2012/06/07
■開業つれづれ:「「火星年代記」の米作家ブラッドベリさん死去」
レイ・ブラッドベリ氏が亡くなられたようです。
私は好きでした。
代表作は「火星年代記」とかを
あげるべきだと思いますが、
個人的には
12歳の少年のひと夏の物語、
「たんぽぽのお酒」が
とても好きでした。
ご冥福をお祈り致します。
「火星年代記」の米作家ブラッドベリさん死去
読売新聞 2012年6月7日(木)0時51分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120607-00000075-yom-soci
【ロサンゼルス=西島太郎】AP通信によると、米国を代表する作家、レイ・ブラッドベリさんが5日、カリフォルニア州ロサンゼルスで死去した。
91歳だった。死因は明らかにされていない。
1920年イリノイ州生まれ。SF、怪奇、幻想小説など幅広い作品を手がけた。詩的で叙情豊かな作風が人気を呼んだ。代表作の長編「火星年代記」は、日本を含む世界30か国以上で出版された。このほか、「華氏451度」、短編集に「黒いカーニバル」、「刺青の男」、「ウは宇宙船のウ」などがあり、47、48年に2年連続でO・ヘンリー賞を受賞した。
「ウは宇宙船のウ」は
原題が
”R is for Rocket”
です。
訳をされた方のセンスも素晴らしいと思います。
1962年の本ですから。
ブラッドベリ氏の文章は
まるで詩のようです。
Dandelion Wine/ たんぽぽのお酒(1957)
It was a quiet morning, the town covered over with darkness and at ease in bed. Summer gathered in the weather, the wind had the proper touch, the breathing of the world was long and warm and slow. You had only to rise, lean from your window, and know that this indeed was the first real time of freedom and living, this was the first morning of summer.
「静かな朝だ。町はまだ闇におおわれて、やすらかにベッドに眠っている。夏の気配が天気にみなぎり、風の感触もふさわしく、世界は、深く、ゆっくりと、暖かな呼吸をしていた。起きあがって、窓からからだをのりだしてごらんよ。いま、ほんとうに自由で、生きている時間がはじまるのだから。夏の最初の朝だ。」
甘酸っぱすぎる感じです。
また、時代が一つ通り過ぎていきます。
合掌
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コメント
S is for Space
すなおにロケットのロの方が良かった?
2012/06/07 08:22 by donki URL 編集