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■精神分裂的な文章(笑) 「【主張】医師不足 協力体制強めて解決せよ」 vs 「病院経営悪化、32%が赤字 東京では54%も」

ネタ元は

耶馬苦痢陰弔さん

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-473.html#comment3284

です。いつも大変お世話になっております。







産経クン?

日本語、

わかっているかなー(笑)?





さて、

今月の目標は、

「自分の言葉に責任を持とう」

です。

守れてますか?





…産経クンは

ダメだね、もうちょっと努力しないと。

同じ日に書いていることが

全然違うじゃない…。









おバカな産経新聞です。

ここまで来ると、

どう表現していいのか

わからなくなるほど

無理解です(笑)。




自分で、

>開業医の年収は勤務医の1・8倍にも上る。

って書きながら、

同日の記事で

>病院経営悪化、32%が赤字 東京では54%も 
(民間病院)

って書くのは、

1.8倍もらっているはずの

開業医が火ダルマ、

ってことなんですよ(笑)。





これ以上、

診療報酬下げて

どうしろと(笑)?




開業医までつぶして、

日本一面、

医療の焼け野原にしたいんでしょうか?







>開業医が交代で墨東病院の勤務に就くことも可能だ。

そんなことしたら

ますます

産科医になる人が減りますね(笑)。




産科医になったら

マスコミには火ダルマにされ、

国には、

一兵卒として

一生管理され

全国配置されるというのが

マスコミの論調のようです。




この考えが

憲法違反なのが

なぜわからないのでしょうか?








【主張】医師不足 協力体制強めて解決せよ

産経ニュース 2008.10.30 03:04
http://sankei.jp.msn.com/life/body/081030/bdy0810300304000-n1.htm

 脳内出血の妊婦が受け入れを拒否されて都立墨東病院で死亡した問題を受け、厚生労働省が全国の「総合周産期母子医療センター」に対する緊急調査を実施したところ、多くの医療センターで常勤の産科医が足らず、当直も回らない実態が判明した。

 妊婦や新生児の緊急治療に対応できる病院でさえ、このありさまだ。明らかに産婦人科の勤務医が不足している。

 今年6月にまとまった医師不足を解消するための厚労省の「安心と希望の医療確保ビジョン」では、これまでの医師養成の抑制方針を百八十度転換し、医師の増員を打ち出した。

 しかし、単純に医師を増やしても問題は解決しない。増やした医師がビル診(オフィス街の診療所)などの開業医に流れるようでは意味がない。不足している病院の勤務医を計画的に増やして配置していかなければならない。

 そのためには第一に勤務医の待遇改善が求められる。開業医の年収は勤務医の1・8倍にも上る。診療報酬を勤務医に手厚く配分し、勤務医の収入を引き上げ、その分開業医の診療報酬を引き下げる。これには医師会の協力が欠かせない。勤務医を支援するためには医療クラーク(事務員)を増やし、看護師や助産師らの能力を向上させることも必要である。

 勤務医のなかで産婦人科医と同様に小児科医や救急医、外科医も不足している。勤務がきついからだ。この診療科ごとの偏在をなくすためにも労働環境の改善が求められる。医師が診療科を自由に名乗れる自由標榜(ひょうぼう)制にある程度制限を加え、一部の診療科への集中を防ぐことも検討したい。

 地方の医師が不足する地域的偏在も問題だ。開業する条件に地方の病院での一定年数の勤務を求めることも必要かもしれない。

 今回の問題では地元医師会が今年2月の時点で東京都に墨東病院の産科医の人数を増やすよう要望していた。しかし、要望するだけではなく、医師会に所属する産科の知識を持った開業医が交代で墨東病院の勤務に就くことも可能だ。そうした協力こそ人の命を救う医師の使命である。

 責任の所在をめぐって厚労相と都知事が対立する場面もあった。国、自治体、医師会、病院が力を合わせ、医師不足を解消し、安心して治療の受けられる社会を作っていかねばならない。




病院経営悪化、32%が赤字 東京では54%も

産経ニュース 2008.10.30 23:59
http://sankei.jp.msn.com/life/body/081031/bdy0810310002000-n1.htm

 民間病院の経営状態が悪化していることが、全日本病院協会が30日まとめた「平成20年度病院経営調査報告」で明らかになった。調査対象となった32%の病院が赤字経営で、19年度の24%に比べて大幅の悪化。とりわけ東京は54%(前年度42%)と赤字率が高かった。

 病床規模別にみると、「20~199床」の病院の経営が比較的安定しているものの、「200床以上」の大規模病院で経営状態が悪いところが目立った。病床種別では、一般病床のみの病院で赤字経営が目立った。

 協会では「診療内容や方針を1人の患者にていねいに説明する必要などから、診察できる患者数が落ちて収入が減っている。その一方で、必要なスタッフ確保のため人件費が増加したことなどによる支出増が経営悪化の要因。都市部や大規模病院ほどその傾向が強くみられる」と危機感を強めている。

 20年度は診療報酬改定があり、これまで開業医に向けられてきた財源の一部が勤務医の待遇改善に振り向けられた。しかし、協会では「産科、小児科などに重点的に配分されたため、病院全体の経営改善にはつながっていない」とみている。

 調査は全国288病院の今年5月の経営状況をまとめた。国公立病院など、地域の基幹病院は含まれていない。







勤務医は従業員、

開業医は社長、

で、

「社長が1.8倍給与をもらっているのはけしからん」

でも、

「開業リスクは全部社長が負え」

というのは

トンデモに聞こえます。






マスコミさんは

医療叩きの体質が

全く抜けないようで、

何かあれば

「医師は叩き、看護師は天使にする」

のが鉄則のようで、

そのたびに

医療は荒廃していきます。






ものすごい高給のマスコミさんに

そんなこと言われる筋合い、

ないんですけどね。












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コメント

はいはい、産経さーん!読売さんの記者さんが足りないようですよ!いち早く国民に有益な情報を流して国民を守るために記者さんは協力すへきです!さあ!産経さん、読売さんのために国民のために寝ないで張り込みしてください。おっ スクープですか?産経記者さんのおかげで読売さんと読売読者さんは救われました。えっ?産経が乗り遅れた?産経読者さんは情報が遅れたためな大変になった?・・・そんなこと知ったこっちゃあないですよ。記者さん同士連携するのは当たり前でしょう?ところで 記者さん、あなた方が開業医を潰すために書いている報酬は開業医の何倍でしょうかね?うちは開業医ですが 従業員の生活を守るためにどれほどの福利厚生がかかっているかおわかりですか?検査機械一式いくらかかっているか知っていますか?患者さんのための駐車場を確保するためにいくらかけているかわかりますか?市民の健康を守るためにどれほどボランティアをしているか見ていますか? あなたがたにそう言われるほど儲かっていないどころか 借金返済に必死です。

「開業医が交代で墨東病院の勤務に就くことも可能だ。」

可能ですけど、その間、開業医が本来管理するべき患者さんはどうしろと?
「陣痛が始まったんですけど」
「先生は木刀に行ってるので、帰ってくるまで待っててください」
こんなんでいいの?

勤務医の長時間勤務を何とかしなければいけない、といいながら、開業医にはもっと長時間働けというマスコミ様全般の精神分裂的な論調には呆れてものが言えません。

それとも、いまだに「開業医は1日4-5時間しか診療せずに、楽してがばがば稼いでいる」だなんて妄想を信じておられるのでしょうか。
今の診療報酬制度、「開業医が儲けている」額の差は、再診料が病院60点、開業医71点のわずか11点差のみです。他は加算の種類によっては病院でないと取れない、開業医でないと取れない、というものがわずかにありますが、「病院と開業医で診察を受けた場合、基本的には110円しかちがいがない」のです。これが、倍ぐらいの差がある、のなら、文句はもうしませんが。
1日100人診察しても1万1千円しか収益の差はありません。

開業医も正規の診察時間外に、健診や往診など、いろいろな業務が待っています。
終わってからも、その日1日の患者の診療内容の見直し、カルテ整理などが待っています。
こんなことをやってくれる事務員はいません。というより、雇えません。病院と違ってそんなコストは発生しませんから。


さて、どこに「開業医は楽して儲けている」構図があるのでしょうか。
それとも、「保険外診療のみ」の方を中心に考えておられませんか?

防衛医大

今朝の新聞で、防衛医大が採算が取れなくて、産婦人科をなくする方向だそうらしいですね。

防医は産婦人科なくなれば、大学病院として機能するのでしょうか?

マスゴミの方々

他職種偉そうに批評するなら、御自身でそれだけこなせる能力があるのでしょうから、医学部入って、産婦人科と脳外科診療できる医師になってくれ。他人の批評をするということは、自分でその分野に精通する人間がやることだと思いませんか?
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中間管理職: このブログの管理人。
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某大学医学部を卒業
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医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

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