2014/07/25
■「ヘルパンギーナ警報、神奈川県が発令-東京や埼玉など首都圏で猛威」
「ヘルパンギーナ警報」が
神奈川県で出ました。
皆様、注意してください。
ヘルパンギーナ警報、神奈川県が発令-東京や埼玉など首都圏で猛威
医療介護CBニュース 2014年7月24日(木)20時19分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140724-00000003-cbn-soci
「夏かぜ」の代表的な疾患のヘルパンギーナが首都圏で猛威を振るっている。神奈川県は24日、14日から20日までの週の患者報告数が警報基準値を上回ったため、「ヘルパンギーナ警報」を発令した。東京都や埼玉県でも警報基準値を超過したほか、群馬県などでも報告数が大幅に増えた。8週連続で増加した千葉県は「今後の流行状況に注意が必要」として警戒を強めている。【新井哉】
神奈川県によると、14日から20日までの報告数は、前週比1.7倍の定点医療機関当たり8.0人を記録し、警報基準値(6.0人)を超えた。保健所管内別では、厚木が警報基準値の2倍超の14.0人となったほか、相模原市(11.0人)や川崎市(10.52人)、横浜市(8.23人)などでも多かった。
前週比1.4倍の9.92人となった東京都は、八王子市保健所管内で21.91人を記録。都内の全保健所の6割超の20保健所管内で警報基準値に達した。埼玉県は前週比1.4倍の7.09人で、本庄(9.75人)、さいたま市(8.54人)、坂戸(8.33人)の保健所管内で大幅に増えたという。
千葉県では船橋市(13.55人)や千葉市(10.35人)などで報告数が多く、年齢別では5歳以下が全体の91%を占めた。群馬県では高崎市(10.22人)や東部(8.67人)、藤岡(7.5人)の保健所管内で警報基準値を超過。茨城県でも前週に比べて県内の報告数が倍増した。
ヘルパンギーナは、高熱や口腔内の水疱・発赤を主症状とするウイルス性疾患で、乳幼児が罹患するケースが多い。2―7日の潜伏期間後、38度以上の発熱や口腔内に水疱が現れる。2―4日で熱が下がり、7日程度で治癒する。高熱や口腔内の痛みで、食事や水分を十分に取れず、脱水になるほか、熱性けいれんや髄膜炎、心筋炎といった合併症を生じる可能性がある。患者のせきや、つばなどに含まれるウイルスによって感染する。
基礎知識はこちらから。
IDWR:感染症の話 ヘルパンギーナ - 国立感染症研究所
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k03/k03_08.html
よく聞かれると思いますが、
ヘルパンギーナで幼稚園、保育所はどうしたら良いですか、
という質問の回答はこちら。
学校保健法における取り扱い
ヘルパンギーナは学校において予防すべき伝染病の中には明確に規定されてはなく、一律に 「学校長の判断によって出席停止の扱いをするもの」とはならない。したがって、欠席者が多くなり、授業などに支障をきたしそうな場合、流行の大きさ、あるいは合併症の発生などから保護者の間で不安が多い場合など、「学校長が学校医と相談をして第3 種学校伝染病としての扱いをすることがあり得る病気」と解釈される。
本症では、主症状から回復した後も、ウイルスは長期にわたって便から排泄されることがあるので、急性期のみの登校登園停止による学校・幼稚園・保育園などでの厳密な流行阻止効果は期待ができない。本症の大部分は軽症疾患であり、登校登園については手足口病と同様、流行阻止の目的というよりも患者本人の状態によって判断すべきであると考えられる。
結局、
罹患後、糞便中に2~4週間も
ウイルスが排泄されるので、
隔離しても無駄、
という事です。
症状の程度から考えても
登園登校は
予防的な問題ではなく、
本人の健康的な状態から
判断すべき、
という事です。
いよいよ夏本番。
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