2008/07/08
■千葉、銚子の医療が終了 「銚子市立総合病院が休止へ 民営化で再開めざす 千葉」
加速度的に進んでいく”医療崩壊”。
市レヴェルの
総合病院の休止は
珍しいと思いますが、
いかがでしょう?
個人的には
大阪の阪南市が
もっと先に来ると思っていたのですが…(失礼)。
銚子市立総合病院が休止へ 民営化で再開めざす 千葉
7月8日7時51分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080708-00000008-san-l12
医師不足で患者数が減り、経営難が深刻化している銚子市立総合病院の運営が9月末で休止されることが7日、分かった。市は今後、民間譲渡などで存続を目指すが、再開は早くて来年4月以降になる。
市によると、現在入院中の患者159人は休止までに順次、周辺病院に転院させる。事務職(市職員)を除く医師や看護師、検査技師ら205人の職員は整理退職となる。
会見した岡野俊昭市長は「千葉大や日大などからの医師派遣が極めて困難。経営改善には多額の支援が必要で市の財政状況では厳しい」と休止の理由を挙げ、「今後も医師の退職が予想され、入院や救急の受け入れができず収入が大幅に落ち込む」と説明した。
市の試算では、病院を廃止した場合の市の負担額は企業債の残金や退職金の負担金、累積赤字などを含めて約70億円に上るという。
最終更新:7月8日8時54分
今後、このようなニュースが
続々とでてくる予感…。
でも、
その下地はずーっと前からあり、
いろいろ医療関係者も
警笛を鳴らしてはいたのですが…。
マスコミにも、
一般の市民にも、
政治家にも、
医療関係者の叫びは
届いてはいないようです。
この状況にもかかわらず、
来年度も2200億円の
社会福祉費の削減が行われる予定です。
コメント
でも、医師やコメディは市職員じゃないということなんですね。ま、分かってた話ですが。
ちなみに、阪南病院は、廃止すると、その赤字のために市の財政が破たんしてしまうため、やめるにやめれなくなっているんですよね。確か。
だから、まだ今廃止できる銚子の方が状態はいいのかもしれません。
市議会議員さんはだいぶKYみたいですが。(ssdさまのところで情報入手可能)
まあ、公立病院がどんどんつぶれて、給与条件の良い民間病院に医師が集まれば、医療崩壊の速度は緩まるんじゃないですか?少なくとも一部のマスコミの皆様はそう主張しておられたと思うのですが。集約化!とね。
2008/07/08 17:54 by Seisan URL 編集
阿部美明君
2008/07/08 17:58 by 南島の管屋 URL 編集
そこよく知ってますけど
銚子駅に電車で通うなんてきついし、車でどの高速使っても下道がつらい。
誰も行きたくないバイト先に、無理に人をおくってたんですけどね。大学の病棟を手薄にしてまで。
2008/07/08 21:13 by 偽医者 URL 編集
2008/07/08 22:01 by こんた URL 編集
Seisan先生と
ここも聖地認定ですかね。
2008/07/08 22:45 by 南島の管屋 URL 編集
患者の受け皿 周辺病院「パンク寸前」も
読売新聞 8/22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20080822-OYT8T00009.htm
精神神経科の診療所が10月から、今と同じ銚子市立総合病院内に開設されることが決まった。来年3月までの暫定措置だが、休止表明のあった7月7日以降、宙に浮いた通院患者約1000人の転院先は、ひとまず確保された。
ただ、精神障害者の家族会「黒潮会」(銚子市春日町)の桜根豊会長(71)は、この間に市が取った対応を許すことができない。「休止するにしても、公の病院が患者を放り出すようなやり方をしたことは、とんでもない」
病院側は7月中旬、精神神経科で「外来で転院可能な病院・医院」と書かれた紙を配った。旭市や香取市、成田市、茨城県鹿嶋市など周辺の13医療機関が記されていたが、実際に患者が通えそうなのは3病院だけ。受け入れ可能な人数も150人程度と見られた。
最も懸念したのは「医療中断」だ。患者は定期的に通院してカウンセリングを受け、服薬を続けることができなくなると、症状が悪化し、自殺や他人を傷つける恐れもある。市内に他の精神科はない。
桜根会長は「このままでは大量の医療難民が発生する」と悩み、転院先の確保を岡野俊昭市長に迫ったが、市側は医療機関名が空白の紹介状を渡し、患者に転院先探しを押し付けただけだった。
市立総合病院の救急患者受け入れは、7月8日に停止した。入院対応が可能な2次救急の負担は、市内では主に島田総合病院に集中した。市消防本部によると、07年の救急搬送2449件のうち、市立総合は3割弱の706件。これを島田総合(665件)などが引き受ける形だ。
市医師会の間山春樹会長は「島田総合の医師がかなり疲れている。旭市の国保旭中央病院も受け皿になるが、あそこはすでにパンク寸前だ」と指摘する。
軽症患者が2次救急病院に運ばれていることも、負担を増す原因になっていた。そこで医師会は近く、現行の小児科に加え内科でも、平日夜間(午後7~10時)に1次救急の輪番制をスタートさせる予定だ。
間山会長は「みんなで協力しないと、どこもかしこも共倒れになってしまう」と危機感を募らせる。
旭中央病院は、香取・海匝地域全体の高度救命救急医療を担う拠点病院だ。患者の1割強を銚子市民が占める。956床を誇る全国有数の大規模病院だが、病床利用率は98%とほぼ限界で、救急患者の受け入れ後の調整に頭を痛めている。
伊良部徳次副院長は「救急で夜間に運ばれてきた患者の家族に、『ここで入院できるとは限りません。症状が軽ければ、明日転院してもらうこともあります』と説明している」と話す。
銚子市立総合病院には今年7月まで約1年間、内科医2人を派遣していた。「銚子には使っていないベッドがある。活用するには医師が必要だ。ベッドが足りない旭と、医師が足りない銚子。医師派遣は互いにメリットがあった」と伊良部副院長は言う。
だが、その裏で匝瑳市の国保匝瑳市民病院は、内科の病床を60から45に減らしていた。銚子に派遣された医師の1人は、匝瑳から回されていたからだ。旭中央は約240人の医師を抱えるが、余裕があって派遣しているわけではない。
旭中央は来年4月の研修医採用から、地域医療コースを4人に倍増し、近隣の公立病院への派遣を強化する。決して十分とは言えないが、自ら手を打たなければ、地域全体の医療が崩壊する恐れがあるからだ。
「休止の影響は、じわじわと周辺病院に出てくる」と警戒感を強める伊良部副院長。しわ寄せは確実に出始めている。
(2008年8月22日 読売新聞)
2008/08/22 08:29 by rose URL 編集
最後の週末
多くの患者さんが、転院されるでしょうね
病院はてんやわんやではないでしょうか?
http://s04.megalodon.jp/2008-0927-1011-31/news.tbs.co.jp/20080926/newseye/tbs_newseye3957118.html
2008/09/27 10:14 by こんた URL 編集