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■開業つれづれ:「福島・双葉病院「患者置き去り」報道の悪意。医師・看護師は患者を見捨てたりしていなかった」

誤報が飛び交っていますが、

訂正もされずに

消去されるだけのようです。






福島・双葉病院「患者置き去り」報道の悪意。医師・看護師は患者を見捨てたりしていなかった


松永英明提供:絵文録ことのは

livedoor 2011年03月18日13時53分

http://news.livedoor.com/article/detail/5424517/?p=2

福島県大熊町の「双葉病院」で、医師・看護師が患者を見捨てて逃げていた、という報道がなされていたが、実際には現場の状況は大きく異なることがわかった。これは、病院関係者の家族によるツイートもあり、また後発の報道でも(見出しは悪意あるものの)内容的には「患者を置き去りにして職員だけが逃げた」というような悪評を完全に否定するものとなっている。

現地での直接取材はかなわないが、当事者のツイートなどを「Togetter - 「福島・双葉病院「患者置き去り」報道に関する情報」」にもまとめてみた。若い人なので表現が至らないところもあるようだが、その趣旨を酌んで以下、簡潔に状況をまとめてみたい。

少なくともマスメディアは名誉回復を全力で行なうべきだと思う。

* asahi.com(朝日新聞社):患者避難、医師ら付き添わず 21人死亡の双葉病院 - 社会
* 東日本大震災:福島・避難の高齢者14人死亡 救助時、患者のみ82人--入院の病院 - 毎日jp(毎日新聞)「医師、職員らは不在」

もともと福島県による発表を受けて横並びの報道がなされたものだが、福島県の訂正発表を受けて、一部の報道は現在削除されている。

* 時事ドットコム:「避難時に院長いた」=福島県が訂正発表

しかし、訂正後も病院関係者を非難する論調が残っているものが多い。読売の報道では、本文で事実が明らかになっているものの、タイトルが名誉を損なうものとなっている。また、河北新報は古い情報のまま、非難口調をさらに強めている。

* 福島・双葉病院、患者だけ残される : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)
* 河北新報 東北のニュース/院内に高齢者128人 医師ら置き去り?避難指示の双葉病院:3月18日の訂正後の報道にも関わらず「県の担当者は「なぜ入院患者だけがいたか、現段階では分からない。避難する中で混乱が起きることはあるが、もし高齢者だけを置いて避難したとしたら許せない」と話している」とさらに煽る文章となっている。

このような状況の中、最初の報道をそのまま受けて双葉病院の職員が逃げたかのように思ったままの人も少なくないと思われるので、簡潔にまとめておきたい。

双葉病院で起こったことのタイムライン


以上、報道ならびに関係者のツイートに基づくまとめにすぎないことはご了承いただきたい。(@supergirl5jrhさんの追加ツイートに基づき15:50追加・修正あり)

* 2011年3月11日14時46分:大地震発生。
o 福島県大熊町・双葉町にある福島第一原発が緊急停止。
o 福島県大熊町の双葉病院と介護老人保健施設ドーヴィル双葉で患者・職員が孤立。福島第一原発から約3キロ離れている。
* 3月12日5時44分:福島第一原発の避難指示の区域を、これまでの半径10キロメートルに拡大。双葉病院・ドーヴィル双葉が避難区域に含まれることとなった。
o 午前:大熊町役場まで双葉病院スタッフが患者を搬送したが10分後には双葉病院に戻された(理由は不明)。
o 昼休み:外出した双葉病院スタッフが、防護服を着た誘導者に対して「なぜ双葉病院は誘導しないのか」ときいたところ、「いやもう誘導したはずです」と回答。そこで初めて双葉病院の患者が避難していないことが判明した。そこで急遽バスが派遣されることとなった。
o 14時すぎ:大熊町役場が福島交通の大型バス5台を派遣したが、患者・搬送者・護送者を乗せることができなかった。また、救援に来たバスは普通の大型バスであったため、車いすや寝たきりの患者は搬送できなかった。
o 15時36分:福島第一原発第1号機で水素爆発。残された人たちは被爆した。
* 3月14日昼前:自衛隊が同病院への救助に到着。患者・施設入所者130人を救出。その他、自力で脱出した人もいた。患者98人と院長ら職員4名、警察官が残り、自衛隊が再び救援に来るのを待つ。
o 二度目に自衛隊が来るという時間になっても来なかった。
* 3 月15日午前1時ごろ:一緒に残っていた警察官から避難するよう求められ、院長ら職員4人は患者を置いて、警察官とともに隣の川内村に避難した。そこで合流した自衛隊と共に病院に向かおうとしたが、避難指示の対象地域のため、自衛隊だけで向かうことになった。院長は「日付が変わり、警察官から避難を求められた。どうすることもできなかった」と述べている。
o 午前7時:中野寛成国家公安委員長は15日の閣議後会見で、午前7時現在「(退避指示が出されている)20キロ圏内では、15日午前7時現在で、病院にいる96人を除いてほとんど完了している」と述べた。 防衛省によると、陸上自衛隊が陸路で96人をいわき市の避難所に移送する予定。(人数が食い違っているが報道ママ)
o 午前から午後:自衛隊が残された患者を搬送(第2回・第3回)。この際「病院関係者の付き添いはなかった」と福島県が発表し、「患者を見捨てて置き去りにして逃げた」という趣旨の報道が流れる原因となる(各報道機関横並びで福島県発表のみを報道)。搬送中・搬送後に計21人の患者が亡くなった。
* 3月17日:双葉病院主任が父だという@supergirl5jrhさんがツイッターで報道に反論するツイートを開始。夜、福島県が「避難時に院長いた」と訂正発表。
* 3月18日:院長への取材内容が報道され始める。

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(報道の数字が混乱していて、合計数がなかなか合わないが、これらは追って整理されるものと思う)

以上の流れをもう少し簡単にまとめると、「自衛隊が来るが、寝たきりや車いすの患者が搬送できず、一旦戻る」→「2度目の救援が来ない」→「一緒に残っていた警察の指示で職員が川内村に避難」→「自衛隊と一緒に病院に戻ろうとする」→「避難地域なので一緒に行けない」→「自衛隊だけが救援に」→「2・3回目の搬送の際、病院関係者は誰も現場に居なかった」→「職員が患者置き去りで逃げたと報道」という流れになる。

これでは「職員が患者を見捨てて逃げた」とは絶対に言えない(警察の指示でやむなく避難させられたのであって、再び)。こんな報道をされたら、一生懸命がんばっていた職員に対する名誉毀損にしかならないと思う。

このような報道被害が繰り返されないよう強く願う。









以下は本文との関連記事。






患者避難、医師ら付き添わず 21人死亡の双葉病院

asahi.com 2011年3月18日1時43分

http://www.asahi.com/national/update/0318/TKY201103170566.html

 福島第一原発の半径20キロ圏内にあり、避難指示を受けた双葉病院(福島県大熊町)から運ばれた患者が相次いで死亡した問題で、病院関係者が搬送時に付き添っていなかったことがわかった。福島県が17日に発表した。

 県によると、同病院には338人が入院し、うち146人は寝たきりや病状が重い患者だった。14日午前11時すぎに同原発3号機が爆発したのに伴い、陸上自衛隊などは1415の両日に患者を3回に分けて救出した。

 陸自が14日に救出した時は、病院には病院長のほか職員が数人いた。しかし避難所までは付き添わず、15日の午前と午後に計55人を搬送した際も病院関係者の付き添いはなかったという。県によると、移動時に患者の病状が確認できない状態で、搬送中や搬送後に計21人が亡くなったという。

 県が15日深夜に病院長と連絡を取ったところ、「第一原発が爆発したので、川内村で自衛隊を待っていた」などと説明したという。県の担当者は「付き添うべきだった」と話している。





患者21人死亡 搬送時、医師ら付き添わず
日本テレビ系(NNN) 2011年3月18日(金)14時18分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20110318-00000045-nnn-soci


 福島第一原発の近くにあり、東日本大地震発生後に避難指示が出ていた病院から搬送する際などに、患者21人が死亡していたことがわかった。

 県の災害対策本部によると、地震直後に避難指示が出ていた大熊町の双葉病院で、自衛隊と警察が自力で歩けない患者ら146人を14日未明から15日にかけて3回に分けて救出した。救出された患者のうち、寝たきりの患者ら21人は放射線の被ばく量の検査を受けた後、搬送する途中や避難所で死亡した。

 県は当初、「病院関係者は1人もいなかった」としていたが、最初の救出までは病院長ら2人が付き添っていた。しかし、2度目の救出を前に病院を離れ、患者だけになったという。県は「病院管理者として問題」と調査しているが、病院長は「自衛隊に迎えに行くためだった」と話しているという。







「避難時に院長いた」=福島県が訂正発表
時事通信 2011年3月18日(金)1時13分配信

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031800030


 福島県は17日夜、福島第1原発の事故で避難指示が出た双葉病院(福島県大熊町)で高齢者らが避難する際、医師や病院関係者らがいなかったと同日発表したことについて、自衛隊の救出時には院長がいたと訂正した。
 県によると、同病院は原発から10キロ圏内にあり、自衛隊が14日から15日にかけ3回に分けて高齢者を救出。院長は1回目の救出時に立ち会っていたという。
 院長は県に対し、救援を求めるため病院の外に出たが、原発で事故が相次ぎ、戻るのを断念したと説明。他の病院スタッフも途中からいなくなったという。 








院内に高齢者128人 医師ら置き去り?避難指示の双葉病院
河北新報 2011年3月18日(金)6時13分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000005-khk-l07



 東京電力福島第1原発(福島県双葉町、大熊町)の事故で、避難指示が出ていた双葉病院(双葉町)に救助のため自衛隊が病院を訪れた際、医者や看護師らが一人もおらず、高齢の入院患者128人が取り残されていたことが17日、分かった。県災害対策本部が明らかにした。
 患者のうち14人は、移動途中や避難先のいわき市内の高校で、16日までに死亡した。
 県災害対策本部によると、死亡したのは入院していた男性6人と女性8人。自衛隊が病院に救助に向かったのは14日か15日で、避難所へ移動するバスの中で2人が死亡し、12人は避難所に着いてから死亡したという。
 県の担当者は「なぜ入院患者だけがいたか、現段階では分からない。避難する中で混乱が起きることはあるが、もし高齢者だけを置いて避難したとしたら許せない」と話している。

◎透析の患者都内に移動/いわきなど

 東日本大震災で、いわき市などの人工透析患者約410人が17日、治療を続けるため東京都内の宿泊施設や病院に避難した。
 都によると、透析患者を支援する「日本透析医会災害情報ネットワーク」の要請を受け都が滞在先を手配し、バスで4時間かけて移動した。透析治療には大量の水が必要だが、被災地では水不足が深刻で、注射針の確保も困難という。
 家族から離れて避難したいわき市の酒井カツ子さん(77)は「長旅で疲れた。1人でこの先不安だ」と話した。 最終更新:3月18日(金)6時13分






 県の担当者は「なぜ入院患者だけがいたか、現段階では分からない。避難する中で混乱が起きることはあるが、もし高齢者だけを置いて避難したとしたら許せない」と話している。


という医療叩きの書きっぷりが

毎度、河北っぽいのですが

こんな誤った報道をするマスコミを許せない

とは思いませんか?








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関連記事

コメント

新聞紙止めれ

百害有って一利なし

テレビも計画停波
ラジオ一個で十分だべ

官能小説でも読んで
快感痴層をもっと掘り下げるべし

裏どりをしないブン屋もブン屋

でも今回はブン屋どもより
福島はやっぱり福島だった、ということでしょう。

今後の福島がどの程度のダメージをうけるのかは計り知れず
極力それが小さいことを願うのみですが
被害の大小に関わらず、無医県への道をまっしぐらでしょうね。


原発の現場で作業中の方々まで後ろから撃ったら許さんぞ!

NoTitle

これは地震問題が収まったら訴訟にすべきでしょう
少なくとも病院として致命的な不評悪評が出たんですから

福島って

よかれと思って医療の応援に応じても こんな感じで医師の行為が当たり前とする報道をするのでしょうね。

行く気が失せました。

Bugsy先生ともあろうお方が…

>行く気が失せました。

行くつもりだったんですかw?

だって

役立たずだと思っていても お声がかからないのは寂しいと思った次第で。

だけど うりゃー野郎ども 付いて来い
って雄たけびを上げて福島に突入したら 後ろには誰もいないんだろうな。これだけははっきししてます。

で、助けようとした民間人が実は便衣兵で、

もろとも自爆テロかまされる、とw
被災地は福島だけじゃないんですから個人的な縁とかゆかりとかがないのであれば他所へ行かれればよろしいかと愚考致します。

報道のありかた

河北新報購読者です。

双葉病院の件は、ずっと気になっていた記事でした。

今日、ネットで調べたら、誤報なのをしり、憤りを感じました。

どこか、ネットと違い、新聞は変なことを載せないと信じていた私が間違ってました。

まだ、通常より新聞のページが少ないからかも知れないけど、河北新報や各マスコミは謝罪と正しい事実を発信してほしい。

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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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