2008/11/04
■ブラック接骨院 「253接骨院、請求に問題 都国保連がブラックリスト」
医療費の問題が
取りざたされていますが、
なぜか
全く問題視されていない
接骨院や整骨院。
(1)にあるように、
>厚労省の推計によると、柔整師にかかった患者の治療費は05年度で約3100億円。
>これは開業医の皮膚科、産婦人科を上回る。
そんな状況で
保険請求がされています。
はたして
正当なのかな?
(ケガの数が)
>3カ所が44.7%、4カ所以上が5.8%
理由を書かずに最大限
保険請求ができる
3か所のケガが
ダントツに多く44%、
理由を書かなくてはいけない
4か所以上のケガという人は
5%台と、
めちゃくちゃ少ない…。
いかに
医師、医療関係者が
保険に関してまじめにやっているか、
あるいは
同じ国民皆保険システムでも
立場が変われば
どれだけ
”もぎ取れるか”
ということを
如実に示しています。
253接骨院、請求に問題 都国保連がブラックリスト
asahi.com 2008年11月3日
接骨院や整骨院が、肩こりや腰痛のマッサージを、ねんざなどのケガとして健康保険請求している問題で、東京都内の国民健康保険への請求を審査する東京都国民健康保険団体連合会(国保連)が都内の約4千のうち250余りの接骨院を「問題あり」として「ブラックリスト」化していることがわかった。21カ月で15回も指摘を受けている接骨院もある。指摘を受けて指導にあたる市区町村の対応にはばらつきがあり、監督のあり方が課題になっている。
国保連は市区町村の国保の委託を受けて保険請求の内容を審査している。リストは、東京都国保連の柔道整復療養費審査委員会が、請求内容に問題がある接骨院の状況を把握するために作っている。
毎月の審査で
(1)3カ所も4カ所もケガをしたとする請求が多い
(2)通院日数が不自然に多い
(3)ケガの原因と負傷個所が整合しない
――といった問題点を指摘する文書を作り、市区町村を通じて接骨院を経営する柔道整復師に注意をうながしている。
9月の請求を審査したところ、253の接骨院がリストアップされた。「要注意施術者」の接骨院は20あり、昨年1月からの21カ月で15回の指摘を受けた接骨院もある。
審査委には柔整師に指導や調査をする権限がなく、実際に治療費を支払う市区町村の国保に注意文書を送る仕組みになっているが、その活用方法は市区町村によって違う。
要注意施術者が8人と最も多かった世田谷区では、35接骨院がリストアップされた。しかし、区は注意文書を柔整師が所属する団体にまとめて送るだけで終わっている。文京区、足立区は審査委の指摘をもとに独自に患者調査などをする仕組みがあり、悪質な場合は東京都の指導当局に具体的な処分を求める。その結果、文京区は1接骨院がリストに載るだけで、足立区も注意文書が1度の6接骨院にとどまっている。
日本柔道整復師会は「審査委の権限強化も考えるべきだ」と話している。(松浦新、内藤尚志)
医師や歯科医師は
自殺するほど
審査が厳しく、
逆に
接骨院や整骨院は
フリーで
請求し放題、
注意は
>区は注意文書を柔整師が所属する団体にまとめて送るだけで終わっている。
所属団体に文章を送るだけ、
というなら
これほどおいしいものはないでしょう。
毎年2200億円もの
削減がなされている
社会福祉費。
>厚労省の推計によると、柔整師にかかった患者の治療費は05年度で約3100億円。
>これは開業医の皮膚科、産婦人科を上回る。
フリーパスの状況は
今の医療環境では
特別に見えるのは気のせいでしょうか。
(1)
■いつも、ケガはちょうど3ヶ所(笑) 「接骨院・整骨院、保険対象外も請求? ケガ数など不自然」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-173.html
コメント
ポリペク、EMRなんて
非医療関係者の方のために、一応説明しておきます。
ポリペク:polypectomy ポリープ切除術
EMR:endoscopic mucosal resection 内視鏡的粘膜切除術
保険診療上、大腸においては盲腸、上行・横行・下行結腸、S状結腸、直腸が各一臓器として扱われます。上行結腸、横行結腸、下行結腸はまとめて一臓器ってことです。大腸カメラで回腸末端まで検査した場合は回腸も一臓器です。全部で5臓器から生検なりポリペクなりEMRなりできるわけですが、一回で請求できるのは3臓器のみです。4臓器以上のポリペク等が必要な場合、一回でやってしまうと病院は損するってことです。大抵は患者さんの(肉体的にも精神的にも経済的にも)負担大きいし、できるだけ一回ですませることが多いですがね。
2008/11/04 18:03 by 南島の管屋 URL 編集
不正請求
接骨院や整骨院
って、そんなことないですよ。
整骨院って、増えてますからね。
そこに目をつけない保険者ってないですよ。
とくに老人保健今で言う後期高齢者医療は凄いですよ。
整骨院の不正請求の裏に同意書で協力する医師が存在することを忘れてはいけません。
私が関係した件なのですが、きっかけは保険者からの医療費通知により不審に感じた患者よりのタレこみにより調査を行い不正請求を解明、診療報酬の返還が出来ました。
結構年間何百万単位でありますよ。
きっとその整骨院関連で何千万ということでしょう。
同意した医療機関に実際に通院しているかなど詳細に調査して有無を言わせないようにして通知しますよ。
保険者は何もしていないわけではありません。無責任な
医師の責任も大きいですよ。
けっこう患者からのタレこみで動いたりしています。
2008/11/04 22:09 by 不正チェックしてます URL 編集
30787カ所(2006年)
で、毎年6000人以上新規参入しています。
どうするんでしょ。
2008/11/05 18:12 by Togapyon URL 編集
新たな○○発見!?
◇年金財政の方向性示せ--広井良典・千葉大教授(医療経済・社会保障論)
>診療所(開業医)に厚く、病院に薄く配分される診療報酬体系により大病院に十分医療費が回らず、その結果「医療崩壊」は起きている。
>診療所(開業医)に厚く、病院に薄く配分される診療報酬体系により大病院に十分医療費が回らず、その結果「医療崩壊」は起きている。
>診療所(開業医)に厚く、病院に薄く配分される診療報酬体系により大病院に十分医療費が回らず、その結果「医療崩壊」は起きている。
開業なさって一ヶ月が経過された先生はいかがお感じですか?
近況報告も含めお聞かせ下さい。
2008/11/06 11:58 by 耶馬苦痢陰弔 URL 編集
・・・『スクライド』分かる人、いるかなァ??
産科医、月300時間の拘束 過酷勤務明らか、初の実態調査
全国の一般病院や大学病院に勤める産婦人科医が、診療や待機などで拘束されている時間は月平均で300時間を超え、中には500時間以上の医師もいることが、日本産科婦人科学会による初の勤務実態調査の中間集計で31日分かった。
単純に1カ月30日として割ると、300時間の場合は休日なしで毎日10時間、最長の例では同16時間拘束される計算になる。
学会は「過酷な勤務の一端が数値で示された」とし、厚生労働省に報告。詳しい内容を11月1日に都内で開く公開市民フォーラムで発表する。
集計は一般病院の221人、大学病院の76人の勤務医からの回答を基にまとめた。一般病院のうち、当直勤務がある一般病院の医師は月平均4・2回の当直をこなし、病院にいる時間は月平均301時間だった。
当直がない一般病院では、実際に病院にいる時間は平均259時間だったが、お産があると必ず呼び出される「病院外での待機時間」も含めると、拘束時間は平均350時間に上った。
一方、大学病院の勤務医は、大多数が一般病院でのアルバイトもこなすため拘束時間は平均341時間と長く、当直は月平均5・8回。最長で505時間だった。
(http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008103101000299.html )
[1] 発症前1か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね45時間を超える時間外労働が認められない場合は、業務と発症との関連性が弱いが、おおむね45時間を超えて時間外労働時間が長くなるほど、業務と発症との関連性が徐々に強まると評価できること
[2] 発症前1か月間におおむね100時間又は発症前2か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね80時間を超える時間外労働が認められる場合は、業務と発症との関連性が強いと評価できることを踏まえて判断すること。
(厚 生 労 働 省 発 表平成13年12月12日(水))
既に取り上げられたのを見落としていたら、ゴメンナサイ。 しかし、人間以外と死なないモノだ。
2008/11/06 19:35 by おだまき URL 編集
2008/11/11 02:09 by URL 編集