2013/07/12
■「「薬論文で明らかなデータ操作」京都府立医科大」
以前取り上げた
ノバルティス論文不正問題(1)。
今後、色々なところに飛び火しそうです。
MRさんの話では
この一件以来、
医師の論文データの
お手伝いをすることが見合わされている会社が
出てきているようです。
「薬論文で明らかなデータ操作」京都府立医科大
2013年7月12日01時52分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130711-OYT1T01063.htm
製薬会社ノバルティスファーマの高血圧治療薬「ディオバン」の効果に関する臨床研究で、京都府立医大は11日、同大学の松原弘明・元教授(56)(2月辞職)らによる論文6本について、「明らかなデータ操作があり、臨床研究の結論に誤りがあった可能性が高い」とする調査結果を公表した。
脳卒中や狭心症のリスクを減らす効果があったように、意図的に改ざんされていた可能性がある。この研究では同社の元社員(今年5月退社)が患者のデータ解析を担当していた。
論文は、高血圧患者約3000人を2グループに分け、一方にディオバン、他方に別の降圧剤を投与した2003~07年の臨床試験の結果を分析したもの。「ディオバンは、血圧を下げる効果は他の薬と大差なかったが、脳卒中や狭心症のリスクが大幅に減った」などと結論づけていた。
調査結果によると、論文にデータが使われた患者のうち、カルテが確認できた223人のデータを調べたところ、論文に用いた解析データとカルテの記載事項が異なる例が34件あった。
脳卒中などを発症したとカルテに記載されているのに、論文のデータ解析では「発症していない」とされた例がディオバン投与グループで9件、他の薬の投与グループで1件あったほか、脳卒中などを発症していないのに、データ解析では「発症した」とされた例が、ディオバンで4件、他の薬で20件だった。
全体として、解析データはカルテの記載と比べて、ディオバンの効果が上がるようになっていた。この223人について、カルテの記載通りに解析すると、ディオバンには、脳卒中や狭心症のリスクを減らす効果は特に認められなかった。
ディオバンですからね。
データが有効で無いということなら
他剤に乗り換える先生も
出て来るかもしれません。
詳細は(1)をご参照ください。
(1)
2013.06/21
■「ノバルティス論文疑惑、バカを見るのは患者?臨床試験に社員が身分を隠して関与。データ捏造の可能性も」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-2183.html
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