2008/08/31
■「検察側控訴断念 大野病院事件」 福島県警の「県警本部長賞」の撤回を希望します
福島大野事件で検察、控訴断念です。
関係者の皆様、
本当にご苦労様でした!
あわせて、
「福島県警本部長賞」 撤回運動
なんか
やってみようと思います。
あくまで個人企画ですが、
わずかな方でも
御賛同いただけましたら幸いです。
>福島地検は29日、控訴を断念すると発表した。
>同地検の村上満男次席検事は「控訴しても裁判所の判断を覆すのは困難と判断した」と述べた。
公判を維持できないと
判断したんでしょうけど、
それ以前に
「なぜ医師を逮捕して
なぜ刑事裁判に入ったか」
そこがわかりません。
また、
そんな
「無理筋」の事件なのに
なぜ福島県警は
「医師逮捕で富岡署に福島県警本部長賞」
などと、
”医師逮捕を表彰”
するようなことまでしたのでしょう?
当ブログは
同表彰の取り消し、
つまりは
「福島県警の富岡署に対する福島県警本部長賞の取り消し」
を強く希望します。
検察側控訴断念 大野病院事件
2008年8月30日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080830-OYT8T00217.htm
福島県立大野病院で2004年、帝王切開手術を受けた女性(当時29歳)が死亡した医療事故で、業務上過失致死罪などに問われたK医師(40)に無罪を言い渡した福島地裁判決について、福島地検は29日、控訴を断念すると発表した。
裁判では、子宮に癒着した胎盤をはがし続けたK医師の処置が医学的に妥当だったかが争点になったが、20日の判決は、検察側の立証について「根拠付ける臨床例を何ら示していない」と指摘していた。
控訴断念の理由について、同地検の村上満男次席検事は「控訴しても裁判所の判断を覆すのは困難と判断した」と述べた。
「医療事故の捜査謙抑的な対応を」…保岡法相
2008年8月30日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080830-OYT8T00218.htm
保岡法相は29日、大野病院事件で検察当局が控訴を断念したことを受けて記者会見し、「医療事故の真相究明については、第三者機関が専門的な判断を下すようにし、刑事訴追は謙抑的に対応するべきだ。私のこの考えなどもあり、検察や警察では謙抑的な対応が事実上始まると思う」と述べた。
個別の事件に絡み、法相が捜査の抑制に言及するのは異例。
さて、HPを
チェックしてみましたが…、
福島県警URL
http://www.police.pref.fukushima.jp/
富岡警察署
http://www.police.pref.fukushima.jp/police/tomioka/index.html
ご意見などをいう場所がありませんね。
ここは上級組織に
ご連絡、
というのはどうでしょう?
警察庁
http://www.npa.go.jp/
●警察庁 ご意見箱
https://www.npa.go.jp/goiken/index.htm
注: 1000字以内です。
福島県庁
〒960-8670 福島県福島市杉妻町2-16
電話 024(521)1111(代表)
●ご意見・御質問はこちらへ :
chijikoushitsu@pref.fukushima.jp
というわけで、
この2か所に
ご意見を入れさせていただきました。
担当者御机下
私は医師の●●●●と申します。平成20年8月29日に福島県警が控訴を断念しました「福島大野事件」において、福島県警は富岡署に県警本部長賞を授与しております。
この事件では、医師の逮捕によって多くの医師が産科、救急医療現場を離れて医療崩壊の原因となっております。
さらにこの”医師逮捕を県警が表彰”という信じられないことを行ったことにより、医療関係者の士気は落ち、現場には憤怒とあきらめにも似た感覚が渦巻いています。控訴は断念しても「県警本部長賞」という表彰は取り消されず、深い傷として残っています。
現場の医師として、平成18年の「県警本部長賞」の撤回を希望します。
(以下、朝日新聞 福島版 平成18年4月16日より抜粋)
富岡署を表彰警察署長会議に80人県警は14日、今春の人事異動後初の警察署長会議を開いた。
県内全28署の署長や県警本部の幹部ら80人が参加。
重大事件を解決した警察署などへの表彰があり、富岡署が県立大野病院の医師を逮捕した事件で、県警本部長賞を受賞した。 (以下略)
福島県警にはご意見を述べる場所がなく、申し訳ありませんが担当と思われるこちらにご意見を述べさせていただきました。ご多忙中誠に恐れ入りますが、ご検討いただけましたら幸いです。
以上、スペースを入れて541文字です。
私は実名を入れさせていただきましたが、
もしも気になるようでしたら
空欄にしていただけましたら幸いです。
御賛同いただける方は
警察庁と福島県庁に
ご連絡いただけましたら幸いです。
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コメント
警察庁意見箱
なお、控訴するのは福島地検ですので、「福島県警が控訴を断念」というのは不適切かと思います。
2008/08/31 12:33 by わし URL 編集
ひょーしょーじょー
それとも、恥ずかしくて仕舞い込んでる?
不謹慎ですが、見てみたい
2008/08/31 21:25 by こんた URL 編集
まあ、「表彰して恥をかいた」記録が残るのかもしれませんが。
でも、この捜査介入も、この署内だけで独断専行したものだとは思えないので、「県警のえらいさんの言うとおり医者を見せしめに血祭りにあげました。言う通りにしたから、表彰して将来の出世に有利なようにしてあげましょう」ということなのでしょうね。
最大の、かつホントはしっかり予想してなければいけなかった誤算は、医師のみならず、当事者以外のこの病院に通う患者さん方からも総すかんを食らったことでしょうか。
2008/09/01 10:12 by Seisan URL 編集
よろしければソースをお願い致します。
>当事者以外のこの病院に通う患者さん方からも総すかんを食らったことでしょうか。
初耳です。私は何回か、患者側から加藤医師を守ろうとする行動がなかったと非難しましたが己の不明を恥じなければなりませんね。
2008/09/01 16:39 by 10年前にドロッポしました。 URL 編集
でも、「K先生良かったのに」的な意見ではなかったですね。逮捕されて、代わりが来ないので大変、といった雰囲気でした。
2008/09/01 18:35 by Seisan URL 編集
無罪確定の産科医が復職 福島県病院局が辞令
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080904/trl0809041110004-n1.htm
2008.9.4 11:10
福島県立大野病院で平成16年、帝王切開で出産した女性=当時(29)=が死亡した事故で、業務上過失致死罪などに問われ、無罪判決が確定した産婦人科医、加藤克彦さん(40)に対し、県病院局は4日、復職を認める辞令を出した。勤務先などは本人の意向を確認して決めるとしている。
18年3月に起訴された後、休職になっていた。無罪を言い渡した8月20日の福島地裁判決に対し検察側が控訴を断念、4日午前0時で無罪が確定した。
病院局は、加藤さんを減給とした処分や、県の調査委員会が医療ミスを認めた17年の報告書についての見直しも検討。遺族から賠償の要望があれば交渉に応じるとしている。
2008/09/04 22:08 by tempo URL 編集
医師減給処分取り消しへ=報告書見直しも検討-大野病院帝王切開死で福島県
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080904-00000065-jij-soci
9月4日12時45分配信 時事通信
福島県立大野病院で2004年、帝王切開手術を受けた女性=当時(29)=が大量出血して死亡した事故で、業務上過失致死などの罪に問われた加藤克彦医師(40)の無罪が確定、4日付で復職したことを受け、県病院局は同日、加藤医師の減給処分を取り消す方針を固めた。近く開かれる県病院局懲戒審査会で正式決定する。復職後の処遇については本人と話し合って決めるという。
県の事故調査委員会が05年3月、加藤医師の医療ミスを認める報告書をまとめたことを受け、県は同年6月、加藤医師を減給1カ月の懲戒処分としていた。
県病院局はこの報告書についても、見直しを含めた検討を行うとしている。
2008/09/05 00:13 by Nobody URL 編集
減給処分取り消しの後
記者がねつ造してなければ、減給処分を受けてるから適切な医療行為ではないとの趣旨に読めます。
毎日新聞には必ずや取材していただきたいです。
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http://mainichi.jp/select/science/news/20080821k0000m040107000c.html
◇「適切医療と言えず」
産科医療裁判の経験がある中央社会保険医療協議会の勝村久司委員の話 加藤医師は減給1カ月の処分も受けており、刑事責任は別にしても医療行為が適切だったとは言えない。県が事故調査報告を作成する際に遺族から聞き取りをしないなど、遺族対応も不十分だった。今回の事故を全面的に正当化してしまうと、重大な事故隠しなどにつながりかねず、関係者は反省すべき点は反省してほしい。
2008/09/05 00:18 by Nobody URL 編集
大野病院医療事故:医師の無罪確定 県、事故調報告書を見直しへ /福島
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20080904ddlk07040268000c.html
大熊町の県立大野病院で04年、帝王切開手術中の女性(当時29歳)が死亡した医療事故で、業務上過失致死と医師法違反の罪に問われた加藤克彦医師(40)に対する福島地裁の無罪判決について、福島地検は3日の控訴期限までに手続きせず、4日午前0時で無罪が確定。県は判決を精査し、加藤医師の過失を認めた05年の事故調査委員会の報告書を慎重に見直していく。
加藤医師は06年4月から休職扱いとなったが、県病院局によると、無罪確定で4日から復職扱いとなる。県は事件後、常勤医が1人しかいない「1人医長」を避けるため、産婦人科医を特定の病院に集約しており、大野病院では産婦人科を再開しない予定。同局は復職先について「加藤医師の意向を聴いた上で対応を決める」としている。今後、加藤医師本人や当時の手術スタッフ、専門家らからヒアリングし、05年の報告書の見直しを進めていく。
検察側が8月29日に控訴断念の方針を明らかにした際、加藤医師は「心中ほっとしております。(逮捕からの)2年6カ月はとても長かったです。これからも地域医療に精いっぱい取り組んでまいります。改めて患者さんのご冥福をお祈り申し上げます」とのコメントを発表。医療現場に復帰する意向を示していた。【松本惇】
毎日新聞 2008年9月4日 地方版
2008/09/05 00:23 by Nobody URL 編集
大野病院裁判で無罪の加藤医師が復職、県処分も取り消しへ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080904-OYT1T00637.htm?from=navr
福島県立大野病院で2004年、帝王切開手術を受けた女性(当時29歳)が死亡した医療事故で、業務上過失致死罪に問われた加藤克彦医師(40)を無罪とした福島地裁判決が4日、確定した。これに伴い、休職中だった加藤医師は4日、復職した。
県は、加藤医師から希望などを聞き、具体的な勤務先を決める。
また、県は05年6月、「女性を死亡させて県立病院の信頼を損ねた」として、加藤医師を減給10分の1(1か月)の処分としていたが、処分取り消しの検討に入った。ただ、「輸血体制などに問題はあった」という意見もあり、近く、懲罰委員会を開いて慎重に協議する。
加藤医師の処置を「ミス」とした県の調査委員会の報告書についても、専門医らの意見を聞き、内容変更を検討している。
(2008年9月4日20時57分 読売新聞)
2008/09/05 00:24 by Nobody URL 編集