続を求める署名を集めた市民団体は「寝耳に水だ」として抗議声明を出した。

公立病院は何年も前から赤字続きで経営難に陥っており、それにもかかわらず診療報酬は削減され続け、長時間の重労働と待遇の悪さに医師が愛想づかしをして救急に応需できない医療崩壊状態が続出しています。閉院はこれまで情報を集めていれば起こるべくして起こったことというのはわかったことです。
「寝耳に水」というのは、経営も順調で、医師も適切な待遇を受けており、コンビニ受診などすることもなく、市民病院として診療を継続するのに何の問題もないと思われる状況で突然に閉院された場合に使うべき言葉です。

>この日、記者会見した黒田充・事務局長は「財政の厳しい多くの自治体が病院の存続に頑張っている。なぜ松原市だけが突然、投げ出すのか」と閉院撤回を求める声明を読み上げた。

松原市だけではありません。これから財政の厳しい自治体病院は次々投げ出されいきます。松原市民病院はその先陣を切っただけだと思います。

市長も市民も、あれだけ好き放題病院を使いつぶしておいて、今更「投げだすな」と言われてもねぇ。

24時間救急受け入れを「24時間いつでもコンビニ診療」と勘違いして、いつ行っても診てくれる、「ここの病院は仕事を休まなくても来れるから便利」なんて患者の発言を聞いたこともありますから(すいません、バイト経験あります)、こうなるのは時間の問題だと思ってました。

あそこに勤めて燃え尽きて辞めた医者がどれだけいるか分かってるんだろうか。

あえて叩かれることを覚悟で言います。

「自業自得」

です

経営状況が苦しくて破綻しかかっているのですから、署名活動する暇があったら募金運動をやった方がよほど前向きだと思うのですが。

海外で移植を受けないと子供が死んでしまう → 募金運動
赤字でお金を注入しないと病院が死んでしまう → 署名運動

どうしてこういう違いが出てくるのでしょう?本質的にはどっちも同じというか、むしろ後者の方がお金で無事解決できる可能性がはるかに高いと思うんですが。
(それとも、病院存続を目的とする募金運動というのは法的に禁じられているのでしょうか?)

 前のエントリからですが
>そのため、派遣元の大学医局でも、すごく評判が悪く、みんな行きたがらない病院になり、人数も減っていったという現実
 その通りだったんでしょうが、派遣元の某大学小児科医局にとってはとても貴重な公立病院ジッツだったのでなかなか辞めさせてもらえなかったですね。「バイトでしんどかった」先生もそっち系でしょうね、お察しいたします。
 救急死した病院ではありますが、産科や外科・小児科は少なくとも存続できるくらいの医師は確保できているのに赤字(内科はスーパーローテートの被害を被って医局の入れ替わりで医師減少)、市長は存続を図ったのですが市議会(=市民)の側からNoを突きつけるという、全く新しいパターンの自治体病院の閉鎖です。(小児科以外の某公立大学各医局からの)医師同士は仲良さそうですし、今どき特に過酷な労働と言うほどでもないですからね。
 そういう形の閉院ですから、市民団体とやらは「赤字をなくせ」と大騒ぎした政党系の連中が、いざ決まると「ウチは病院の閉鎖には反対だったのよ~ん」と姑息にアリバイを作るための言い訳に過ぎないと考えておく方が良さそうです。職員自身はずいぶん以前から反対運動をしていましたが、全く報道されなかったようですし、何の反応も無いまま議会があっさりつぶしたようですしね。

 いずれにせよ、これは正に今後続く大雪崩崩壊の「先陣」です。マチガイナイ。←離婚。

国も地方も医療にまわすお金はないそうですから・・・

道路のほうが大事だし、

定額給付金のほうが喜ばれるし、

外国の給油のほうが大切

なんだってさ・・・
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