fc2ブログ

■”産婦人科はないが、妊婦も断らず、とにかく患者として受け入れる”…マジですか(笑) 「「急患断らぬ」貫き25年 千葉・柏の病院の医師確保法」


なんだか

すごい病院発見(笑)。








>産婦人科はないが、妊婦も断らず、とにかく患者として受け入れる。





えっと?

…えええ???

>産婦人科はないが
>産婦人科はないが
>産婦人科はないが
>産婦人科はないが



もうこれだけ読んでも

頭がクラクラします(笑)。



しかも、

それに対しては、

>出産の場合は産科がある医療機関に転送

と、

小学生並みの対応で

答えているようです(笑)。





それじゃあ、救急で

行っている意味ないじゃん(笑)。







「急患断らぬ」貫き25年 千葉・柏の病院の医師確保法

asahi.com 2008年11月6日15時2分

http://www.asahi.com/national/update/1106/TKY200811060132.html


 救急患者の受け入れ拒否が社会問題になる中、「どのような急患も受け入れる」ことを開院以来25年間守り続けている病院が千葉県柏市にある。医師の住宅整備や研修・学会への参加支援など、仕事環境の充実を図ることで医師を十分確保できており、若い研修医の人気も高い。

 柏市の名戸ケ谷(などがや)病院は内科、外科など21科247床、中規模の民間総合病院で、2次救急を担う。ここを目指して年間5千台の救急車が走る。柏市内の救急搬送の4割前後を受け入れているほか、近隣の我孫子、松戸、野田市、さらに埼玉県から運び込まれる患者も少なくない。

 産婦人科はないが、妊婦も断らず、とにかく患者として受け入れる。患者は一般医が診断し、出産の場合は産科がある医療機関に転送するなど専門医の対応が必要ならば連携できる病院へ移す。「管制塔」のような役割もする。

 名戸ケ谷病院が患者を断らずに済むのは、医師の手厚い配置があるからだ。常勤医が35人で、法の規定より9人多い。各科1人は必ず病院から車で5分以内に住む。病院が借り上げ住宅を用意しているほか、住宅購入の優遇ローンなどもある。

 2人の当直医だけで対応できない場合は、いつでも医師の呼び出しが可能だ。副院長で外科医の高橋一昭さんの場合、こうした呼び出しの緊急手術は週に1~2回という。

 年間1700件の手術があり、さまざまな症例を学べるとあって、研修医の人気も高い。今年は5人の枠に22人の応募があった。大規模な大学病院で研修医の定員割れが起きているのとは対照的だ。

 常勤医には研修日があり、週2.5日は現場から離れられるほか、10日間の夏休みもまとめ取りできる。国内外への留学や学会出張への援助もある。こうした取り組みで医師の定着が増えた。

 高橋副院長は「専門医志向が強まったことや訴訟リスクもあり、患者を診ずに電話口で断る病院が増えている。まず医師が患者を診ること。当たり前の役割を果たせば、日本の医療はちゃんと黒字経営できる」と話す。

 柏市消防局救急課の担当者は「救急車で行き先が決まらないのが、患者も救急隊員も大変つらい。名戸ケ谷は受け入れてくれる、というのは大変心強い」という。

 千葉県医療整備課によると、医療過疎の地域では5~10回交渉して搬送先が見つかるケースも珍しくないが、病院がたくさんある都市部でも搬送に苦労する例はある。2次救急機関は県内に約150カ所あるが、名戸ケ谷病院のように「全件受け入れ」を表明している例は、「聞いたことがない」という。(鶴見知子)







ちなみに、

>各科1人は必ず病院から車で5分以内に住む。

これって、

なんかの規則なんでしょうか(笑)?




こんなことまで

決められている病院って、

ある意味すごいですよね。









>名戸ケ谷病院のように「全件受け入れ」を表明している例は、「聞いたことがない」という。


…それはそうでしょう(笑)。





産科がないのに

妊婦まで引き受けているのは、

火中の栗を拾うというか、

素手で

溶鉱炉に手を突っ込むようなものです。




これほどまでに

医療訴訟に対する認識が甘い病院は

トラブルに対して

どのように対応しているのでしょう?

逆に興味がわきます(笑)。





とりあえず、

オアシス発見!!

といった感じでしょうか。








幻だったりして(笑)。






取り敢えず、

オアシスだろうと、幻だろうと、

すべての救急車は

名戸ケ谷病院を

目指す、と言うことになりそうです。



千葉は△先生といい、

いろんな病院があるんですね…。













関連記事

コメント

グレイ ジャック

医療に対する知識が全く無い人が考えているような運用ですね。
この病院がいつまでこのような考え方で続くのか興味があります。
これって本当の意味での・医療の適正な提供・からは
ちょっと外れているような気がします。

勤務する先生方の救急医療に対する意欲には
敬服いたしますが
まあ、
3次救急は受けていないようなので
今はまだ大丈夫なのでしょうが、
3次もやりだしたら確実に
犯罪組織と呼ばれることでしょう。

千葉ってすごい!

年間五千台の救急車って、一日十三台ってことですか。二時間に一台以上。わあ、すごいですね。
ところで、出産の場合は産科のある医療機関に転送ということですが、このときの受け入れ要請では”たらい”はまわらないのでしょうか?またいわゆる野良妊婦は不払いが多いことも知られていますが、送りつけられた産科での支払い状況は大丈夫なのですか?妊婦の脳出血も受け入れて、さて、その後どうするのでしょうか?なぞは深まるばかりです。
sakiさま、どのような急患も受け入れるという以上、要請があれば三次相当も受けるのでしょうから、もしかしたら救急隊のほうが気を使って三次相当のものは最初から受け入れ要請してないのかもしれませんね。

名戸ケ谷病院

ホームページの外来担当医表を見ると、循環器科の外来を△先生御本人が行っておりますね。

これって、多分常勤いないってことですよね。

それでいて、循環器科の紹介に、

>当院ではあらゆる循環器疾患を担当する体制がとられています。

って、どうなんでしょ?

大体、遅脈性不整脈って???
普通は徐脈性不整脈だよねえ。

千葉いいよ千葉

産科がないのに妊婦を受け入れた挙句「うちに産科はないから他所へ行け」???

自分の嫁さんだったら、末端小児科医の俺様でも激怒すると思いますが。
もしかして俺ってモンペの素質ありなの?w

過疎をなめるな!

>医療過疎の地域では5~10回交渉して搬送先が見つかるケースも珍しくない

5~10も交渉できる施設がある癖に医療過疎を名乗るとはおこがましい。

産科医が静注していないと

妊婦さんは受けられないのではないでしょうか。単なるトリアージ係なら研修医でも出来そうですが。

産科がないからこそ 大きな顔して「妊婦も受け入れる」と言えると思いますよ。救急隊が産科がない病院に 本当の救急患者は送らないのではないでしょうか。風邪をひいた妊婦さんや ちょっと転んだ妊婦さんを受け入れても 救急を受け入れたことになります。この際 産科を廃止して 妊婦は受け入れます!そのかわり転送します!といえば 本当の救急妊婦は来ないでしょうね。

あのー

素人の素朴な疑問なんですが、この病院に救急でいきなり妊婦さんを押し付けられた相手先の医療機関はこの病院をどう思ってるんでしょうか?
それと最近の例のように脳内出血があった場合、脳外科医がいれば脳の手術は出来るのでしょうが、妊婦さんの妊娠を継続させるか、出産をさせちゃうのかとか、産科の先生の意見も聞かずに手術とかしちゃうんでしょうか?
素人なので頭の悪い質問でごめんなさい。

最近のマスコミの論調では、「産科救急と一般救急の連携が必要」とかいうのが目立ちます。
こんな時代でも、脳みそまで筋肉でできているような救急医というのはまだまだ少なからずいます。どんな激務も、薄給も、時間外労働も意に介さないような人たちですが、そんな彼らの心を折るくらいの破壊力を持っている言葉が実は「妊婦も診ろ」なのではないでしょうか。
今マスコミで話題になっているのは首都圏の産科救急の問題ですが、こういった報道がまさに全国の一般救急の崩壊に拍車をかけているんではないかと思う今日この頃です。

本当に一例も断ってないんでしょうかね、その病院。「あの」徳○会病院でさえも一定の割合で断ってるとのことですが。院長の発言、何かウソくさいんですよねぇ・・・。
ある種のプロパンガンダとか宣伝的なニオイのする記事だと思います。

オンコール

全科オンコール番を置いて、何でも対応可能とか謳い文句にしている病院ですね。経験ありますよ。下だったので、一般当直以外週4日オンコールで、オンコール代1日3000円と給料めちゃ安で、病院に出てくると時給2000円でした。こういう病院は、研修医には、「様々な症例が経験できる」のを売りに給料激安。患者には、「どの科も対応可能」とコンビニ的便利さを売りにしてました。もちろんトラブルは、続出していましたよ。

未だにこんな病院に勤めちゃう…

昆虫より莫迦な医師が多い事に強く絶望します。
…まあ昆虫ドモのおかげで、わたしゃドロッポ生活を満喫出来ちゃってるんですけどねw。

全受け

救急車をいったんでも全部受けると救急加算がついて経営的にはすごくよいようです。近くに転送を受けてくれるところがあるとできるかもしれません。いったん救急車からおろしてバイタルとってカルテ作ればいいんですから。でも、うちの病院で前に全受けしたら、Pがたくさん来て(専門のP科がないので)困りました。コミュニケーションとれず、転送先も・・・。この病院にはP科はどうしているのでしょうか?

まほうのCT

「何でも治すまほうのCT」でも設置してあるんですかねぇ。廊下に。(皮肉)
>医療過疎の地域では5~10回交渉して搬送先が見つかるケースも珍しくない
最高記録三一回を樹立したのは首都圏の病院だった気がするんですが
都市部かつ医療過疎っていう地域が存在するという発想がないんだろうか

名戸ヶ谷病院、むかし大学からのバイトで週1回、内科の外来やっていました。

場所的になんでもかんでも受け入れないと病院の経営が成り立たないだろう、といえるような場所にあります。
柏といっても辺鄙な場所に病院があるしね。

あそこは断ることが多い、という評判がたつと患者が来なくなって経営不振→廃院って可能性大と経営陣が考えての策でしょう。
えー、医療安全とか、そういうことじゃなくて。

このレベルの病院にはありがちなパターンです。

名戸ヶ谷病院・・若い研修医の人気が高いねぇーー、ふーん。
バイトに行ってたときに、そういう印象は受けなかったけどね。
なんか、医者のやり繰り大変そうだったんだけど。

ま、どうぞお好きにって感じ。

千葉

千葉では眠れないと119呼ぶ高齢者や宅老所利用の別居家族確信犯的に救急利用やベッド塞いだりなどが本当に多いようです

むしろゆるい患者受け入れ専門病院として、
緊急性のない他所の入院患者をピストン受け入れすれば高度医療設備の病院はベッドが空き、みんなのためになると思いますけど

その病院のホームページを見ましたが、内科医が4人しかいません。
しかも、一人は在宅医療担当ということは、往診中心とすると?
そもそもそれで研修医の指導は?
なんか胡散臭さを感じますね
研修医に人気というのも、ただのすべての問いあわせがあっただけの人数も、すべて希望者にいれているんでしょうね。それすら水増しだったりして

名戸ヶ谷病院 中継中

今夜の報道ステーションで名戸ヶ谷病院が、拒否ゼロの病院として中継されていますね。
非公開コメント

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

プロフィール




中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
↑「勤務医 開業つれづれ日記・2携帯版」はこちらから。

おすすめ開業関連本

クリックするとAmazonに飛びます。

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2017 vol.7: 必修問題


クエスチョン・バンク CBT 2017 vol.5: 最新復元問題


医師国家試験のためのレビューブック 小児科 2017-2018


小児がん診療ガイドライン 2016年版


もっともっとねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書3


ねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書


診療所経営の教科書〈院長が知っておくべき数値と事例〉


感染症レジデントマニュアル 第2版


40のしまった! 事例に学ぶ 診療所開業ガイドブック (NHCスタートアップシリーズ)


開業医・医療法人のための医療税務と節税対策Q&A


開業医・医療法人…すべてのドクターのための節税対策パーフェクトマニュアル


開業医・医療法人…すべてのドクターのための税務調査対策パーフェクト・マニュアル


医院の財産 承継&相続パーフェクト・マニュアル


よくわかり、すぐ使える成功するための「医院開業」ハンドブック―コンサルタントが教える「My Clinic」のつくり方


トラブルにならない 社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方


ねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書


もっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書2


もっともっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書3

おすすめ医学書

FC2カウンター

いつもご訪問、ありがとうございます。2009年5月7日からの累計アクセス数です。

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数:
いつもありがとうございます。現在、アクセスしている方の数です。

Amazon人気商品

月別アーカイブ

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -