勤務医 開業つれづれ日記・2

個人医院開業を目指している医師です。僻地医療、医療崩壊で悪化するQOMLの中、中間管理職の僻地勤務や医療崩壊、救急医療、医療制度をつれづれに書いております。いつも周りにいる皆さんに感謝、感謝で頑張っています。

Entries

■「09年度の医学部定員179人増」 中堅医師対策はいまだにないが…

医学部の定員増が

始まります。




弁護士の増加に

ダブって見えるのは

私だけでしょうか(笑)?




09年度の医学部定員179人増


更新:2008/07/01 17:58   キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/16879.html;jsessionid=8583D8DB3E5CD1A85F5BE5B7D4240D5C

 文部科学省は6月30日、政府が昨年5月にまとめた緊急医師確保対策で医学部の臨時定員増が認められたことを受け、新たに26大学から122人の2009年度の医学部定員増の申請があったと発表した。今年3月末までの申請と合わせ、38大学、179人となる。


 申請があったのは以下の大学。

旭川医科大(北海道)09年度定員107人(7人増)、
弘前大(青森)115(5)、
東北大105(5)、
秋田大115(5)、
山形大115(5)、
群馬大105(5)、
新潟大115(5)、
富山大100(5)、
金沢大105(5)、
福井大105(5)、
山梨大115(5)、
浜松医科大(静岡)105(5)、
名古屋大103(3)、
三重大115(5)、
滋賀医科大105(5)、
鳥取大85(5)、
岡山大105(5)、
山口大100(5)、
高知大100(5)、
熊本大105(5)、
宮崎大105(5)、
琉球大102(2)、

岩手医科大95(5)、
自治医科大(栃木)113(3)、
順天堂大(東京)95(5)、
兵庫医科大102(2)

 緊急医師確保対策は、大学医学部の入学定員について、全都道府県を対象に09年度(公立大学は08年度)から最大で9年間にわたり5人増(北海道は15人増)を認めている。医師の確保が必要な医療機関で9年以上勤務することを返還免除の条件とする奨学金を設けて、地域への医師の定着を図ることなどが条件。

 また、和歌山県立医科大や横浜市立医科大など、医学部定員が80人を下回るなどの条件を満たす都道府県には、最大で20人の定員増を08年度から恒久的に認めている。






医師が成長するには

良質の実践と指導が必要です。





多くの患者さんがクレーマーとなり、

医療の実践に非常な困難が伴っています。





1%、いえ、0.1%でも

そのような患者さんがいると

「どこにそんな人がいるのか」と

疑心暗鬼で診療を行っているのが

現実です。






さらには、指導をするはずの

医師の中間層の崩壊があげられます。





これは、

逆説的ですが(笑)、

診療報酬の削減によって

引き起こされています。





いままでは、

診療報酬がまだ余裕があり、

「40歳半ば超えても開業大丈夫」

でしたが、

現在の削減された診療報酬では、

「30歳台でなくては、銀行はお金も貸してくれない」

状態になっています。





銀行と話した

本人が言うのですから

間違いありません(爆)。





歯科にいたっては

「20歳代でなくては無理」

と言われています。





6年制の歯科は卒業はいくら早くても

24歳。





激安の診療報酬により、

”歯科医のトレーニングは6年以下”、



国によって

制限されているようなものです。








そんな状況では、

中間層の医師が

「このまま踏みとどまるか、

開業しなくてはいけないか」

との判断時点が、以前より

ずっと早く訪れることになります。






以前は多くの医師が

40歳前後で

「開業」か「勤務続行」を

決めていましたが、

現在は、

30歳前半〜半ばで選択を

しなくてはいけません。





24歳で医学部を卒業、

26歳で初期臨床研修を終了、

27歳から3−6年間で各専門医取得

(30−33歳)。

間に博士号取得や海外研究留学が

入ったら、さらに後ろにずれます。





つまりは、

専門医をとって、

油の乗った、

まさにこれからどんどん

医療をやっていく人材が、

「銀行からお金を借りれるのはあと数年」

という現状に直面するわけです。





40歳でも50歳でも

開業できるなら

きっと多くの医師は

30−40歳代を病院で十分にはたらき、

その後、

人生を選択することでしょう。











中間層を全く無視して、

医療費を削減したままでは、

更なる中間層の崩壊を招き、

新人医師は

教える教師もないまま、

ただ人数だけが増えていくことでしょう。









ミッドウエー海戦後の

海軍のように、

失った、機能する熟練パイロットを

新人で補完するのは

あまりに難しいのを理解すべきです。






数あわせだけでは

水準が急落することは

必至です。






「歴史は繰り返す。 1度目は悲劇として、そして2度目は喜劇として。」

私たちは

壮大な”喜劇”を

演じているのかもしれません…。










*Comment

 

そもそも、初期研修必修化において、初期研修医の手当を厚くしながら、上の世代に全く手当しなかったのがおかしい。
で、甘やかされて口だけ肥えてすっかり生意気になったスーパーローテーター=クソ餓鬼どもが沸いて医療現場は大混乱。
あいつらマジ使えねー!
で、何でこいつらの面倒見なきゃいかんの?給料も増えないのに、というのが後期研修医以上の本音。
特に後期研修医のストレスは大変なもんだったね。
さらなるクソ餓鬼が大量発生した日には医療現場はどうなることか。
リスト見ると定員を増やしたのは三流大学のみで、東大、京大、阪大、医科歯科、神大、慶大、慈恵大などは全く増えてない。
ということは、久坂部氏の憂慮も一応当たってるんだ。
コンビニでウンコ座りしてたようなクソ餓鬼が偉そうに医者になるのは国民としても不安だろうよ。
さっさと開業して、バカには自滅して貰おうじゃないか。
とりあえず、今回定員を増やした三流大学出身者は出身大学での研修(奴隷労働)義務付けなんていいんじゃない?
馬鹿で田舎者のクソ餓鬼は都会に出てくるな、みたいな。
  • posted by 論客 
  • URL 
  • 2008.07/02 09:48分 
  • [Edit]

大学の名前は正しく 

え、と横浜市立大学が、横浜医科大学だったのは、昭和20年代のことです。和歌山県立医科大に引きずられたんだろうけれど、正しい名前で報道して頂きたいと思います。
  • posted by 麻酔科医 
  • URL 
  • 2008.07/02 09:54分 
  • [Edit]

連中が正しいんですよ。 

論客様、
>で、甘やかされて口だけ肥えてすっかり生意気になったスーパーローテーター=クソ餓鬼

手当てもないのに指導医なんかやってる貴殿がマヌケなだけです。
  • posted by 10年前にドロッポしました。 
  • URL 
  • 2008.07/02 10:24分 
  • [Edit]

 

旧帝大系はもとから学生数の削減は小幅だったので、今回増加対象にならないんだと思います。
また、今回増加させているのは「医師が不足している」と明らかに認められているところの大学がほとんどで、むしろ都市部の大学はほとんど増やしていません。
妥当なところではないでしょうか。

まあ、医師不足な地域の大学で、大学教員、指導医すら不足している状況で優秀な医師が育つか、というのは別問題で、結局「研修は東京の病院で」となる流れは変わらないでしょうね。
それこそ「卒業大学の都道府県以外での研修不可」くらいの条件をつけるくらいしないとこの流れは変わりません。

ちなみに私は39で開業しましたが、最初に交渉した銀行のえらそうな態度に腹が立ち、交渉決裂、結局コネを使って別銀行と交渉したら、コネが効いたのか、態度は全然別でした(両方とも某都市銀)。
  • posted by Seisan 
  • URL 
  • 2008.07/02 11:03分 
  • [Edit]

 

>で、甘やかされて口だけ肥えてすっかり生意気になったスーパーローテーター=クソ餓鬼

ええ?だって自分が行く科じゃないし、あなたに弟子入りしたわけでもないですからw
常軌を逸した苦労したり、頭下げてまで指導を乞おうとは思いません。

また、ローテ研修医を興味ないとこから魅了して、リアルに自主的に夜中まで仕事させる意欲まで持ってく指導医もいるのは事実です。(DQN外科医は飲み会wすればいいとおもっている方もいますが・・・)
  • posted by 北国QOML研修医 
  • URL 
  • 2008.07/02 12:57分 
  • [Edit]

入学試験での秘策 

>「卒業大学の都道府県以外での研修不可」

この条件は必須だろう。

ちなみに、三流大学卒のヤツは無能なだけでなく、怠惰だ。
だからQOML志向が強い。
こういう手合いを入試段階でばしばしそぎ落とすことが必要だ。
全数を増やしても、無能で怠惰なヤツが混入していたら数を増やした意味がない。

いい方法がある。

無能で怠惰なヤツは数学が出来ない、特に完答に至らないという法則がある。
よって、そこそこの難度の問題を並べて完答しないと点を与えないようにするといい。
それも180分以上の長丁場で。

あとは、小論文だ。
これも長い文章を読ませて要約させ、最後に少しだけ意見を述べさせるタイプのものを課す。
これをこなせないヤツは無能で怠惰と判断できる。
意見のところは医師の収入や待遇に関する問題にすればいい。
疲れ切った時に書かせるからこそ、本音が出る。
それがQOML派をそぎ落とす最後の一手。

面接は小手先のテクで何とでもなるが、数学と論文はごまかしがきかない。
  • posted by 黒衣の論客 
  • URL 
  • 2008.07/02 14:15分 
  • [Edit]

 

>ええ?だって自分が行く科じゃないし、あなたに弟子入りしたわけでもないですからw

やっぱりこれはこういう考えになるだろうと思います。
だから初期研修は本当に無駄。
やっぱり始めに自分の行きたい科に入局してある程度の基礎を築くやり方のほうが好きだなあ。
それからならば、他の科をローテートすることも無駄じゃないというか。
先輩に言われたのは、自分の行こうと思ってる所以外で勉強するときは、むしろ今しかこれを学ばないであろうからという理由でかなり短期決戦で真剣にやれってことでした。
漫然とやっとかなきゃいけないからしぶしぶまわってま〜すというローテーションは時間の無駄であるだけでなく、指導する側の時間も無駄になるわけですから困ったもんです。
  • posted by 沼地 
  • URL 
  • 2008.07/02 14:19分 
  • [Edit]

 

だから、新研修システムが始まる前の「ストレートorスーパーローテート選択式」に戻せばいいんですよ。
「医局制度の復活!」
なんて息巻く人もいてるようですが、現実に厚労省は「大学病院かそれに準じる大規模病院」でないとクリアできないように研修指定病院の基準を変えようとしてきてますよ?
普通の市民病院クラスじゃ研修指定病院になれないようになりつつあります。
要するに大学から人事権を奪ったら医師派遣システムが根こそぎ崩壊した。取って代わろうとしたが、この世界、ハーメルンの笛吹きみたいに簡単にはいかなかった、さあどうしましょう。そういうことでしょう。

それと直接関係ないけど一言問題提起

舛添さんも、医者を増やすと言ってるんだから、アメリカみたいに学士入学する道筋も造ればいいのにね。
それなら、基礎課程2年は省略できる可能性がある。
もちろん、独自のカリキュラムで、2年から解剖学が入ってるなどの問題もありますが。逆に歯科から医科へのコース変更や看護から医科への変更も考えられ、ちょっとくらいは教育機関の短縮は図れるでしょう。
  • posted by Seisan 
  • URL 
  • 2008.07/02 15:10分 
  • [Edit]

 

また、ローテ研修医を興味ないとこから魅了して、リアルに自主的に夜中まで仕事させる意欲まで持ってく指導医もいるのは事実です。
⇒ ソノ筋の先生の話ですが、成人教育理論では、『本人のやる気』はファクターにならないそうです。 『如何にやる気を引き出させるか?』が、指導医の腕の見せ所だそうで。
  ただ今のシステムでは、『研修医にとって、どうしようもなくヤル気のない研修先』に当たる可能性が初期研修導入前よりも増えているのは、事実です。 ソノ中で、指導医の先生は大変だと思います。 診療科の腕を磨いて、教育理論とか勉強して、実践して、良い指導医になっても、直属の後輩が湧いてくるなどの形では、ナカナカ報われない。 まして、クソ忙しい勤務での手弁当。 私も家庭医志望崩れで、初期研修医の指導とか、やる気で勉強したことがあるだけに、心中お察しします。
  報われない現状を認識し、前提とした上で、それでも現場に踏みとどまるならば、ソコから先は自己責任でドウゾ。
  • posted by おだまき 
  • URL 
  • 2008.07/02 17:16分 
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

*Trackback

トラックバックURL
http://med2008.blog40.fc2.com/tb.php/235-92500c3e

Menu

最近の記事

カレンダー

09 | 2008/10 | 11
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

右サイドメニュー

最近のコメント

プロフィール




中間管理職:
このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど…(笑)
 ↓
大学院卒業(医学博士): 院生は学費支払って給料なし(笑)
 ↓
さらにアメリカの大学勤務(激安給料)
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない空間

というフルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず(笑)。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊し…
 ↓
開業、借金は天文学的数字に…(爆)


今は開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴(笑)と、かな〜り個人的な趣味(笑)のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


Author:中間管理職 

ブログ内検索

フリーエリア

フリーエリア

フリーエリア