FC2ブログ

■産科医 緊急派遣 「医師を派遣した大学は“わが身を切る思い”だったことだろう」

>「医師を派遣した大学は、いわば“わが身を切る思い”だったことだろう」――。



大学の医局をつぶしておきながら、

何をいまさら…。




あれほど大学医局を

否定し続けて、

医局制度を徹底的に叩き潰して、

そして、

困ったら

やっぱり大学に頼るしかないとは。






>「医師を派遣した大学は、いわば“わが身を切る思い”だったことだろう」

ずっと、大学医局は

国に身を切られ続けているんですが(笑)、

”身を切っているのはおまえらだ!!”

と誰か言わなかったんですかね(笑)。










でも、

もう大学も全く余力はなくなりましたし、

余力を奪っているのも

国の医療制度によるものなのです。





以前、国が主張していたように、

「各病院は医師を確保するように

独自の努力をしなくてはいけない」


「医師を集約化して

一箇所に集め、ほかの病院は

診療所とすべき」


「大学の医局制度は医師人事を

掌握すべきものではない。

医師個人が希望しないところへ

医師を派遣してはいけない」

(↑厚労省の役人が直々に言っていたのは、
もう何年も前ですね(笑))








国の方針に、「地域医療が崩壊します」

と何度も言ったのは、

もう何年も前の話です…。




国は十分に分かっていたはずなのに、

自ら医療崩壊を作り出しております。


これは「崩壊」ではなく、

「医療破壊」

である、と医療関係者がいうのは、

十分な認識の下

”意図的に”(笑)

医療を破壊しているとしか思えない

愚策を次々と出して、

現場医師のやる気を徹底的に

そいでいった国の方針の通りに

現実がなっているからです(笑)。


-------------------------------------

産科休止、派遣で解決できるか

更新:2008/03/25 22:21 キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/15246.html

 「医師を派遣した大学は、いわば“わが身を切る思い”だったことだろう」――。産科を閉鎖せざるを得ない病院に医師を派遣する信州大学などに対し、文部科学省高等教育局の三浦公嗣医学教育課長は感謝の意を表した。産科医の退職などで分娩の取り扱いを休止した施設などに対し、厚生労働省は近隣病院からの医師派遣という“応急処置”で対応する予定だが、「根本的な解決ではない」との批判も根強く残っている。

 厚生労働省は3月25日、文部科学・総務・防衛各省との「地域医療に関する関係省庁連絡会議」で、今年1月以降に分娩の取り扱いの休止などを予定している医療機関への対応策として近隣病院からの医師派遣などの対応策を提示し、了承された。

 文科省の三浦課長は「各大学に『産科医を派遣する余裕があるか』という調査を実施したが、地域で最大規模の病院である大学病院でも産科医を派遣する余裕がない状況が分かってきた。医師を派遣した大学は、いわば“わが身を切る思い”だったことだろう。この場を借りてお礼を申し上げたい」と述べた。

 また、福島県の県立南会津病院に医師を派遣する防衛省からは外山千也大臣官房衛生監が出席し、「福島県の南会津郡というのは、香川県の広さに匹敵する山間豪雪地帯だそうだが、そこの唯一の病院なので派遣に協力する」と前置きした上で、次のように述べた。
 「当省の医官は通常と異なり、2年間の初期臨床研修の後に2年間ほど部隊で勤務し、そこで一般診療の経験をしてから専門研修をする。従って、派遣先の病院は産科医官にとって専門研修を行うのにふさわしい病院であれば大変ありがたい」と注文を付けた。

■ 77施設が分娩休止・制限
 厚労省は今年1月、産科医療機関の実態調査を実施し、この日の会議で調査結果を公表した。それによると、1月以降に分娩の取り扱いを休止した医療機関と休止の予定がある医療機関は45施設(病院28、診療所17)、分娩の取り扱いを制限した医療機関と制限予定がある医療機関は32施設(病院19、診療所13)で、計77施設だった。
 これら77施設への対応について、厚労省は70施設を「対応が必要な医療機関」から除外。8施設は「産科医療機関の集約化に伴う休止」で、62施設は「近隣の他の医療機関で対応可能」と結論付けた。

 残る7施設について、厚労省は近隣病院からの医師派遣などで対応することを検討し、5施設について医師確保の見通しが立った。具体的には、福島県の県立南会津病院に防衛省と愛育病院(東京)が後期研修医を派遣し、長野県の伊那中央病院と飯田市立病院には信州大学が派遣、沖縄県の公立久米島病院には県立病院が派遣する予定。群馬県の総合太田病院には慶応義塾大学(東京)が週2回派遣する予定。
 産科医を確保できなかった独立行政法人国立病院機構長野病院(長野県)と藤枝市立総合病院(静岡県)について、厚労省は「文部科学省、防衛省、大学、各県と産科医派遣または近隣医療機関の対応を検討中」としている。

■ 日本産婦人科学会の反応
 同会議に出席した日本産婦人科学会の吉村泰典理事長は「こういった困難な状況にある時に、限られた医師をこのように派遣していただくことも施策の1つではないか。緊急避難的にはこういうことも考えていかなければならない」と理解を示した。

 一方、同学会の「産婦人科医料提供体制検討委員会」の海野信也委員長は1月に実施したアンケート調査の結果を示した。それによると、緊急措置として派遣される場合に産科医が求める条件は、

(1)報酬、
(2)勤務条件、
(3)医療体制、
(4)制度上の問題

――の4点に集中している。

 このうち、「報酬」について海野信也委員長は「時間外手当の適正な支給など社会常識で考えればごく当然のことが行われていない現場の実態を反映している」と説明した。
 「勤務条件」については、
「本来順守されるべき基本的な労働条件が確保されていないことが産婦人科の根本的な問題。現場があまりにも非人間的であり、それが放置されている」と指摘。
 「医療体制」については、「小児、麻酔科の体制が整備されていない状況で産科医だけを派遣しても機能しない」として、この点を特に強調した。

 海野委員長はまた、厚労省が各都道府県に勤務医の労働環境の改善を図るように求めた3月21日付の医政局長通知に触れ、次のように述べた。
 「正直申し上げて、これでは短期的には難しい。人がいないからだ。現場の医師に無理にでも働いてもらわなければならない状況だ。そのためには時間外労働の正当な報酬や分娩手当ての支給は必要だということを全国の部会長が述べている。このままでは地域医療が破綻し、緊急派遣が必要となる地域がさらに増えてくることが明白だろう。政府のご対応をお願いしたい」

-------------------------------------


>時間外手当の適正な支給など社会常識で考えればごく当然のことが行われていない現場の実態を反映している



医師に正当な給与も出せないほど

切羽詰った

医療費削減。





これで、産婦人科として働け、

とはとてもいえません。



昔、別なところでも書かせてもらいましたが、

日本医療全体が、

沈みかかった船であり、

一番最初に沈んでいるのが

産婦人科、小児科、

次には脳外科、心臓外科

一般外科、循環器内科、消化器内科

血液内科など

あまりに多くの科で沈んできています。

一番船尾だと思っていた

眼科のコンタクトもいきなり崩れ落ち(笑)、

整形外科もリハビリ制限などで崩壊してます。




自由診療である産科の正常分娩を

扱っている産婦人科が

まったくペイしていないのが

日本らしい問題点であります。



また、自由診療を積極的に入れているはずの

歯科では、”ワーキングプア歯科医師”が

続出しています。



医療の自由化が起こっても、

日本医療は、その”善意の精神”がゆえに

奴隷のような環境に歯止めはかからないでしょう。






関連記事

コメント

産科と歯科は比較対象にすべきではないと思います。最近どこの産科も分娩費用を増額しています。もうじき、本格的に分娩費用が上昇するでしょう。

それにしても、産科医の皆さん、仲間内で何人か集まってどこかの病院の施設を借りて、分娩1回200万円としてやればいいのに。それとも出来ない理由があるのでしょうか。今の御時勢ならば十分ペイ出来て可能な気がしますが。これだけ虐げられている状況ですから、皆さんもビジネスライクにしたらいいのに。

暇人28号さまのご意見、正論だと思いますし、いわゆる東京のブランド病院はまさにこれを実行しているところでしょう。しかし、現実には、よほどの「優越感」を刺激するようなものがないと、多少の設備や患者サービスではなかなか集患できないという問題があります。
現状ではそのリスクを取ってチャレンジしよう、という医師が集まりにくいのでしょう。

また、個人で集まってそういうことをした場合、保険医療機関の認定はどうするか、保険診療をするなら、逆に「保険診療分の患者に占領される」となる可能性があり、そうなると「わざわざ高い費用を払って医者をリザーブした」人たちがないがしろにされる可能性もあり、それなりの規模(有床診療所ではなく、病院になってしまう)にしなければペイしなくなる。
そうすれば、今度は「ベッド数削減」の嵐に巻き込まれてしまう。
かといって保険診療をしなければ、緊急C/Sなど、保険適用のある異常分娩時もすべて自費になってしまい、患者から文句を言われる、といった要素がいっぱいあり、なかなか難しいのではないかと思います。

でも、分娩費用の全体的な値上げくらいは現状許されるでしょう。
とくに、もうすぐ無過失保証制度が始まり、保険料は医師に負担させる予定になってますから、自動的にその分を乗せることにもなりますしね。

ま、どちらにしても、今の日本政府は「未来の日本を担う人材をいかに増やすか、そしていかに大事にするか」という発想が全く見受けられませんね。
これじゃ、口先でどれだけ少子化対策を訴えても、実効性が上がるようには到底思えません。

時間外手当の適正な支給など社会常識で考えればごく当然のことが行われていない現場の実態を反映している
⇒ これって、労働基準法違反では? 立派な『犯罪』でしょう??
  今までほったらかしにしておいて、何をイマサラ?

Seisan サマ
しかし、現実には、よほどの「優越感」を刺激するようなものがないと、多少の設備や患者サービスではなかなか集患できないという問題があります。
⇒ 御意!
  今まで国民皆保険の下で、金銭的に高度な医療を受けられないハズの社会層が医療を受けられていました(そのこと自体は、理想的であったと評価しています。) しかし、後期高齢者制度など、国家は今『払えないヤツは、早く死ね!』と言っています。
  公的費用による医療の崩壊で、持たざる者からは、イクラ診ても金銭がもらえない、ソンナ時代がやって来つつあります。 本来、それがアタリマエだったのかも?
  結局、自分の生活を守るためには、富裕層を集患しソコから収入を得る手段を、本式に考えなければならないと思います。 その際に、『優越感』はキーワードになると考えます。

昔、別なところでも書かせてもらいましたが、
日本医療全体が、沈みかかった船であり(略)
⇒ 私は医療のみならず、日本自体が沈みゆく舟であると考えています。 現在、カナリ真剣に資産運用を勉強中です。

  ところで、ガクトが昔のガンダムの曲をカバーしてたそうですネ。

産経がまたまたやってくれました。

【断 久坂部羊】医師に労基法はそぐわない
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080327/acd0803270325001-n1.htm

>おだまきさん

>ところで、ガクトが昔のガンダムの曲をカバーしてたそうですネ。

くわっ(笑)。
ここだけに反応(爆)。

■Gackt ガンダムカバー ・砂の十字架・哀 戦士・めぐりあい 『0079-0088』 
http://ameblo.jp/med/entry-10054656496.html

記事にしておりますので、ぜひ、ご覧下さい(笑)。

久坂部羊って、何者なの?

医師が労基法を持ち出すのはおかしいって、日本という国家において、医師=奴隷とでも思っておられるのでしょうか。
医師にも家族はいるし、日常の仕事以外の生活もある。このことをまるで無視して、患者に奉仕し続けるのが正しいのだといいきっておられますが。

今まで無視されていたのが異常であって、日本政府は労基法をできるだけ順守できるように「医療システム」を整備するのが義務のはずですが、この人の論調では「労基法の順守を要求する医者どもがおかしい」のであって「日本政府がこれまで無視してきたのはあたりまえ」と言っているとしか思えません。

いつから日本に奴隷制度が復活したのでしょうか。

大体、新臨床研修システムにしても、医局を崩壊させ、若手医師の意識改革をすることが厚労省の目的の一つだったはずなのに、「権利意識ばかりを育てた」って。そうすることで旧来の医局制度に縛られた医師と分断させるための政府の陰謀なのに、「分断された医者が悪い」といわんがばかり。

この人の言い分は、「とにかく医者が悪い。それを政治のせいにするなんて間違ってる。医者はそんな余計なこと考えずに奴隷労働しておけばいいんだ」という点に集約されるてます。これは猛抗議の対象でしょう。
たとえ、この人の考えがそうだとしても、それを全国紙に記事として載せるだなんて、非常識を通り越して以上です。先日の連続殺傷事件の犯人並みに「相手のことを考える想像力」に欠如していると言っていいと思います。

久坂部羊にマジレス、カコワルイ

Seisan 先生、
Yosyan先生のところにも書きましたが閣下は殆ど臨床経験がないのに(なんと医師免許持ちw)このテの発言を垂れ流している富永恭二級のヒキョウモノです。
私もかくありたい、と思ってますが所詮は小物なのでとてもそこまでの境地には…。

中間管理職サマ
くわっ(笑)。
⇒ なんだか、見開きページを使って崩壊する銀河の星を背景に『ペガサス彗星拳』とかがとんできそう・・・(笑)。 記事、見せていただきました! 有難うございます。

産科医官の派遣について

防衛省サイトに産科医官の福島派遣について公表されていました。

産科医官の派遣について
平成20年4月18日
http://www.mod.go.jp/j/news/2008/04/18a.html

1. 政府が行う産科医師不足への対処の一環として、防衛省は、平成20年4月21日より6月30日までの間、産婦人科専門医である1等陸尉を1名、福島県に派遣する。

2. 福島県南会津郡(神奈川県に匹敵する面積を持つ)において地域医療を担ってきた唯一の病院である福島県立南会津病院では、本年4月1日より常勤産科医の不在が続いている。

3. 福島県では、近隣の産婦人科病院等から、当該病院に産科医を派遣し、妊産婦健診などを継続してきたところであり、この度、派遣元病院の一つである「財団法人竹田綜合病院」に対し産科医の補充を行うため、防衛省に産科医の派遣を依頼してきたところ。

4. 防衛省は、これを受け、現在防衛医科大学校の産婦人科において専門研修に従事している卒後7年目の産婦人科専門医(1等陸尉)を、福島県の職員を兼ねさせた上で財団法人竹田綜合病院に派遣し、側面からの支援を行うものである。

5. なお、財団法人竹田綜合病院は、地域周産期母子医療センターの指定を受けるなど、地域の基幹病院として機能している病院で、病床数1075床、日本産婦人科学会の専門医教育病院としての指定も受けている。
非公開コメント

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

プロフィール




中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
↑「勤務医 開業つれづれ日記・2携帯版」はこちらから。

おすすめ開業関連本

クリックするとAmazonに飛びます。

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2017 vol.7: 必修問題


クエスチョン・バンク CBT 2017 vol.5: 最新復元問題


医師国家試験のためのレビューブック 小児科 2017-2018


小児がん診療ガイドライン 2016年版


もっともっとねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書3


ねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書


診療所経営の教科書〈院長が知っておくべき数値と事例〉


感染症レジデントマニュアル 第2版


40のしまった! 事例に学ぶ 診療所開業ガイドブック (NHCスタートアップシリーズ)


開業医・医療法人のための医療税務と節税対策Q&A


開業医・医療法人…すべてのドクターのための節税対策パーフェクトマニュアル


開業医・医療法人…すべてのドクターのための税務調査対策パーフェクト・マニュアル


医院の財産 承継&相続パーフェクト・マニュアル


よくわかり、すぐ使える成功するための「医院開業」ハンドブック―コンサルタントが教える「My Clinic」のつくり方


トラブルにならない 社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方


ねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書


もっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書2


もっともっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書3

おすすめ医学書

FC2カウンター

いつもご訪問、ありがとうございます。2009年5月7日からの累計アクセス数です。

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数:
いつもありがとうございます。現在、アクセスしている方の数です。

Amazon人気商品

月別アーカイブ

カレンダー

04 | 2020/05 | 06
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -