スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■開業つれづれ:「被災患者受け入れ医療機関 診療報酬のしくみ見直しを 支援するほど不利益に」




キュウキュウと絞り上げてきた

診療報酬。






いったん大惨事が起こると

病院の余力を削り取っていたことが

よくわかります。





震災被害の入院患者さんを

どうにか引き取って

他院で透析

→診療報酬の減額




療養病床に急性期の患者さんを入れる

→定額のみ支払い、あとは病院自腹




いかに

いままで医療機関の余力を削り取って

医療費を減らすかだけを

考えてきたシステムです。






いざというときに

全く余力がないシステムでは

崩壊するしかありません。





すでに多くの病院は赤字で

経営的に余力はなく、

このまま絞ったままで行けば

医療機関の震災受け入れ倒産すら

起こりかねません。











被災患者受け入れ医療機関 診療報酬のしくみ見直しを 支援するほど不利益に



2011年4月2日(土)「しんぶん赤旗」

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-04-02/2011040214_01_1.html


 各地の医療機関で東日本大震災の被災地からの患者の受け入れが進められるなか、受け入れた病院に不利益をしいる診療報酬のしくみが問題になっています。被災者支援の長期化がいわれるもと、改善を求める声があがっています。

 東京都北区にある王子生協病院。震災で透析の機器に支障をきたした茨城県内の病院から、3月13~14日に急きょ6人の患者を受け入れました。

 王子生協病院の透析のベッドは2床あります。しかし、透析室が狭く、元々入院していた患者の透析で手いっぱいの状況。6人は入院しながら、同じ法人の生協北診療所の外来透析に週3日通って透析を受けることになりました。

 ここで問題になったのが、昨年4月の診療報酬の改定で実施されたしくみです。入院中の患者がさらに専門的な医療が必要になるなど他の医療機関を外来受診せざるをえない場合、入院している病院に払われる入院基本料が3割ないし7割減額されます。

 同病院の酒井孝志副事務長は、「当病院の場合、患者さんが外来を受診した日の入院基本料(1日1万5500円)は3割削られます。どの医療機関もやりくりして被災者を最大限受け入れています。被災者を受け入れれば、病院経営にも響いてしまうというのは、一体どういうことでしょうか」と疑問を投げかけます。

 この問題では、全国保険医団体連合会や東京保険医協会などが「入院中の患者の他医療機関受診の規制の凍結」を、首相と厚生労働相に求めています。

 日本共産党の田村智子参院議員は3月24日の厚生労働委員会でこの問題をとりあげ、政府に是正を求めました。また、被災地で療養病床に急性期の患者を受け入れざるを得ない場合、かかった医療費ではなく定額分しか病院に払われず、病院の持ち出しになる場合があることもあわせて指摘。「積極的に被災者の支援をおこなうほど医療機関が不利益を受ける事態がおき始めています。減額につながる規制を緊急に見直すべきだ」と強く求めました。







入院期間中に他の病院の

外来に受診したら

入院費減らす、

というのはトンデモねー

と以前から話がありましたが、

今回の震災で

なおトンデモねー事態になりそうです。




もしかりに一時的に

こんなばかげた縛りを中止したとしても

震災後、

またすぐに忘れたように

締め付けてくるんでしょうけどね。











人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ








関連記事

コメント

懐疑的にみています

 診療報酬制度については、おっしゃる通り、問題が多い精度であると思いますが、実は、この件については私は懐疑的にみています。
 調べてみると、この病院はDPC対象病院であり、慢性腎不全での透析というコーディングで診療報酬を受け取っているとすると、この病院では透析はしていないのであり、その分の診療報酬は削られても仕方がないのではないかと思います。実際、透析を行っているのは同じ系列と思われる診療所であり、そちらで透析の費用を算定しているのであれば、グループとして、そう損失はないのではないかと思います(DPC制度について私が誤解しているようであればご指摘ください)。
 また、さらに、本当に入院の適応であるかという点です。被災地からの避難先での透析であるという点から、入院というのは仕方がない面もありますが、この経営母体の団体が住居の提供をしたり、なんらかの入居施設があれば(あればの話になってしまいますが)、もともと入院を要しない状態の患者さんであれば、入院に関わる診療報酬はもともと発生しないものと思います。
 poorな知識故の間違いかもしれませんが、どんなもんなんでしょうか?

NoTitle

うちの病院でもお一人被災者を受け入れているのですがご家族などもわからずもともと施設入所していた方なので入院費用は全額病院の持ち出しとなっています。骨折に対し手術もしておりそれなりの損害ですがお当院はひとりだけなので募金をするような感覚で仕方がないと思っているようです。
最終的には系列の老健で面倒をみるようです。
非公開コメント

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

プロフィール




中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
↑「勤務医 開業つれづれ日記・2携帯版」はこちらから。

おすすめ開業関連本

クリックするとAmazonに飛びます。

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2017 vol.7: 必修問題


クエスチョン・バンク CBT 2017 vol.5: 最新復元問題


医師国家試験のためのレビューブック 小児科 2017-2018


小児がん診療ガイドライン 2016年版


もっともっとねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書3


ねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書


診療所経営の教科書〈院長が知っておくべき数値と事例〉


感染症レジデントマニュアル 第2版


40のしまった! 事例に学ぶ 診療所開業ガイドブック (NHCスタートアップシリーズ)


開業医・医療法人のための医療税務と節税対策Q&A


開業医・医療法人…すべてのドクターのための節税対策パーフェクトマニュアル


開業医・医療法人…すべてのドクターのための税務調査対策パーフェクト・マニュアル


医院の財産 承継&相続パーフェクト・マニュアル


よくわかり、すぐ使える成功するための「医院開業」ハンドブック―コンサルタントが教える「My Clinic」のつくり方


トラブルにならない 社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方


ねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書


もっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書2


もっともっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書3

おすすめ医学書

FC2カウンター

いつもご訪問、ありがとうございます。2009年5月7日からの累計アクセス数です。

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数:
いつもありがとうございます。現在、アクセスしている方の数です。

Amazon人気商品

月別アーカイブ

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。