2014/04/18
■「女性研修医が造影剤誤投与、女性患者死亡 医療研究センター」
亡くなられた方の
ご冥福をお祈り致します。
女性研修医が造影剤誤投与、女性患者死亡 医療研究センター
MSN産経ニュース2014.4.18 18:30
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140418/crm14041818300008-n1.htm
国立国際医療研究センター(東京都新宿区)は18日、レントゲン撮影時に造影剤の誤投与があり、検査入院していた都内の女性患者(78)が死亡したと発表した。整形外科の女性研修医(29)が本来使用してはいけない薬剤を脊髄に投与、ショック性多臓器不全が起きた。センターは重大な医療事故と判断、警視庁牛込署に届けた。
センターによると、患者は今月16日、神経が締め付けられ、足に痛みやしびれが出る「腰部脊椎管狭窄症」のために検査入院。同日午後2時ごろ、女性研修医がレントゲンやCT撮影用の造影剤を脊髄注射したところ、約2時間半後に意識を失い、蘇生処置を施したが午後8時すぎに死亡した。
研修医に聴取したところ、脊髄には本来「イソビスト」と呼ばれる専用の造影剤を使うが、研修医が誤って血管注射用の造影剤「ウログラフィン」を投与していたことが判明。浸透圧が約6倍と高く、神経組織内の水分が抜けるなどして虚脱状態に陥り、全身の機能不全を引き起こしたとみられる。
研修医は卒業後5年目のレジデント(後期研修医)だが、一人で造影剤の脊髄注射を行うのは初めて。「どちらの造影剤も同じだと思っていた」などと話しているという。主治医は外来で現場におらず、投与の際には1年目の若手研修医2人が見学に立ち会っただけだったという。
ウログラフィンの箱やアンプルには「脊髄造影禁止」と赤字で注意書きがあるが、センターでは「なぜ気付かなかったのかは不明」とし、院内に調査委員会を設置して原因究明を図る。
センターの中村利孝病院長は「ハイリスク薬の取り扱いの際に行うべき(第三者による)ダブルチェックが機能していなかった」と謝罪。研修医の教育も含め、再発防止を行うと説明した。
単なるレジデントだと思いましたが、
5年目の後期研修医でした。
整形外科で
イソビストとウログラフィンが
同じだと思っていた、って話です。
皆様も初めての手技は
とにかく十分な知識のもとで
嫌になるぐらいダブル、トリプルチェックしてください。
そうでないと
医師としての人生が変わってしまいます。
また上級医師は慣れた手技ほど
もう一度見直してください。
後輩たちは先生方の知らないところで
とんでもないミスをしているかも知れません。
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