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■開業つれづれ:「 脳死移植:15歳未満初提供 阪大病院長「命つないだ」 心臓提供者、両親に謝意」


小児の移植手術が

いよいよ本格化しそうです。





新しい時代の幕開けです。









脳死移植:15歳未満初提供 阪大病院長「命つないだ」 心臓提供者、両親に謝意




毎日新聞 2011年4月14日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/science/news/20110414ddm012040038000c.html



 改正臓器移植法に基づき国内で初めて15歳未満で法的脳死と判定された、10代前半の男子からの提供臓器は13日、全国5病院に搬送され、移植手術が進められた。大阪大病院では手術終了後、福澤正洋院長や澤芳樹教授(心臓血管外科)らが会見。手術は午前6時31分に開始され9時13分には心臓の拍動が再開、11時47分に手術を終えた、という。福澤院長は「臓器提供をいただいたお子さまやご両親に深く感謝しています。無事手術が終了し、命をつなぐことができた」と手術の成功を報告した。

 会見では、心臓の搬送に使われたクーラーボックスに透明の袋に入った金と銀の折り鶴が張り付けられていたことが明かされた。ドナー(臓器提供者)の家族が、日本臓器移植ネットワークのコーディネーターを通じて託したものだといい、鶴には「手術の無事成功をお祈りします」と書かれていた。

 移植を受けたのは10代後半の中国地方の男性。4年前から心不全の症状が出始め、拘束型心筋症と診断された。手術前には「頑張ります」と笑顔を見せていたという。今後、経過が良ければ1、2カ月で退院できるという。【曽根田和久、林田七恵】
 ◇全国5病院に搬送 東京、北海道でも成功

 提供された臓器のうち、片方の腎臓は新潟大病院で40代男性に移植される予定だったが、男性側の医学的理由で手術を断念。東京女子医大病院で60代男性に移植され、同日午後4時ごろ、無事終了。肝臓は北海道大病院で20代男性に移植され同日午後6時過ぎ、無事終わった。患者の容体はいずれも安定しているという。

 膵臓(すいぞう)ともう片方の腎臓は藤田保健衛生大病院(愛知県)で30代女性への移植手術が行われた。両肺は、この日運航が再開したばかりの仙台空港に空路で到着し、50代女性への移植のため東北大病院に搬送された。【藤野基文】










一般の方やマスコミは

アメリカに渡って心臓移植する方々を

美談のように奉っていますが、

実際にはアメリカでも臓器不足は深刻で、

”金で他国の人に渡るはずの臓器を買っている”

状況です。





病気腎についても

本を読んだら

”何じゃこりゃ”

というレヴェルの話でした(1)。





本当に必要な情報がなかなか出てきませんが、

医療関係者には

(1)を読んでいただけましたら

少しはその悲惨な状況が理解できるかもしれません。




まさに移植医療に関しては

医療レヴェルは高いにもかかわらず

提供臓器があまりにも少なく

日本は世界的にも最低最悪の状況に置かれています。





臓器提供は日本では偏見を持ってみられていますが、

欧米では提供者は「隠れたヒーロー」であり、

提供を決断されたご家族は「勇気ある決断をした家族」として

大変尊敬されているそうです。




マスコミはさんざんに医療機関を叩きますが、

まさにそのような偏見が

小児の移植医療を後退させているのです。




できることならマスコミは

海外渡航で臓器移植をして

他国の臓器を奪うことを賞賛し褒め称えるのではなく、

日本国内の

小児の臓器提供者を尊敬し、

家族の勇気ある決断を

後押しするような社会を作ってもらいたいものです。





現状のように

アメリカで心臓移植のために渡米する人は偉くて、

日本で臓器提供する人はいろいろと根掘り葉掘り聞かれて

情報公開という名の下に中傷される、

それは間違っているとは思いませんか?







今この瞬間にも

日本国内で多くの方が

移植臓器を必要としているのですから。







ご参考になりましたら幸いです。





(1)腎臓移植を多く手がけてい著者。最近の移植関連の書物のなかではまとまっていて読みやすいです。

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(2009/05/21)
相川 厚

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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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