2016/03/21
■良著発売!「もっともっとねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書3」
ねころんでシリーズ、
また出ました!
このシリーズ、毎回楽しみにしています。
今回も大変勉強になります、っていうか
本当に耳が痛いです……。
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もっともっとねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書3
Dr.矢野のやさしい抗菌薬入門vol.3! 抗菌薬を正しく使うためにいちばん大切なこと。それは「こんな時、抗菌薬はまず必要ない! 」と言い切れる知識。薬物有害事象を防ぐ基本や血液培養のタイミング、高齢者へ投与する際の注意点等、すべての医療従事者が知っておくべき100分で読める抗菌薬の注意事項!
目次
第1章のはじめに ~抗菌薬を投与してほしくない5つの疾患
1. 不明熱 ~抗菌薬を投与する理由が不明の熱ではない!
2. 急性咽頭炎 ~A群溶血性連鎖球菌か否かの判断が重要!
3. 急性鼻副鼻腔炎 ~不動如山! 抗菌薬なしでどのくらい経過をみられるか?
4. 急性気管支炎 ~抗菌薬は咳止めではない!
5. 無症候性細菌尿 ~症状がないのに尿培養することが迷いへの道!
第2章のはじめに ~抗菌薬を投与するときに、じっくり考えてほしい3つの状況
1. 高齢者が発熱した場合 ~お年寄りは『おとなの晩年』ではない
2. 手術後の患者が発熱した場合 ~すべてが感染症ということはない
3. 血液培養が陽性の場合 ~フィッシング詐欺に騙されない!
第3章のはじめに ~その他、知っていてほしいこと
1. リンパ節腫脹について ~診断のきっかけを与えてくれる重要なサイン
2. 血液培養について ~これほど重要な情報を与えてくれる培養は他にはない
3. 薬剤熱について ~煙に巻かれるな!
外来やっていて
>不明熱 ~抗菌薬を投与する理由が不明の熱ではない!
とか、
>急性気管支炎 ~抗菌薬は咳止めではない!
とか、本当にその通りですね。
でも全然自信ありませんよ、わたし。
やっぱり知識はアップデートしなくては
いけません。
日々の勉強と
それを外来にフィードバックすることの
なんと難しいことか。
とにかく良著です。
日々、外来をおこなっているすべての医師に
読んでもらったほうがいい本だと思います。
逆に知らないと
馬鹿にされてしまうかもしれません。
自分の知っている知識と
本の知識がかけ離れているように感じたら
それはきっとサインです。
他の先生に感染症について
どのようにしているか相談してみる
いいきっかけかもしれません。
ぜひ日常診療を見直すきっかけとして
本書100分間の読書を
してみてはいかがでしょうか。
ご参考になりましたら幸いです。
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