2011/05/04
■開業つれづれ:夏目漱石先生ラブw 「先生と僕」 みんなメロメロ(ただし男性のみ)
以前、何かの折に書いたことが
あるかもしれませんが、
私は結構、夏目漱石好きです。
一応、大学生のころ
漱石全集は読破していたんですが、
書簡とか、漱石研究とかまでは
全然手が出ませんでした。
でも、
この本はすごいです。
寺田寅彦や
内田百や
小宮豊隆や
芥川龍之介や
その他、木曜会(漱石門下生の集まり)の
アッツアツの夏目漱石ラブぶりったらありません。
でも、
牛頓
ってセンスねーよ、
寅彦さん
(随筆は大好きです。全集も持ってます)
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夏目ファンには絶対読んで欲しいです。
私のような中ぐらい(…かな?)のファンなら
この本で初めて知ることばっかりです。
で、受験以来
全然、夏目漱石やその他の文学は
読まないけど
マンガは好き、
という人には
なおのこと読んでもらいたい
本です。
このいい年した
夏目門下生という
男性陣の
メロメロッぷりを
とくとご覧じろ。
同級が落第トリオ、
正岡子規(明治18年 たぶん寄席通いで落第)、
橋是公(明治19年 ケンカで落第、という噂)、
漱石(明治19年 腹膜炎で落第)
だったんだなとか
改めて気づいたりもしました。
奥様の夏目鏡子も
どうやって描いてあるのか
ある意味、ドキドキでしたが
(ヒステリー持ちで入水自殺未遂あり)、
2巻の最初の方とか
(あとP.63とか)
こういうスタンスで描いてもらうと
すごく安心して読めます。
関川 夏央、谷口 ジロー版(1)だと
実際、こういう話だったんだろうな、
という気はするのですが、
「先生と僕」
のアレンジがとても好きです。
……細かいことを言い出したら
本当にきりがありません。
たぶん、ずっと書き続けられちゃいます。
たとえば、楽園に描いている
竹田昼さんの内田百の話で
楽園2の「漱石先生の画/ヒャッケンマワリ 3」(2)
とかも読んでおくともっとおもしろいとか、
まあ、きりがありません。
変種のBLというか
全然、
文豪っぽくない漱石やその門下生の一面が見れて
本当にいい作品になっています。
ご参考になりましたら幸いです。
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