スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■はぁ?「医療機関って、けっこう倒産している」朝日新聞って…

 



朝日新聞の方ですけれども、

「医療機関って、けっこう倒産している」

って、素人の方が言うのならいいのですが

こんな程度の感覚で記事を書いているとは

ちょっと困ったものです。






医療機関って、けっこう倒産している

岩﨑賢一 (いわさき・けんいち)

朝日新聞社 医療サイト アピタル 2013年5月 9日
http://apital.asahi.com/article/kochiapi/2013050900008.html



「病院の倒産、2012年は3件で過去最少」

こんな見出しの倒産動向調査を、帝国データバンクが発表している。
2012年の全国の調査データをとりまとめたものだ。
とはいえ、この見出しの3件は、病院の倒産数。診療所や歯科診療所を含めた医療機関でみると、37件倒産し、お年寄り向けのサービスを提供している老人福祉事業者も29件の倒産があった。

同社が調査データの分析を始めた00年から12年までの累計は、病院、診療所、歯科医院を合わせた医療機関の倒産が437件。内訳は、病院が100件、診療所が202件、歯科医院が135件だ。老人福祉事業者の倒産は164件あった。

分析に携わる同社東京支社情報部の阿部成伸さんによると、診療所や歯科医院は今、「駅近」「夜遅くまで診療」がキーワードだ。特に住宅街というわけではなく、昼間人口が多い職場の近くだ。
特に、過去最高の倒産件数となった歯科診療所については、「人通りが少ない立地や院長の高齢化、設備投資の停滞などの問題を抱える医院を中心に、今後、さらに淘汰が進むと予想される」とみている。
「20~30年前のように仕事が休みのときに通院するのが主流」という時代ではなくなった。郊外の住宅街は厳しいようだ。こんな状況を、レストランの出店戦略と同じような感じだ、とみている。

国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口(市区町村別)をみれば、私たちが暮らす街や仕事をする街の将来像がみえてくる。人口減、高齢化が進み、できるだけ近い場所で医療や介護を受けたいと思う人が増える。

とはいえ、病院の病床数は、入院医療満たせる2次医療圏ごとに基準病床数があり、簡単に病院の新設や増床はできない。一方、診療所は保健所に届け出ればどこでもできる自由開業制だ。看板に出す標榜科も、基本的に自由。大都市の都心部では、異業種による医療モールやショッピングセンター、大型商業ビルなどでの開業掘り起こしも盛んだ。

もちろん、東京都内など大都市の都心で供給が需要を上回っていると断言できる訳ではない。ただ一つ言えるのは、開業にも市場の論理が働くということだ。医師であると同時に、経営者でもあるからだ。

ベッドタウンのような郊外の住宅地は今、高齢化が一気に進み在宅医療など新たな需要がある。それでも、人口がどんどん減っていく地域への開業は、都心部が飽和状態になってからだとみる、開業医もいる。そのような地域で開業してきた診療所の転換も簡単にはいかない。1人医師の診療所では、外来診療との並立は簡単ではない。在宅医療の診療報酬がいいとはいえ、一気に転換するには医療機関としての経営リスクが気になる。

老人福祉事業者の倒産も、同社によると、開設間もない中小のデイサービスが多いという。本業は他にあり、規制緩和によって新規参入してきたケースだ。

こうした医療機関や老人福祉事業者の倒産の数字は、あくまでも同社が把握した数だ。廃業、転売、金融機関による負債の減免はこれには含まれていない。

「今時の若い医師」「自分の時間がほしい」といった医師の世代やライフスタイル、労働環境の点から開業志向について語られやすいが、今回取り上げたように別の切り口でみることもできる。

健康なときから、どこに住むのがいいのか(家を持てばいいのか)、考えてしまうデータだった。


岩﨑賢一 (いわさき・けんいち)

埼玉県出身。1990年に入社。静岡、千葉を経て東京勤務。BSEや9.11が起きたころの2001年、厚生労働省を担当。その後は、暮らしと政策をつなぐというコンセプトで設けられた「くらし編集部」での医療取材の経験をベースに現場を歩いています。3.11直後から福島県をベースに被災地の医療や介護の現場を歩いています。プロメテウスの罠「病院、奮戦す」(「Web新書」はこちら)を執筆。






「開業医を締め上げたら勤務医増えるんじゃない?」

とか新聞はほざいていますが、

これ以上締め上げたら

医療機関の倒産は倍増するでしょう。





まず、今後消費税が上がった場合、

すでに診療報酬は損税状態なので

消費税の増税分だけ医療機関が赤字になります。

これだけでも大打撃。





そして、

開業条件が厳しくなればなるほど

金融機関への返済が長期化します。



それは歯科医師のように

若いときに開業しないといけないことになります。

総合病院で十分に研修を積んで、

10年、20年患者さんを診てから開業、

というパターンから、

歯科医師ののように20代で開業しないと銀行が融資しない、

ということになってしまいます。


そうなると、

24歳で医学部卒業、

26歳で初期臨床研修終了、

4年間総合病院で働いて30歳、

→すぐに開業

という恐るべき促成栽培開業医が

出て来ることになります。



いまは、そんな先生は少数派ですが、

昨今の金融機関の融資状況をみると

すぐにでもそうなりそうな予感です。



総合病院は開業タイミングを逃した医師で

あふれかえり、

能力では無く政治力でポスト争いをし、

開業医は20歳代の超若手医師が

ゾクゾク参入、




これは冗談では無く、

歯科医師では10年以上前から

現実の状況です。





医療記事を書いている方が、

>「医療機関って、けっこう倒産している」

という程度の認識で

勤務医や開業医のことについて

新聞を使って意見を言うことに

疑問を感じるのは私だけでしょうか。




医療叩きの本質を見たような気がして

絶望的な感覚に襲われます。





クリックするとアマゾンに飛びます。
プロメテウスの罠 3: 福島原発事故、新たなる真実プロメテウスの罠 3: 福島原発事故、新たなる真実
(2013/01/29)
朝日新聞特別報道部

商品詳細を見る




↓1日1回、クリックお願いします!↓
人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ












関連記事

コメント

病院倒産

先日知り合いの歯医者さん(30代)が歯科医院を閉じました。
経営的に行き詰ったらしいです。
すごく熱心で良心的な方なのに・・・・・
歯医者以外の仲間がしっかりしているから、借金は残らなかったらしいのですが、残念です。

一方で、消えてほしい病院もあります。
公の場ではかけないのですが、私にひどいことをして、
保健所に相談したら私をモンスター患者だと言ったという
病院もあります。
メールのやりとりを提出したら保健所の方もあきれていました。
なぜかこの病院、補助を受けたりして
経営もいいらしいのですよね。



管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
非公開コメント

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

プロフィール




中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
↑「勤務医 開業つれづれ日記・2携帯版」はこちらから。

おすすめ開業関連本

クリックするとAmazonに飛びます。

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2017 vol.7: 必修問題


クエスチョン・バンク CBT 2017 vol.5: 最新復元問題


医師国家試験のためのレビューブック 小児科 2017-2018


小児がん診療ガイドライン 2016年版


もっともっとねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書3


ねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書


診療所経営の教科書〈院長が知っておくべき数値と事例〉


感染症レジデントマニュアル 第2版


40のしまった! 事例に学ぶ 診療所開業ガイドブック (NHCスタートアップシリーズ)


開業医・医療法人のための医療税務と節税対策Q&A


開業医・医療法人…すべてのドクターのための節税対策パーフェクトマニュアル


開業医・医療法人…すべてのドクターのための税務調査対策パーフェクト・マニュアル


医院の財産 承継&相続パーフェクト・マニュアル


よくわかり、すぐ使える成功するための「医院開業」ハンドブック―コンサルタントが教える「My Clinic」のつくり方


トラブルにならない 社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方


ねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書


もっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書2


もっともっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書3

おすすめ医学書

FC2カウンター

いつもご訪問、ありがとうございます。2009年5月7日からの累計アクセス数です。

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数:
いつもありがとうございます。現在、アクセスしている方の数です。

Amazon人気商品

月別アーカイブ

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。