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■大臣曰く「(国民は)おれたちは医者を信じていない。この医者に対する不信感をどうにかしてくれ。」


>おれたちは医者を信じていない。
>この医者に対する不信感をどうにかしてくれ。


おいおい、

舛添厚労大臣…(笑)。





直球でいいですね(笑)。






このように考えているらしい国民の方々に、

われわれは一体、

何を提供できるか、

そして

何を提供できないのか、

本当に医療関係者は

考えるべきではないでしょうか?









社会保障費「改革と国民負担の半々で」―舛添厚労相

更新:2008/07/18 20:29   キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/17223.html

 舛添要一厚生労働相は7月17日、「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化のための検討会でのあいさつで、社会保障費について、「半分は構造改革で捻出(ねんしゅつ)するから、『半分は国民の皆さん、税金でご負担願えないか』という形でないといけない」と述べ、厚生労働行政に関する改革を断行する意向をあらためて表明するとともに、「どこに政策のメスを入れればいいか考えている」と述べた。

 厚労相は、社会保障費の負担に関して、以下のような考えを示した。
 「仮にこういう『医療ビジョン』施策を実行するとして、年間2500億円の経費が掛かるとする。わたしは、半分の1250億円は構造改革(として)、今の厚生労働行政の間違っている点を正すことにより、1250億円は捻出しますと言う。しかし、残りの1250億円は、皆さん税金でご負担願えませんか、という形のプレゼンテーションでないと、この厳しい財政事情の中、税金や保険料負担もあるから、そういう形にしなければならない。分かりやすく言うと、1億2500万人いるから、『国民の皆さん、1000円出してください。そうすると、皆さんの命を完璧に救えるようにやりますよ。2000円とは言いません。半分の1000円は、こちらが努力して何とか政策の切り替えをやります』というプレゼンテーションでないといけない」


■「医者を信用しない国民として言う」

「医療ビジョンの中にも改革をやると書いている。今、医者の数を増やすということがテーマだが、どこに政策のメスを入れればいいのかと、漠然と考えている。例えば、ジェネリックという問題があるが、来年もやるとしたらどれだけやるのか。やらない方がいいと言う先生もいて、いろんな議論がある。医療費が高いといわれるが、どうすれば下がるのかという話もある。率直に言うと、『大臣は医師の話ばかり聞いている』と(国民から)言われている。『福島の大野病院の話も分かるが、
おれたちは医者を信じていない。
この医者に対する不信感をどうにかしてくれ。
だから一刻も早く医療事故調査委員会をつくってくれ』とあるわけだ。一方で、医者からは『あんなものをつくられたら、医者になれない』とある。両方の板挟みで、(検討会委員の)圧倒的多数が医療提供側なので、
率直に医者を信用しない一国民として、あえて言うこともある。それもお許しいただき、国民目線で闊達(かったつ)な議論をしていただいて、最後は国民の皆さんに納得していただいて、きちんと税金や保険料を払っていただくということ。そういう思いで頑張ってやりたい」






最初から疑惑の目で見られて、

起こりえる合併症であっても

「医療ミス」とされ、

つるしあげられる医師…。




>率直に医者を信用しない一国民として、あえて言うこともある。


それほどまでに

信頼できないなら、

どのような医療を提供したらいいのでしょう?





WHOでは

世界一と言われている

日本医療。

国際的には

非常に高い評価を得ています。






そして

その日本医療を、


>おれたちは医者を信じていない。
>この医者に対する不信感をどうにかしてくれ。


と評価する国民。



これは、

評価される側が悪いのでしょうか?

それとも、

評価する側が悪いのでしょうか?







私には

大きな疑問です。



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コメント

お互い様でしょう。

おれたちも患者を信じてませんから。

私たちも・・・・

はじめましていつも楽しく拝見させていただいています。
私たち(医療関係者)も大臣を筆頭に厚生労働省をまったく信用していませんけど何か??

おいおい、厚労省のスタンスとしては「医療は医療者と患者の相互信頼によって成立する」じゃなかったのかよ。
厚労大臣自身が医療不信を拡大してどうするんだ。
そんな大臣、世界的に見てもあんただけだよ。あんたは医療不信を解消させなければいけない立場だろうが。
行政が不信を増幅させるような発言をした以上、医療者側も厚労省に対して「すべてにおいて不信の目で見る」スタンスでOKということですね。

とりあえず、医療事故調査委員会案もそういうスタンスで、と。

後期高齢者医療制度も、ひいては年金制度に至るまで、厚労省行政を不信の目を持って見られても仕方ない、と。

まあ、「百年安心」なんてありえないと自民党の皆様が今になっておっしゃっておりますがね。

都市伝説

信じるか信じないかはあなた次第です。

厚労省内部の諸々の不正、不手際を棚上げにしておいて、そのトップが医師・医療不信発言なんてのは驚き・呆れてしまいますねw
厚労省の見通しも、詰めも甘すぎる数々の「思いつき政策」が医療を崩壊させ、国民を不安にさせているのだというのに。。。

いやー、医師という存在は使い勝手のいいもんですな。
医師に不信ありといっとけば、厚労行政批判をかわせます。それに医師が不足だといっとけば、自治体の不採算部門(公立病院)の閉鎖など反対運動も起こらず、簡単ですな。
いやー、便利なもんですなー。

信頼は双方の努力によって作り上げ、維持されるものであると思います。 はじめから疑ってかかられるようでは、今後の『信頼の医療構築』は難しい。 医療者側に一方的に信頼への努力を押し付けるがごとき姿勢は、基本的なコミュニケーション能力の欠落以外のナニモノでもありません。 まず、己の頭のナカミを、『どうにかしてくれ』。 大臣がドンドンと馬脚を現すサマには、むしろ清々しさすら感じます。

診療報酬:収入激減を招く「5分ルール」実態調査へ

広告は自社広告ばかりの毎日jpから(笑)

http://mainichi.jp/select/today/news/20080719k0000e010043000c.html

 厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)は、医師が患者の問診や指導で「おおむね5分以上」費やさないと外来管理加算(520円)を請求できない診療報酬の「5分ルール」の調査に乗り出すことを決めた。このルールは08年度の診療報酬改定で導入されたが、医療現場で「収入激減を招く」との不満が強まっており、医療機関に与えている影響を調べることにした。

 外来管理加算は、傷の手当てなどの「処置」をしないで、患者の問診や指導をした場合に再診料に上乗せする仕組み。傷の処置などの機会が少ない内科医の経営を安定させる側面もあったとされるが、患者側に「(短い問診で)サービスを実感できないのに請求だけされる」との不満もあったことから、厚労省が4月から診察に5分以上かけない場合は報酬をもらえないように改めた。

 当初、厚労省は5分ルールの影響について、「外来管理加算を請求できなくなる医療機関は1割」と説明していた。しかし、全国保険医団体連合会(保団連)の調査(6月時点)では2割を超えている。1人5分だと1時間に最多で12人に限定されるため、医師からは「患者の(不当な)総枠規制だ」との批判も噴き出している。

 保団連によると、全国約2700医療機関の回答を集計したところ、3月は58.03%の施設で外来管理加算を請求していたのに、5分ルール導入後の4月には45.0%と2割以上減少。医師不足から今年度の診療報酬改定で「手厚い処遇」をしたはずの産科や小児科では3割近く減っていた。青森県保険医協会の調査では、回答した11の公立病院中、8病院が年間1000万円を超える減収を予想しているという。

 医療現場では「能力がなく、診察に時間のかかる医師が得をする」などの不満も出ており、中医協も調査せざるを得なくなった。今年度末までに、改定前後で1日当たりの外来管理加算の請求回数がどう変わったかなどを調べ、次期改定に反映させる。【吉田啓志】

まあ医師なんかも「マスゴミ」とかマスコミを味噌も糞も一からげにして称し、あまり適切とも思われないような場所でブログを炎上させている人もいるわけで、あまりそれと大差ないんじゃないでしょうか。

*マスコミを信頼できるかどうかではなく「俺たちはマスコミを信用していない」「俺たちは医師を信用していない」
医師国民限らずまあ皆考えることは同じだな…、論調は同じにみえました。

>はじめから疑ってかかられるようでは、今後の『信頼の医療構築』は難しい。
実にもっともなご意見であり、医療を他の職業に当てはめても同じであり、医師以外もそう思うとも思います。

しかし「おれたちも信頼してないし~」って子供っぽい表現だなあw

ガキか馬鹿か

はじめて会ったその日から、信頼の花咲くこともあるってか!ガキだね。信頼して準委任契約結んでいます、なんてことがあるわけねえだろうが。基本的に信頼など医師も患者もどっちもしていない。

金は払うといってトンズラするんじゃねえだろうな?自宅退院しますといって入院できたら、やっぱり家には引き取れませんていうんじゃねえだろうな?って医師は思っている。

所詮、信頼関係などという青い語を使う人たちのアタマの中は、『赤ヒゲ』が住んでいるんでしょうがね。

こと、ここに至ったら、やはり、一度、医療をほぼ完全に崩壊させて、国民の皆様に医者が提供する医療のありがたみを認識していただかないと、無理なようですね。
そこまでいかないと、再建は難しいでしょう。
できれば、再建するときには西欧や北欧のような欧州型医療システムでお願いします・・労働者としての臨床医に優しいシステムですから。

国民の皆様に信用していただかなくても結構です。
感謝の言葉をかけていただかなくても結構です。
患者さんがいれば、可能な範囲(ここが大事)で必要な医療を提供するのが臨床医のつとめ。
無理な場合は、患者さんがたには、アメリカで、あるいは欧州での医療をお勧めします・・・ただし、自費でね。

われわれは、粛々と臨床医の仕事を続けるだけです。

自衛隊でも医師不足…防衛医大、診療科の選択を「調整」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080719-OYT1T00410.htm?from=main4

 防衛省は来年度から、自衛隊の医師を養成する防衛医大(埼玉県所沢市)の卒業生について、診療科ごとに大まかな定員を設けることにした。

 同大の卒業生はこれまで、一般の医師と同様、自由に診療科を選ぶことができたが、自衛隊でも医師不足が問題になっており、特定の診療科への偏在を解消するため、「調整」することにした。

 医師不足対策としての効果が注目されるが、急な方針変更に、学生から戸惑いの声も上がっている。

 防衛医大の学生は特別職の国家公務員で、入学金や学費がかからず、月額約11万円の手当などが支給される。その代わりに、卒業後9年間は自衛隊に勤務する義務があり、途中で辞める場合は、卒業までの経費を償還(最高5000万円)する必要がある。

 同省によると、近年、全国的な医師不足の影響もあり、義務年限を終える前の早期離職が増えている。自衛隊勤務の医師は799人(3月末)で、定員に対する充足率は68%。充足率は1996年の約80%から下がり続け、特に外科と産科、精神科で医師不足が目立つ。全国16か所の自衛隊病院で産科などがなくなったところも出ている。

 このため、陸上・海上・航空の各自衛隊ごとに診療科が必要とする人数を大枠で示し、学生の希望や成績を基に各科に割り振り、人数枠を大幅に超えた場合は調整を行う。強制はせず、卒業後の臨床研修(2年間)と部隊勤務(同)を経て、5年目から始まる診療科別の専門研修時に変更を希望することも可能という。

 新方針は先月中旬、同大の学生に伝えられた。同省側が示した各診療科別の大枠は、3自衛隊合わせて、内科13~21人、外科8~15人、整形外科と精神科が各4~8人など。関係者によると、来春卒業予定の62人は現時点で外科希望者が少なく、他の診療科から割り振られる可能性が高い。

 学生からは「卒業間近になって、希望と違う科に行けと言われても困る」「診療科を制限するなら、入学時に明示すべきだ」などの声が上がっているという。

(2008年7月19日14時35分 読売新聞)

幸いなことに未だフリーアクセスは保障されております。
信じられる医師の下に行けばいいだけのことでしょ?
勝手に来ておいて『お前のことは信じてない』なんて、???です。

(0;”」の「ここだけの話」から
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/13147348.html

★日本の人口動態。
【日本の人口ピラミッド推移】アニメーション
http://www.ipss.go.jp/site-ad/TopPageData/Pyramid_a.html
出所 国立社会保障・人口問題研究所 http://www.ipss.go.jp/

をみると、これから団塊の世代がすごいいきおいで老人になり、死亡していくんですね。

こんなすごい時代に今の厚労省が難しい問題と多額のお金をどうにかしなければいけないとは。
年金、労働、医療という、問題だらけのことを厚労省にまとめるならば、まとまっている利点をいかした政策をお願いします。

このままでは

死亡するのは 
お年寄り、国民ではなく
この国じゃないかな....

世界一の医療を築き上げている医師たちを信じないですか.....ということはあなたの信用しうる医療を提供してくれるのはどこの国の医師ですか?ここまでケンカ売るならどうぞご希望の国で医療をお受けください。

追記させてください。

http://lohasmedical.jp/blog/2008/07/post_1288.php#comment-14601

ロハスメディカル様のブログにやり取りの一部始終が掲載されていますが、ここの記事を読んだときとは私の受け取り方は大分違いました。
是非ごらんください。
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中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
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医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

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