2008/09/29
■某大学 整形外科学講座 臨床実習のご案内
一応、ノーコメント(笑)。http://web.kanazawa-u.ac.jp/~med27/nyukyoku/clinical/01/index01.html
医局長
●● ●●
皆さん。もうよーく分かっていると思いますが、現在の臨床研修制度は諸悪の根源です!
地域医療の崩壊(産婦人科、救急患者のたらいまわしも含めて)
大学院離れと医学研究レベルの低下
麻酔科医局崩壊による手術施行困難
これらは明らかにすべて臨床研修制度が原因です。臨床研修制度ができる前にはこのような問題は全くありませんでした。直ちに臨床研修制度を中止させましょう!そうすれば、これらの問題は即、すべて解決されます。厚生労働省はなぜこのような愚かな制度を続けていくのでしょうか・・・・・
しかし、このような愚かな制度も存在する以上は履修せねばなりません。本当に可哀相な医学生の皆さんに1つ言いたい。
今こそ、大学病院で研修を!
なぜ大学病院の研修が良いのか? 大学病院での研修には5つの大きな利点があります。
1.最先端の医療が体験できる
大学は診療、研究の面で常に世界に目が向いています。芸術家が一流になる一番の近道を知っていますか?若いうちに一流の作品をたくさん見ることです。一流の作品を多く見ることができるのが大学病院です。例えば、あなたが一流のシェフになろうとする時、ミシュランの三ツ星レストランで修業しますか?それともファーストフードで修業しますか?確かにファーストフードで修業すれば、そりゃ、すぐにマニュアル通りの料理を作らせてもらえるでしょう。しかし、その程度の料理ということです。それでも皆さんはファーストフードで修業したいですか?その判断は皆さんにお任せします。
2.幅広い専門分野が人生の選択肢を広げる
大学病院には各分野の専門家がたくさんいます。大学病院で研修すれば、自分の将来の選択肢が大きく広がることは明らかです。現在、研修医の60%は2年間の初期研修中に当初考えていた進路を変更することが分かっています。その時、選択肢が多い方がいいに決まってるでしょう。
3.スタートラインのはるかな開き
特に整形外科のような外科系は徒弟制度が残っています。著名な先生の下で学ぶことで大きく羽ばたくことができます。大学病院に入ることで、医者としてのスタートラインが一般病院のはるか先(有利)になるのです。例えると、歌舞伎俳優の一門に入るのと同じです。市川海老蔵や中村橋之助が簡単に大河ドラマの主役をつかむのと同じです。一般病院から著名な外科医になるのは、何万人のオーディションを受けて大河ドラマの脇役をつかむくらい難しいのです。
4.多くの人との出会いが人間を大きくする
最近、大学病院以外の一般病院で独自に研修医を募集していますが、そこに入る研修医は一生同じ病院で働き続けるつもりなのでしょうか?? 年をとれば、1つの病院に居座り、じっくり腰を落ち着けて診療するのもいいでしょう。しかし、若い研修医は1つの病院に2年もいたら、もう飽き飽きします。いろいろな病院をまわり、多くの人と交わることが人間を大きくするのです。
5.大学医局は近い将来強くなる
現在、厚生労働省は医局を崩壊させようと企んでいます。実際に日本全国で医局は弱体化して、中にはすでに崩壊した医局もあります。近い将来、本当に医局はなくなってしまうのでしょうか??そんなことはありません。逆に強い医局は今後10年以内にある理由で、これまで以上に強くなることは間違いありません。その理由は、今ここでは言えません。秘密です。皆さんにも分かる日がすぐに訪れるでしょう。今言えることは一つ!『絶対に強い医局に籍を置け』 大学で研修して早急に医局に入ることを絶対にお勧めします。
さて、金沢大学整形外科はご存じ“医は仁術”を謳う“富田勝郎”ボスを中心とした世界的に有名な活気ある医局です。富田勝郎、土屋弘行、川原範夫、この3人は、この業界では世界的なスターです。医局員がこれ以上忙しくなると困るので、マスコミには出ないようにしているにもかかわらず、患者さんは「『金沢で手術できなければ、世界中どこに行っても手術できるところはない』と言われて来ました」と言って、日本全国の大学病院から紹介されて来ます。また、世界中から難治症例の相談メールが後を絶ちません。日本だけでなく海外の学会に参加しても、あるいは留学しても、金沢大学整形外科というだけで一目置かれます。すでに金沢大学整形外科は脊椎腫瘍や骨軟部腫瘍の領域で世界的なブランドになっているのです。ここは、『自分は世界をリードしている医局で働いているんだ!自分が世界を動かしているんだ!』そんな誇り高い幸せな気分を味わえる医局なのです。皆さん、たった1度の医者人生です。人間的にもすばらしい富田教授のもと、このようなまとまりのある医局で共に研修し、一緒に働きませんか?
金沢大学整形外科における研修は、多くの要望に応えられるよう、2週間、1か月、2か月、および専門性を高めた専門コースを用意しています。
また、金沢大学病院では、年間指導医制を布いております。整形外科を志す研修医の方は、是非ともスタッフの欄を見て、指導医を選んでください。親身になって、2年間の研修生活をサポートします。
それでは、研修カリキュラムの詳細をご覧ください。質問などありましたら、こちらまで。
いろいろな考え方の方がいる、
ということで
ご紹介させていただきました。
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コメント
NoTitle
>特に整形外科のような外科系は徒弟制度が残っています。
というのは、要するに、古いしきたりが多くて時代遅れで息苦しい、ということでしょうか(笑)。
2008/09/28 21:43 by demian URL 編集
あはは
なのに、兄弟子がいるであろう市中病院は、
>ファーストフード
で、大学病院は
>ミシュランの三ツ星レストラン
なんですねwww。
こんなに素晴らしいシステム(笑)を持っているのに、
>修医の60%は2年間の初期研修中に当初考えていた進路を変更することが分かっています。
60%がいなくなるわけだ(笑)。
>若い研修医は1つの病院に2年もいたら、もう飽き飽きします。
2年以上同じ病院にいても飽きが来ない医師は、
すでに「老人」というわけですか。
大学の講師の先生のようですが、
>これらは明らかにすべて臨床研修制度が原因です。臨床研修制度ができる前にはこのような問題は全くありませんでした。直ちに臨床研修制度を中止させましょう!
>そうすれば、これらの問題は即、すべて解決されます。
このご意見は、まったく現在の医療情勢を理解していないのではないでしょうかwww…。
いやはや、…。
2008/09/29 08:32 by XY URL 編集
NoTitle
2008/09/29 08:58 by からす URL 編集
管理人のみ閲覧できます
2008/09/29 11:38 by 編集