fc2ブログ

■「マレーシア機撃墜 エイズとの闘いに大打撃 多数が国際会議関係者」

 



ウクライナ上空で撃墜された

マレーシア機。




真相はどうなるでしょう。

犠牲になられた方々が、

国際エイズ学会に参加する人が

多くを占めていたということに

大きな衝撃が走っております。






マレーシア機撃墜 エイズとの闘いに大打撃 多数が国際会議関係者
産経新聞 2014年7月19日(土)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140719-00000115-san-soci

 「報道が事実だとすれば今日は国際エイズ学会(IAS)にとって悲しい一日です」。世界最大のエイズ対策専門家集団であるIASは18日、マレーシア航空17便に関する声明を発表した。乗客の身元確認もできない段階での早期声明は、世界のエイズ対策へ与える衝撃の大きさを物語るものだ。

 IASはまた「エイズとの闘いにささげた仲間の献身に応え会議は予定通り開催する。その中で追悼の機会を設ける」とも発表した。

 マレーシア航空17便の乗客283人の中には、オーストラリアのメルボルンで20日開幕予定の第20回国際エイズ会議に参加するヨーロッパのエイズ研究者やエイズ対策の非政府組織(NGO)関係者が多数、乗っていたと伝えられる。乗客の3分の1を超える100人以上が国際エイズ会議関係者だとの報道もある。

 また、報道ではIAS元会長のヨープ・ランゲ博士夫妻も乗客に含まれていると伝えられており、声明は「事実だとすればエイズとの闘いは文字通り巨人を失う」と述べている。

 国際エイズ会議は隔年開催の大規模会議で、第20回メルボルン会議は「ペースを上げよう」をテーマに世界中からエイズ研究者、医師、エイズの原因ウイルスであるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染したHIV陽性者組織の代表、エイズ対策のNGO関係者、各国政府保健担当者ら約1万5千人の参加が予定されている。

 開幕前日の19日にはIAS主催で、HIV感染の治癒に向けた研究の進展状況を検討するシンポジウムが予定されており、ヨーロッパの第一線の研究者の多くが18日中にメルボルンに到着できるようマレーシア航空17便を利用していたとみられる。

 ランゲ博士は2002年から04年までIAS会長をつとめ、HIV陽性者の長期生存を可能にする抗レトロウイルス治療の普及に取り組んだ功績はいまも高く評価されている。(宮田一雄)



IASのHPに関連記事が載っております。
http://www.iasociety.org


The International AIDS Society (IAS) Mourns the Loss of Friends and Colleagues Aboard Flight MH 17

12.15pm, Australian EST, Saturday, July 19, 2014, Melbourne, Australia

(Melbourne) - The International AIDS Society (IAS) has today confirmed the devastating news that at least six delegates traveling to the 20th International AIDS Conference (AIDS 2014) in Melbourne, Australia, including former IAS President Joep Lange, were on board the Malaysian Airlines flight MH 17 that crashed over Ukraine, killing all 298 people on board.

"The extent of our loss is hard to comprehend or express," said President of the IAS, Françoise Barré-Sinoussi. "We grieve alongside all of those throughout the world who have lost friends and family in this senseless tragedy."

The IAS has paid tribute to former IAS President Joep Lange who was travelling with his partner Jacqueline van Tongeren, of the Amsterdam Institute for Global Health and Development. Please visit: www.iasociety.org/Joep_Lange.aspx

"Our colleagues were traveling because of their dedication to bringing an end to AIDS," said Owen Ryan, Executive Director of the International AIDS Society. "We will honour their commitment and keep them in our hearts as we begin our program on Sunday."

The names of those confirmed at this time by friends and colleagues on board flight MH 17 are:

Pim de Kuijer, lobbyist Aids Fonds/STOP AIDS NOW!

Joep Lange, Professor of Medicine, University of Amsterdam and Scientific Director, Amsterdam Institute for Global Health and Development

Lucie van Mens, Director of Support at The Female Health Company

Martine de Schutter, Program Manager Aids Fonds/STOP AIDS NOW!

Glenn Thomas, World Health Organisation

Jacqueline van Tongeren, Amsterdam Institute for Global Health and Development

END


PDF版はこちらから。
http://www.iasociety.org/Web/WebContent/File/IAS_press-statement_190714_2.pdf








クリックするとAmazonに飛びます。

HIV/AIDS患者のトラブルシューティングとプライマリ・ケア-頭が真っ白にならないために


2013年の国立感染症研究所の報告によると
http://www.nih.go.jp/niid/ja/id/547-disease-based/alphabet/aids/idsc/iasr-topic/3921-tpc403-j.html

・2008年(1,126件)をピークとして、2007年以降、年間 1,000件程度で推移
・累積報告件数は2012年には2万件を超えた
・日本国籍男性HIV感染者においては、同性間の性的接触によるものが77%(683/889)
・日本国籍女性HIV感染者の感染経路は84%(26/31)が異性間性的接触
・新たな報告件数の30%あまりがAIDSと診断

ということで、

劇的な減少をみていません。

新しい報告の3割が

AIDSを発症してしまってからの

報告ですから、実際の

HIV感染はもっともっと多いはずです。



日本ではどこか他人事のHIV感染。

でも、

例えば名古屋市だけでも

2013年にHIV感染者が累計1000人を

突破していたり

実は身近な病気になりつつあるのです。



皆さんの知らないところで

HIVと戦っている多くの人がいます。




今回のことをきっかけに

より多くの人がHIV感染のことに

関心を持ってくれたら

いいと思っております。



亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。





ご参考になりましたら幸いです。

↓1日1回、クリックお願いします!↓
人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ









関連記事

コメント

非公開コメント

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

プロフィール




中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
↑「勤務医 開業つれづれ日記・2携帯版」はこちらから。

おすすめ開業関連本

クリックするとAmazonに飛びます。

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2017 vol.7: 必修問題


クエスチョン・バンク CBT 2017 vol.5: 最新復元問題


医師国家試験のためのレビューブック 小児科 2017-2018


小児がん診療ガイドライン 2016年版


もっともっとねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書3


ねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書


診療所経営の教科書〈院長が知っておくべき数値と事例〉


感染症レジデントマニュアル 第2版


40のしまった! 事例に学ぶ 診療所開業ガイドブック (NHCスタートアップシリーズ)


開業医・医療法人のための医療税務と節税対策Q&A


開業医・医療法人…すべてのドクターのための節税対策パーフェクトマニュアル


開業医・医療法人…すべてのドクターのための税務調査対策パーフェクト・マニュアル


医院の財産 承継&相続パーフェクト・マニュアル


よくわかり、すぐ使える成功するための「医院開業」ハンドブック―コンサルタントが教える「My Clinic」のつくり方


トラブルにならない 社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方


ねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書


もっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書2


もっともっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書3

おすすめ医学書

FC2カウンター

いつもご訪問、ありがとうございます。2009年5月7日からの累計アクセス数です。

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数:
いつもありがとうございます。現在、アクセスしている方の数です。

Amazon人気商品

月別アーカイブ

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -