2012/08/27
■開業つれづれ:「25時のバカンス」「虫と歌」市川 春子
この二冊はすごいです。
第14回手塚治虫文化賞 新生賞受賞の
作品です。
本当の才能を感じます。
クローン、深海微生物、
惑星探索などなど。
理系の人の方が
楽しめるかもしれません。
クリックするとAmazonに飛びます。
![]() | 25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC) (2011/09/23) 市川 春子 商品詳細を見る |
![]() | 虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC) (2009/11/20) 市川 春子 商品詳細を見る |
「虫と歌」も「25時のバカンス」も
短編集です。
どちらから読んでも良いと思いますが、
個人的には発売順で
「虫と歌」から読んだ方がいいように思います。
インパクトは、
本当に全部の作品から受けちゃうんですが、
特にタイトルの「25時のバカンス」や
「月の葬式」は本当に絵を見ているだけで
背筋がぞわっ、と来る感じです。
良い意味で。
「月の葬式」はゴッホを思い出します。
分かる人には分かると思いますが。
2007年デビュー作の
「星の恋人」は初めて雑誌で読んだときには
びっくりした覚えがあります。
肩を壊してしまう野球選手の
「日下兄弟」も好きな話です。
こう書いていくと、
書いていない作品って
ほとんどありませんが、
他の作品も結構好きで
「パンドラにて」もなかなか。
ただ、オチが分かりづらいかも。
一つ一つの作品が
本当に秀逸です。
斬新で、それなのに
どこかに忘れてきたような風景。
あとは、短編ばかり書いていた市川さんが
今度は、連載をするという情報が……(1)。
興味がありましたら
ぜひ、手に取ってみて下さい。
ご参考になりましたら幸いです。
(1)
10月からアフタで市川春子初連載、エレキテ島は次号再開
http://natalie.mu/comic/news/73543
(以下抜粋)
「宝石の国」は勉強、力仕事と何をやらせてもうまく出来ない主人公が、とある仕事を任されることになる物語。本日7月25日に発売された月刊アフタヌーン9月号の予告ページには、あらすじとカラーカットが掲載されている。詳しい内容は続報の到着を待とう。

↓励みになっております。1日1回、クリックお願いします↓
人気ブログランキングへ

コメント