■マスコミが叩き潰す産科救急 「妊婦死亡:拠点病院なのに… 産科医不足、また悲劇」

毎日新聞は

自分で奈良県の産科医療を

叩き潰し、

今度は都心の産科救急も

叩き潰すのが目的のようです(笑)。





ずっと変わらず、

妊婦の脳内出血の致死率は

非常に高いのですが(1)、

あたかもマスコミは

「すぐに運べば救命できた」かのような

報道を続けています。




さらには、

毎日新聞社は

同じ論調を繰り返します。

 >医師不足を背景とした同様のケースはこれまでも相次いでいる。


なんて、

自分が奈良県南部の

産科医療を壊滅させた

毎日新聞さんが

自分を棚に上げて

しれっというところが

信じられません。











妊婦死亡:拠点病院なのに… 産科医不足、また悲劇

毎日新聞 2008年10月22日 12時28分(最終更新 10月22日 13時20分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081022k0000e040061000c.html

 都心の救急医療体制のほころびが浮かび上がった。妊娠中に脳内出血を起こして亡くなった女性の受け入れをいったん断った東京都立墨東病院(墨田区)は、リスクの高い妊婦に対応する「総合周産期母子医療センター」に指定されているが、産科医不足で救急搬送の受け入れを制限していた。繰り返される悲劇はどうすれば防げるのか。専門家からは「医師不足解消のため、都や国全体の問題として取り組む必要がある」との声が上っている。【樋岡徹也、関東晋慈、中村牧生】

 墨東病院によると、昨年末に産科の常勤医1人、今年6月に研修医1人が退職し、医師が計6人となった。このため、7月から土日と祝日のセンターの当直医を本来の2人から1人に減らし、周辺の病院に週末の受け入れの協力を求める文書を配布していた。

 脳神経外科非常勤医員の経験もある坂本哲也・帝京大教授(救急医学)は「
(都内9カ所の)周産期センターの機能を果たせなくなるという状況にまでなるのなら、社会の安全を保証できない。
東京都の福祉行政の責任を問題にするしかない。産科医師が仕事をしやすくなる環境作りが欠かせない」と指摘する。

 三鷹市の杏林大学医学部付属病院で1、2次救急医療の責任者を務める松田剛明准教授(救急医療)は「妊婦の急変には救急医に加えて産科医の協力が不可欠」と指摘。しかし、産科医は全国的に不足しており十分な当直態勢を組めない状況で、「無理して受け入れて死亡した場合、病院や医師が訴訟を起こされて負ける懸念もある」と話す。

 医師不足を背景とした同様のケースはこれまでも相次いでいる。

 奈良県大淀町立大淀病院では06年8月、分娩(ぶんべん)中に高崎実香さん(当時32歳)=奈良県五條市=が意識不明となり、19病院に受け入れを断られて緊急搬送先の病院で亡くなった。

 高崎さんの義父憲治さん(54)は「東京にはいくらでも病院がありそうなのに、このようなことが起きて驚いている」と繰り返される悲劇を憤った。そのうえで「搬送先が決まらない間、家族らはやきもきしたことだろう。救急に対応する病院は、無駄だと思わず、医者の数にゆとりを持たせるべきではないか」と指摘した。

 ほかにも07年8月には下腹部痛を訴えた奈良県の妊婦が病院に受け入れを断られ、救急車で大阪府内の病院に運ばれる途中に死産。同年12月には嘔吐(おうと)などを訴えた大阪府の女性(当時89歳)が30病院に受け入れを断られ、収容先の病院で死亡。今年に入っても、1月に胸痛を訴えた東京都の女性(当時95歳)が、11病院から受け入れを断られ死亡している。

 ◇「あってはならないこと」…石原都知事
 妊娠中の女性が7病院から受け入れを断られ、死亡した問題で、石原慎太郎都知事は22日午前、報道陣の質問に「初めて聞いた。あってはならないこと。そういうことがないように(救急医療体制を)作っているのに。なお調べて対処します」と答えた。【須山勉】






マスコミの本音は、

「東京までまずいのかよ、おい。

本気で救急やれよ」

という勢いで医療を叩いているんでしょう(笑)。





すでにこのような現象は

以前から言われていたことです。






そして

マスコミが叩けば叩くほど、

そして

司法が

「働きすぎるのは医師のせいで

国も病院も知らないし、

労働基準法なんか関係ないよ」

という限り、

医師は救急をやれなくなっていくでしょう。




現時点の救急現場は、

たとえ、やる気があっても

あまりに現場がひどすぎて

やる事ができない、

という次元に来ています。






(1)
産科医療のこれから
妊娠・分娩時の脳出血
http://obgy.typepad.jp/blog/2007/09/post_bc04.html



でも、

この論文、マスコミの方には

理解できないのでしょうね。

たぶん。



>この27症例中,救命可能な症例は1例のみであった1)。

と書きぬいておきます。

いいですか?

マスコミさん?




27人の妊婦の脳内出血がいて、

助けられそうなのは

たった1人

というのが今までのデータです。





コメントの投稿

非公開コメント

大丈夫ですよ。
マスコミの皆さまには「不都合な事実は認識しない(できない)」というマスゴミフィルターが備わってますから。

特にタブロイド紙の代表格である毎〇新聞なんか典型的ですね。
まるで脳梗塞患者の認知症の如く、都合の悪いことには知らんぷり。

Seisan先生

最後の一言はちょっとマズイのでは?

夜間の都内は無医地区で〜す

5年以上前から、東京都内の時間外は無医地区だったんです
けどねぇ。今頃、気づいても遅いっちゅうの>マスゴミの皆様

交通事故なら地方で事故った方が救命率高いとかさ、数字で
示すしかないんでしょうね〜

そうですね。謹んで表記させていただきます。

「私の前回のコメントには特定の疾患の方を誹謗中傷する意図はありません。」

でも27症例中1例は助かったはずなんでしょ。
死ぬ可能性が高いならほっとけば良いってことですね。
マスコミにおどらされてる国民もどうかと思うけど、マスコミや国のせいにして何にもしないのもどうなんでしょう。
人のせいにして生きてれば楽ですもんね。

対応する義務

>通りすがりの一般人さま

何かしなければならないのは,我々ではなく行政側です。墨東病院が常勤産科医3人で当直を行っているという状況をどうお考えですか。3日に1回は当直が入るということです。当直明けも通常勤務ですから,週に2日は30-36時間連続勤務があるということです。最終的にきちんと対応した墨東病院をたたくマスコミは現実を全くわかっていません。

マスコミは専門家に聞いてから書け

>でも27症例中1例は助かったはずなんでしょ。
これは、運良く日本における理想的な医療を受けられたとしても、1例以外は助けられないということでしょう。残りの26例は、発見が遅れても、遅れなくても、結局は助けられなかったということ。

妊婦じゃなくても脳内「出血」では、救命率は低いですよ。医療は何でもできると勘違いしている人が多い。

死んでいない≠社会復帰

「この27症例中,救命可能な症例は1例のみであった」の意味するところは心臓は動いている(しかもその可能性)という意味合いであって、社会的に(やっとなんとかも含め)復帰できる状況になったかどうかに付いて触れているものではないことは、いうまでもなく常識の範囲のことでありますことですが誤解される可能性が残る一般の方々が読むこのblogですので念のため書き留めておきますね。

本日のあさひしんぶん にちょっと詳細なデータがでてますね>妊産婦の脳出血
http://www.asahi.com/health/news/TKY200810230343.html
3時間以内に診断を受けた人で死亡したのは8%なのに対し、3時間以上では36%に達した。ただ、重い後遺症が残った人は3時間以内では7割にのぼり、3〜24時間がかかった場合の5割よりも高かった。研究班は「診断までの時間が短ければ予後が保たれるわけでもない」とみている。

こういうことです

私は医療従事者ではないので良くわかりませんが。
>何かしなければならないのは,我々ではなく行政側です。墨東病院が常勤産科医3人で当直を行っているという状況をどうお考えですか。3日に1回は当直が入るということです。当直明けも通常勤務ですから,週に2日は30-36時間連続勤務があるということです。

勤務状態がひどい事はわかります。
では、ここで行政が悪いやらマスコミは煽るだけやら言っているあなた自身は行政に何かしらのアクションを行っているのですか?変えようと率先して努力してるのですか??
もしそうであれば何もわからず失礼な事を言って申し訳ありません。ただ何もしていないのであれば、行政やマスコミと一緒なんじゃないかなぁと思っただけです。失礼しました。

>妊婦じゃなくても脳内「出血」では、救命率は低いですよ。医療は何でもできると勘違いしている人が多い。

そんなもの普通の人はわかってますよ。医者が神様じゃないんだから。ただ早く処置を行う事が出来たほうが助かる可能性は高いんじゃないのかなと、ど素人なもんで思うわけですよ。で、今回の場合は早く処置を出来る可能性が会ったわけで。早く処置をしたら今回が助かったとは思いませんが、病院側が最初の要請を受けた時の患者の状態を見たわけではないのに、そのとき連れてこられても助からなかったんじゃないかみたいな発言はどうかと思うわけです。それじゃあ、ただの保身のための言い訳にしか聞こえないから余計に反感を買っちゃうんじゃないでしょうかね。

医療に関して何も知らない私みたいな一般人はこういう風に考えちゃう人もいるって事です。

横レス申し訳ありません、

通りすがりの一般人様、
>では、ここで行政が悪いやらマスコミは煽るだけやら言っているあなた自身は行政に何かしらのアクションを行っているのですか?変えようと率先して努力してるのですか??

ハンドルに偽りがなければ、彼は「個々の医師としては」最大限のアクションをされてます。すなわち「逃散」。ちなみに、不肖私もw。
そもそも、「行政へのアクション」は医師の仕事ではありません。それは貴殿ら現在及び未来の患者サマの仕事です。
>そんなもの普通の人はわかってますよ。
わかってないから今の惨状があると思われ。
*あ、貴殿個人は充分ご理解されていると思いますよ。
>病院側が最初の要請を受けた時の患者の状態を見たわけではないのに、
見なくてもわかりますよ。元マイナーのドロッポ医である私にすらわかるんですから。そらあ死ぬだろな、と。
>それじゃあ、ただの保身のための言い訳にしか聞こえないから余計に反感を買っちゃうんじゃないでしょうかね。

つーこって保身ではなく単なる事実なのですが、仮に保身だとして、それの何がいけないんです?現状では保身に走らなきゃ患者を救う事が出来なくなるんですよ?タイホだの高額な民事訴訟だので。つーかもっと医師が保身に走っていれば今日の惨状はあり得なかった、と私は思ってます。
反感買うのはしゃあないです。他人の感情の制御までは出来ませんから。しかし、根拠のない反感をぶつけれた医師がどう出るか、賢明なる貴殿にはご理解いただけることと存じます。

脳内出血

脳内出血では死にますよ。脳梗塞とは違うんです。一般人にはわからなくても、事実です。
この妊婦は産科的DICになっていたのではないかと疑います。わからないでしょうが、大変なことなんです。マスコミは発表しませんがね。

>それじゃあ、ただの保身のための言い訳にしか聞こえないから余計に反感を買っちゃうんじゃないでしょうかね。

反感が怖いから、事実を言う医師がいないんですよ。脳内出血はたいてい死ぬ。妊婦ならますます死亡率が高い。30代の女性は普通は脳出血にはならない。なったとすれば、妊娠に関連する重大な病気になったのではないかと考えるのが専門家の常識です。

お前のような医者がいるから医療崩壊するんだ

まだ

>お前のような医者がいるから医療崩壊するんだ。

まだわかってないんですね。
あなたのような人がいるから医療が崩壊するんです。

先生方へ

今日初めてこのサイトを見ましたが、行政・マスコミに翻弄されている医療関係者の方々は、まことに大変な思いをされているようですね。

どうも幼稚なコメントも見受けられますが、お気になさらないで下さい。
議論や意見交換とは程遠い内容のものは放っておきましょう。

一般人として、あなた方を支持する者もいる事を伝えたくコメントさせていただきました。
先生方、体を壊さない程度に頑張ってください。

内科医をしていますと、
全身ガン転移だらけなのに、延命治療希望。。。
肝硬変末期で衰弱死寸前なのに延命希望。。。
そんな医学万能と過信(妄信)の家族も少なからずいますから、
若い妊婦が死ぬはずないと考える国民が大多数なんでしょう。
20代、30代でも40代でも、死ぬ病気なら死ぬんですが。
マスコミで医学的に救命し得たかどうかについてのコメントが皆無。
医師・病院悪者説でマスコミがこぞってキャンペーンをしてるよう。。。

産科医はこの方法で増える

産科の先生には「本当に運が悪かったですね」としかいいようがありません。
おそらく志高く産科を目指されたのでしょうが。
お産はほとんど夜明け、合併症を起こそうものなら警察沙汰。
国は医師を増やせば解決すると考えているようですが、増やしても産科を目指す人は増えないでしょう。
もし増えたとしてもほとんど婦人科でビルクリでしょうね。
別に医師を増やさなくていいのです。
産科医が経済的に恵まれ、時間的な余裕を作ってあげれば産科をやめ婦人科のみになる人は減るでしょう。
そのためには、たとえばむだな道路に使われる金を今後の日本を担うであろう人たちの出産に回したらいかがでしょう。
たとえばお産は国が面倒をすべてみるようにする。また額も現在の額では不足です。
通常出産で最低でも100万円以上、そしてそのお金が経営者に中間搾取されないように産科医に何らかの形で直接わたるようにすべきです。
NICUに対しても同様に医師が恵まれる体制ににすれば必ず産科医はふえます。
マスゴミも医師の大量生産ばかり言いますが、その結果は形成外科医の大量生産になることを考えるべきです。
医師の大量生産には15年かかります。
産科医の優遇であれば5年でできます。
sidetitle最近の記事sidetitle
sidetitleカレンダーsidetitle
06 | 2009/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリーsidetitle
sidetitleフリーエリアsidetitle
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle最近のコメントsidetitle
sidetitleプロフィールsidetitle



中間管理職:
このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど…(笑)
 ↓
大学院卒業(医学博士): 院生は学費支払って給料なし(笑)
 ↓
さらにアメリカの大学勤務(激安給料)
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない空間

というフルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず(笑)。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊し…
 ↓
開業、借金は天文学的数字に…(爆)


今は開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴(笑)と、かな〜り個人的な趣味(笑)のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
↑「勤務医 開業つれづれ日記・2携帯版」はこちらから。

sidetitle最近のトラックバックsidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleRSSフィードsidetitle
sidetitleブログ内検索sidetitle
sidetitleフリーエリアsidetitle
sidetitleフリーエリアsidetitle
sidetitleFC2オンラインカウンターsidetitle
現在の閲覧者数: