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■開業つれづれ:「ワクチン公費助成後にヒブ感染症が半減- 肺炎球菌は3割減、研究班調査」 予防接種に関するQ&A集

予防できるものなら

ワクチンを打つべき。

それがまっとうな一般の医療関係者の意見ではないでしょうか。








実際の予防効果も

着実に出てきているようです。

他の先進国に比べて何十年も遅れているのですが。








ワクチン公費助成後にヒブ感染症が半減- 肺炎球菌は3割減、研究班調査


2012年05月10日 14:26 キャリアブレイン
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/37191.html

 インフルエンザ菌b型(Hib=ヒブ)ワクチンの公費助成が本格化した2011年に、ヒブ感染症の罹患率が半減したとの調査結果を、国立病院機構三重病院の庵原俊昭院長を中心とする研究班がまとめた。同じくワクチンが公費助成の対象となっている肺炎球菌感染症の罹患率は3割程度の減少で、庵原氏は、「ヒブワクチンの効果が認められ始め、肺炎球菌ワクチンの効果にも期待されるものがあった」と総括している。

 両ワクチンはいずれも、乳幼児がかかりやすく、死亡したり、重い後遺症が残ったりすることもある「細菌性髄膜炎」を予防するもの。10年度補正予算に接種費用の公費助成が初めて盛り込まれ、11年2月までに多くの市区町村で実際に公費助成が始まった。ヒブワクチンの販売開始は08年12月、小児用肺炎球菌ワクチンは10年2月だが、公費助成が始まるまで接種率は低迷していたという。

 ヒブや肺炎球菌による侵襲性感染症の罹患率について、研究班が調査を始めたのは08年で、対象は、北海道、福島、新潟、千葉、三重、岡山、高知、福岡、鹿児島、沖縄の10道県の小児科入院施設がある医療機関。各道県の研究協力者が、医療機関の小児科部長らに、侵襲性細菌感染症の患者が入院したら患者情報を提供するよう依頼した。

 調査結果によると、5歳未満人口10万人当たりのヒブ髄膜炎の罹患率は、08-10年には7.1-8.3(平均7.7)だったが、11年は3.3となり、08-10年の平均から57.1%減った。髄膜炎以外のヒブ感染症も、3.8-6.3(平均5.1)から2.8にまで減り、45.1%の減少だった。
 一方、肺炎球菌髄膜炎の罹患率は、2.6-3.1(平均2.8)から2.1となり、25%減った。髄膜炎以外の肺炎球菌感染症は32.3%減った。

 庵原氏は、肺炎球菌感染症に比べてヒブ感染症の方が罹患率の減少が大きかった理由として、▽ワクチンの販売開始が早く、予算事業の前から独自に公費助成をしている自治体もあった▽インフルエンザ菌による侵襲性感染症は、ほとんどがヒブによるものだが、肺炎球菌による感染症のうち、ワクチンに含まれている血清型(7価)によるものは75%しかない―ことを挙げている。





私がアメリカに行った頃、

子供たちもアメリカの小学校に行かせましたが、

アメリカの小学校ではヒブワクチンの接種が

必須になっていました。

接種歴がないと学校に入学すること自体が

出来ないようになっていました。





Amazonなどで”ワクチン”と検索すると

反ワクチンの本が

大量に出てきます。

これは不思議な現象です。




ワクチン三流国といわれた日本が

ワクチン行政を変えるのに

障害になるのはマスコミと一般の方々の言われもない反感です。





そのため、日本には

反ワクチンという非常識な流れが出来てしまいました。

国が責任を逃れるために

多くのワクチンが任意接種になって

自己責任で、勝手に打つ

という形になってしまっています。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

私がまだ総合病院に勤めていた頃の、

とても寒い冬の日の朝のことです。






救急外来に

3歳ぐらいの子供が運ばれてきました。

閉塞性の呼吸困難でした。

急性の喉頭蓋炎だと思われました。



最初に診察した開業の小児科の先生は

診てすぐに救急車の搬送依頼をしたそうです。

しかし当院に搬入されたときには

ほとんど自発呼吸がなく、

窒息による低酸素状態でした。






耳鼻科の先生にすぐベッドサイドで

気管切開を行ってもらいましたが、

努力の甲斐無く、

その子は亡くなってしまいました。





小児の急性喉頭蓋炎の

原因菌の多くはヒブだと言われています。

その当時、日本では

ヒブワクチンは一部で話に登る程度で、

実際にはほとんど接種をされていませんでした。





母親は号泣した後、

放心状態になっていました。

誰の声も届いていない様子でした。





日本の反ワクチン派の方は

そんなお母さんに向かって

「それでもワクチンは必要ありません」

と言うことが出来るのでしょうか。





実際に細菌性髄膜炎になると

致死率も高いですし、

後遺症も残りやすく、

予防できるものなら

私は全力で予防すべきです。




”肺炎球菌ワクチンと

ヒブワクチンは

公費(無料)で全ての赤ちゃんが受けるべきワクチン”

と当ブログでは考えております。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 


予防接種に関するQ&A集

ワクチン関連でぜひ持っておきたい本はこれ(1)。


http://www.wakutin.or.jp/public/index.html





本の内容はこちら↓と同じです。

PDF形式で各章に分かれていますが、

全文が読めます。

http://www.wakutin.or.jp/medical/index.html


ときどきMRさんが

配っていたこともありましたが、

自分で買えます。



もともと細菌製剤協会だったのですが、

日本ワクチン産業協会に

名称が変更になったようです。





こちらはかなり格安で

資料を送ってもらえますので

私は毎年購入させていただいております。




ヒブも肺炎球菌も

ワクチンはこれでばっちりです。





ちなみに、2011年のデータは無いのですが

(昨年、安かったので確認しないで購入)、

一昨年の2010年は下記価格でした。

1 予防接種に関するQ&A集(2010年版) 1部印刷費として 300円 + 送料の実費

2 ワクチンの基礎(2010年版)     1部印刷費として 450円 + 送料の実費

3 よぼうせっしゅのはなし(2010年版) 1部印刷費として 60円 + 送料の実費

4 よぼうせっしゅのはなし(Vaccination 2010年版) 1部印刷費として 250円+ 送料の実費

5 ワクチン類の取り扱いについて(2010年版) 1部印刷費として 80円 + 送料の実費

300円+送料って

安すぎ。

ワクチンに関係している

全ての医師が手元に置いておいて

損が無い本だと思います。






ご参考になりましたら幸いです。



関連記事
(1)
■開業つれづれ:予防接種に関するQ&A集 「インフルエンザ:今季初の集団感染--大館の幼稚園 /秋田」
前にも紹介させてもらっています。

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1632.html







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コメント

No title

今はワクチンを打つ小児科医の間ですら同時接種が避けられたりしています。
話を聞くと、皆、副反応が怖いから、というわけでは決してなく、副反応発生に対する厚労省の態度があやふやなことに不安だから、と言われます。

ワクチンを進めるべき国ですら、このレベルでしかありません。

Hibにしても、PCV7にしても、導入までかなりの期間を要しました。
既に海外での実績が十分あるにもかかわらず、「日本人での治験データがいるから」という理由です。しかもそれをそろえても、申請から承認に2年以上かかりました。

その一方で、マスコミで騒がれたポリオは、国内での安全性確認試験開始(臨床治験ではありません)からわずか8か月で申請がなされ、わずか2か月で承認されました。
「十分な海外実績があるから」という理由です。

不活化ポリオの導入自体は私たち小児科医が望んで要求していたことなので、喜ばしいことではありますが、逆にこんなに簡単に海外ワクチンが導入できるのなら、あのHibやPCV7の承認はなんだったんだ、と憤慨を感じる次第です。
もちろん、厚労大臣のポイント稼ぎである面もあります。

でも、結局のところ、厚労省のワクチン行政というやつは、とことん行き当たりばったりなんだな、と実感いたしました。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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