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■麻生首相は医師の人格を否定 「「医師、社会常識欠落している人が多い」 「医者は友達にもいっぱいいるが、おれと波長が合わねえのが多い」

ネタ元は、

Dr.I さん
焦げ化さん
demianさん

はじめとする皆様

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-500.html#comment-top

です。いつも大変お世話になっております。






質問・1


麻生首相曰く、

>「医師、社会常識欠落している人が多い」 



このような首相のもとで

医療改革が順調に行われるでしょうか?





質問・2


麻生首相曰く、

>「医者は友達にもいっぱいいるが、おれと波長が合わねえのが多い」

質問・1の謝罪の中、

さらに

このような発言が出た首相のもとで

いったいどんな医師が、

首相と波長を合わせて救急医療を行うでしょうか?











一国の首相が

一定の業種に向かって

このような発言をすること自体、

狂っているようにしか思えません…。



>「医師、社会常識欠落している人が多い」



しかも、

麻生首相は

病院を経営なさっています。





ご自身のグループの社員を

「社会常識欠落」と

認識しているとは…(笑)。




たいへん立派な首相だと思います(笑)。





「医師、社会常識欠落している人が多い」首相が問題発言

2008年11月19日21時11分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081119-OYT1T00661.htm

全国知事会議であいさつする麻生首相(19日、首相官邸で)=田中成浩撮影 麻生首相は19日午後、首相官邸で開かれた全国知事会議で、地方の医師確保策に関連し、「病院を経営しているから言うわけではないが、医師の確保は大変だ。もっとも社会的常識が、かなり欠落している人が多い。とにかくものすごく価値観が違う。そういう方をどうするか、という話を真剣にやらないと……」と述べた。

 首相がかつて中核企業の社長を務めた「麻生グループ」は、病院を経営している。

 首相はこの後、記者団に対し、自身の発言について、「まともなお医者さんが不快な思いをしたというのであれば、申し訳ない」と陳謝した。

 首相の発言に対し、日本医師会の中川俊男常任理事は19日の記者会見で、「首相がそんなことを言うとは思えない。事実確認をしたい」と述べた。






なんだかな…

と思いつつ

麻生グループをチェックしてみました。







麻生グループ
http://www.aso-group.jp/

飯塚病院より

WE DELIVER THE BEST
-まごころ医療 まごころサービス それが私達の目標です-
飯塚病院は『地域医療支援病院』です。飯塚市は福岡県の中央部に位置し、悠久の流れ豊かな遠賀川に育まれた人情味溢れた地域です。 当院は大正7年以来、開設者麻生太吉翁の「郡民のために良医を招き、治療投薬の万全を図らんとする」開設の精神を受け継ぎ、―まごころ医療、まごころサービス― をモットーに地域のメディカルセンターとして診療活動を行っています。
地域医療支援病院、日本医療機能評価機構 認定病院、厚生労働省 臨床研修指定病院、地域がん診療連携拠点病院、救命救急センター、災害拠点病院(地域災害医療センター)、福岡県エイズ拠点病院、福岡県神経難病医療基幹協力病院、福岡県地域周産期母子医療センター、DPC病院に認定されています。

●卒後臨床研修教育に取り組んでいます。
平成元年に「臨床研修指定病院」として厚生労働省の指定を受けています。毎年全国から研修医を受け入れています。初期研修修了後はジェネラルな研修の継続を志向する医師、より早く専門医になることを志向する医師向けに後期研修(専修医)のコースを設けており院外からの後期研修医も受入れています。また、海外留学研修制度や米国ピッツバーグより、医師を招き、初期研修医や後期研修医へのレクチャーを行なっています。

●専門看護教育プログラムを開講しています。
基礎的な看護教育として新規採用者・2年目看護師・3年目看護師、それぞれを対象としたプログラム、さらに専門看護教育として救急看護コース・ETナースコース・臨床指導者コース・看護研究コースなど、豊富なプログラムを有しており、毎年多くの院内看護師が受講しています。院内看護師を対象として開催してきた専門看護教育プログラムの受講資格を院外看護師にも拡大しています。当院での教育プログラムは、救命救急センターを有し、高度・急性期医療を提供する医療現場ならではとも言える実践的な内容です。一人でも多くの方に受講していただき、尚且つ受講された方がそれぞれの職場でご活躍いただくことにより、わが国の看護の質、そして医療の質の向上につながっていくものと考えております。

●働き易い職場環境の充実に取り組んでいます。
育児をしながら働く女性看護師や女性医師が安心して働ける様に、病院敷地内の託児所で0歳から未就学児を対象に「24時間保育制」を開始しました。「24時間・365日開園」で積極的に支援する体制を整えました。

●医療の質の向上と安全管理システムの構築を目指し、ISO9001認証取得に取り組んでいます。

●地域医療支援病院に認定されています。
開かれた病院を目指して積極的に地域・啓蒙活動を行なっています。飯塚病院が地域および地域住民の健康・医療・福祉の要請に応え、地域の基幹病院としての役割を果すため、地域の方々と共に病院の提供するサービス、また役割について意見の交換を行なうことを目的に当院と地域の代表者で構成され「飯塚病院医療協議会」を開催しています。

●人間ドック、ラボドック、検診宅配便など健診事業に取り組んでいます。






すべての文章の最後に、

しかし、「医師、社会常識欠落している人が多い」

と首相である麻生太郎は言った



、という文章を付け加えると

かなり興ざめ(笑)。




すぐに

いきなり謝っていますが、

それもまたおかしなことになっています(笑)。







「社会常識欠けた医者多い」=麻生首相が発言、すぐに陳謝

時事ドットコム 2008/11/19-21:17
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200811/2008111900748&rel=j&g=pol

 麻生太郎首相は19日、首相官邸で開かれた全国知事会議で、地方の医師不足問題に関連して「社会的常識がかなり欠落している人(医者)が多い。とにかくものすごく価値判断が違う」などと述べた。首相はその後、記者団に「まともな医者が不快な思いをしたというのであれば申し訳ない」と陳謝したが、医師の資質を批判したとも受け取れる発言で、今後波紋を呼びそうだ。

 同会議で首相は、「地方病院での医者の確保は、自分で病院経営しているから言うわけじゃないが大変だ」と強調。その上で、「小児科、婦人科が猛烈に問題だ。急患が多いところは皆、(医師の)人がいなくなる」「これだけ(医師不足が)激しくなってくれば、責任は医者の(方にある)話じゃないか」と述べ、産婦人科に対する診療報酬加算などの対応が不十分との認識を示した。

 問題の発言は、医師の多くが産婦人科などでの過重な勤務を敬遠して開業医に流れる現状に、知事側が懸念を示したのに対して飛び出した。首相は同日夜、記者団に「医者は友達にもいっぱいいるが、おれと波長が合わねえのが多い」としながらも、「そういう(社会常識の欠落という)意味では全くない」と釈明した。





謝りながら、

>医者は友達にもいっぱいいるが、おれと波長が合わねえのが多い



…なんて言うこと自体、

首相の資格がありません。






全国に医師に

「社会常識欠落」

「波長合わない」

なんてタンカ切ること自体、

おかしいと思いませんか?








一国の総理に、

名指しで

「社会常識欠落している人が多い」

「波長が合わないやつが多い」

と言われるような職業が

栄えるでしょうか?






いま、大変大きな問題を抱えている

医療問題。







問題を解決しようと考えている

医療者側に対して、

いきなり

「社会常識が欠落」していると言い放ち、

「波長が合わない」と自ら言い放つ首相に対して、

われわれ医師に

何を期待しているのでしょう?









こんなことを言う奴のために、

医師は

過労死するほど

働けとでも???






これから一層、医師の努力が

必要な時期に、

医療関係者の協力が

必要な時期だというのに、

まったく現場を理解していない、

とても無責任で、考えのない、

浅はかな発言です。








この首相が今後、

医療に対して何かを言ったとしても、

「社会常識欠落している人が多い」 

「波長が合わねえ」

と言った、

同じ口から出た言葉を

聞く気にはなれません。











(1)参考記事

現政権はつい最近も、医師叩きしたばかり。

「医師にはモラルもなけりゃ常識もないし、波長も合わない」

という方が多いようで…(笑)。

■医者にはモラルがないらしい 二階俊博経産相 (和歌山三区選出) …これでも和歌山県医師会は支持?
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-490.html








政治家から、

「モラルない」

「常識ない」

「波長合わない」

さんざんコケにされていても

こういう方々を

推薦する日本医師会も

どうよ(笑)?





っていうか、

自分から「医師会の推薦いりません」

って言っているのと同じなんですから、

いらないのでは(笑)?










関連記事

コメント

首相にもリコール制度を!?

医療崩壊の聖地、佐賀において、その中でも先進地である武雄市では市民病院問題で泥試合が演じられています。
市民グループからの市長リコールに対抗して市長は即刻辞任し、来月に出直し選挙が行われるようです↓

武雄市民病院:民間移譲 リコールの動きに対抗 市長辞意で出直し選挙 /佐賀
11月20日15時1分配信 毎日新聞


 ◇地域医療のあり方争点に
 武雄市民病院の民間移譲問題は、市民側のリコール請求の動きに対抗した樋渡啓祐市長の辞意表明で、新たな局面を迎えた。市長の辞意表明は、同問題を長期戦で取り組もうとしていた反対派に肩すかしをくわせた形。争点が地域医療のあり方となるだけに、出直し市長選が広く注目されそうだ。【原田哲郎、関谷俊介】
 武雄市民病院は市内唯一の救急告示病院として地域医療を担ってきた。
 だが、同病院も全国的に公立病院が赤字となっている例に漏れない。07年度までの累積赤字は6億3000万円。今年4月には医師不足で救急搬送の受け入れや午後の診療中止に追い込まれた。
 その後、民間移譲先は福岡市東区の「福岡和白病院」などを経営する医療法人財団「池友(ちゆう)会」(北九州市)に決まった。
 市民病院は現在、同会から医師派遣を受け、8月から救急患者の受け入れを再開、午後の診療も行っている。
 だがこの間、市と市民病院の存続を求める市民側との溝は深まるばかりだった。
 19日の両者の会見で市民側が「移譲先選定は不公平・不透明な『出来レース』」と批判すれば、樋渡市長は「説明会や市報で説明責任も果たしている」と平行線だった。
 しかし、両者のずれの原因に市側が選定を性急に進めてきた点があることは否めない。
 移譲先法人の公募期間がわずか2週間だったり、選考委員会が非公開で進められるなどした。移譲する方針が決まる前に樋渡市長が池友会関係者と極秘に接触していたことも、後に判明した。
 市民側はこうした動きに不自然さを感じて反発を強めた。一方、市長側はこれらの動きに関し、十分な時間をかけて説明したかどうか。
 全国に約1000ある自治体病院の経営形態のあり方については、総務省が07年末、「公立病院改革ガイドライン」を策定。今年度中に改革プランを作成することを自治体に求めている。
 また、02~07年には全国19病院で民間移譲が行われており、今後も同様の流れは続くとみられる。
 今回の移譲問題も、その中の一つ。「民間移譲によって一部の医療が崩壊する」と主張する市民側に市長は「医師不足や財政赤字(の解消)で最良の選択」と反論。市民の選択が注目を集める。
 ◇「統括監辞したい」 池友会の蒲池会長、市長と行動を強調
 池友会の蒲池真澄会長は19日、毎日新聞の取材に対し、市長が21日に辞職した場合、同日付で武雄市民病院医療統括監を辞職する考えを示した。蒲池会長は今年8月、統括監に就任していた。
 蒲池会長は「私を任命した市長が辞職するならば、副市長らと相談の上で統括監を辞したい」と述べ、市長と行動を共にすることを強調。一方で、市民の間に市長をリコールする動きがあることについて「残念だ。大義名分が分からない」と話した。

先日 産科を諦めた従兄弟が来年 海外の病院に行くことになりました。理由を聞いたら「むしろ日本で医者をやる理由を探すほうが難しい」との返事でした。納得。

今日やっと発言を撤回、謝罪した様ですが

初めまして、わんこと申します。
共同通信社の報道によると、今日の午後日医の抗議を受けて、やっと発言を撤回、謝罪したそうです。
TBお送り致します。

  玉に付いた傷は、磨けば消える。 しかし、言葉に付いた傷は、消えることはない。 (本来は死んだ王への約束を守り、お家騒動の責任を感じて自殺した大臣を悲しんで言った言葉です。)
  発言を撤回しても、謝罪しても、既に発言は多くの医療者の心に刻まれました。
  先日のテレビで、『KY』と同様の若者言葉で、常識を超えて凄いコトを『神』と言うらしいと報道してました。 我らが2F先生や主将は、聖人を超える神として、医療崩壊の歴史にその名を永遠に残すことでしょう。

考えてみたら

この首相と波長が合わないと言う事は、喜ぶべき事ではないでしょうか。漢字もまともに読めない人の常識とは違って当然です。
それにしても波長の合わない人の事も友達って言うんですかね?

日本医師会の対応が甘すぎる

唐沢会長が首相官邸で麻生首相に会い、抗議したということですが、はっきり言って甘すぎます。麻生太郎が首相である限り、自民党および自民党議員を支持することはできない、と明言すべきです。

医師会の片想いですね

振られたらさっさと諦めて
次の相手を探さなくっちゃ

実家の父は ある地域の医師会長をしておりますが 今回の発言に激怒しています。医師会として もう 自民党は支持しないと言ってます。謝罪なんて 意味ないです。私は今まで政治に無関心だったことを心から反省しています。こんな 愚かな人が総理大臣になったことで きちんと考えるきっかけになりました。

agree

中間管理職先生が怒って下さってるからいいかと思いましたが客層違うので、わたくしも稚拙blogに書かせて戴きまちた◎

社会的常識

自分の健康は自分で守れってことでしょ。
過労死レベルの勤務を嬉々としてやってるなんて、非常識ですよね。
反省して、常識的な行動に移ってください。
なお、公務員の方には、違法行為を発見したら通報しなければならないという決まりがあります。労働基準法違反を発見したら、公務員としての責務を果たしてください。

あなたとは違うんです、のAAが欲しい

こんなブログもあります

医師会には社会的常識が欠落している人が多い
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/f65bacae249f66488dc8bfc3e9fbe384
(注:医師会であって医師とは書いてないです)

気分悪!!

    ↑
見ない方がいいですよ!!!!
私はこのせいで体調が悪くなってしまいました。
と言われたら余計見たくなりますよね。
ogura弁護士といい勝負かな?

もはや日本全体が「聖地」

ってことなんじゃないですか?

うすうすそんな気はしていましたが。

こういう意見を言う人は「滅多に医者にかかることがない、今のところ健康な人」がほとんどですねぇ。
実際の現場を見ている人(現場を知っている人)はほとんどこんなことはおっしゃらないです。

ちなみに、日本医師会はもう政治的には末端の開業医師の支持をほとんど受けていませんね。都道府県医師会ですら平然と反旗を翻してますから。

3650のリンク先

池田信夫って、アホですね。唖然としました。

3650のリンク先

池田信夫氏のブログですが、コメント欄もつっこみどころ満載ですね。demian様より少しねちっこくつっこんでみます。

>医学部の偏差値も高すぎる。特に物理や数学の点数がいちばん高い人が、医学部に行くのはもったいない。

偏差値が高いのは学力の高い人が医学部を多数受験するから自然にそうなっただけです。また日本の医学レベルが高かったのはそういう人たちが医師になっているからとは思わなかったのでしょうか。

>医者というのは大変な仕事だけど、それほど創造的な仕事ではない。

よく知らないことでも思いこみで断言できるのはマスコミの時の癖が抜けておられないのでしょうか。創造的とはどんなことを指しているのか伺ってみたいものです。まさか生活費や遊興費を稼ぐために自分の思想や妄想に値段をつけて垂れ流すことを創造的などとは言わないですよね。

>それより「患者を見下さないで思いやりをもって接する」といった試験をしたほうがいいでしょう。

これって試験できることなんですか。それとも皮肉的な言い回しなのでしょうか。仮に試験をしたとして試験で合格しても、現場で常にそれを実践しなければ試験など無意味です。これはできるできないという能力の問題というより、するしないという意志の問題だと思います。

医師と患者は社会人として対等の関係ですが、医学的知識や医療行為に関しては医師の方が患者より優位な立場にあります。それゆえ医師は思いやりをもって患者に接する良識をもつことが必要とされます。対等な関係なら患者はお客様患者様という意識であってよいのでしょうか。最近は専門家に対するリスペクトを知らず、TVやネットで仕入れた中途半端な知識で対等以上と思いこんでいる患者も多くなっています。

>こういう問題も供給を増やせば解決します。経済学的には、供給過剰で困るということは考えられない。

JBM的には今の日本で要求される医学的水準はきわめて高いところにあるのですが、その水準の医療の供給を簡単に増やせると考えておられるのでしょうか。高いレベルの知識や技術を持つ人が低いレベルの仕事をすることはできますが、その逆はできないというのは常識的にわかることです。
「経済学的には供給過剰で困るということは考えられない」とあるのですが、品質を抜きにして単純に需要と供給の関係だけを考えてよい問題なのでしょうか。他の経済学者さんも同じ考え方をするのか知りたいものです。

>劣悪な医師が退出することはサービスの質を維持する上でも望ましい。

医師不足が問題になっているところでは、劣悪な労働環境の中でベストパフォーマンスの医療を提供しようとがんばっている良質の医師しか残っていません。需要過多のままで劣悪な医師が退出し、良質の医師のところへ患者が集中すれば良質の医師は同じ質の医療を提供することはできず、無理に質を維持しようとすれば潰れてしまいます。
氏の意見だと医師を増やすのに医学部へ入学させる学力を落として量を増やせば解決するということになりそうですが、それでは医学レベルが低下するのは必然です。劣悪な医師を退出させても良質な医師が増やすことが同時にできなければ医療の質の向上につながることはありません。

ところで氏のいう医療サービスの質というのは何を指しているのでしょう。優しさとか接遇マナーなど国家資格の不要な医療行為以外のものを指しており、医学レベルは低くてもそのようなサービスを受ければ満足するというのであれば、それは厳密には医療の質ではありません。

3650のリンク先、補足

>医学部の偏差値も高すぎる。特に物理や数学の点数がいちばん高い人が、医学部に行くのはもったいない。

数学や物理の点数が高いから医学部に行くのではなくて、医学部に行きたいから数学や物理を勉強し、結果として数学や物理の成績が良くなるのです。数学や物理の点数が高くても、理学部や工学部に行きたければ、理学部や工学部に行くわけです。当たり前のことです。何がおかしいのでしょうか?

医学部入試が難しすぎるとのことですが、入試の成績の上位を足切りならぬ「頭切り」して不合格にしろということでしょうか。非難するばかりで代案がない。池田信夫って本当に記者だったんでしょうか。子供のわがままを聞いているような感じがします。

>医者というのは大変な仕事だけど、それほど創造的な仕事ではない。

創造的な仕事とは何でしょうか。そもそも学問というのは、理系でも文系でも、地道な作業の気の遠くなるような積み重ねです。そういう積み重ねの過程を知らずに、結果だけ見て物事を判断する人は、学問したことのない人です。安易に「創造的」という言葉を使う人は、学問から最も遠いところにいるということを、私は経験的に知っています。

>それより「患者を見下さないで思いやりをもって接する」といった試験をしたほうがいいでしょう。

そういうことを試験で測ることができると信じている池田信夫は、他人と接するのが下手な人なんでしょう。人間と如何に接するかは、実際に人間と接することによって会得していくものです。だから、近年では、医学部教育、臨床研修においてそのようなトレーニングをしているのです。

>こういう問題も供給を増やせば解決します。経済学的には、供給過剰で困るということは考えられない。

弁護士を増やしたところ、今度は弁護士の質の低下が問題になっている時世です。

>劣悪な医師が退出することはサービスの質を維持する上でも望ましい。

劣悪な医師ってどんな医師でしょう? それが分からないと、何ともいえませんね。ちなみに医療はサービス業ではありません。国民皆保険制度に基づく、極めて社会主義的な業界です。また、サービス業では、客が不快になることは許されませんが、医療では、患者がイヤがることでも敢えてしなければならないことが沢山あります。それを「侵襲」と言うのです。患者は「お客さん」ではないのです。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

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