2011/03/03
■開業つれづれ:「へき地医療支援システム:県立医大、医師を“玉突き”派遣 移動短く診察長く /福島」
”福島”で”玉突き派遣”なんて聞くと
また変なことしているんじゃないか
と思ってしまいます。
>玉突きの元となる助手
ってなんか変な表現ですよね。
イメージとしては
サイクロトロンで加速される荷電粒子
みたいな?
>臨床研修が終わったばかり
の医師を
加速してカタパルトから射出する、
という県のお仕事。
どこかにぶつかって
飛び散るイメージなんですが。
正しいものの見方なのかな?
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へき地医療支援システム:県立医大、医師を“玉突き”派遣 移動短く診察長く /福島
毎日新聞 2011年3月3日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20110303ddlk07040069000c.html
県立医大(福島市)から2病院を通して医師を“玉突き”で医療過疎地の診療所に派遣する「へき地医療支援システム」が注目を集めている。都市部の大学病院から直接診療所に派遣する仕組みが一般的だが、県立医大方式は医師の移動時間が短くて済み、診療にじっくり取り組める利点がある。11日に開かれる文部科学省の医学部定員に関する検討会で、菊地臣一学長が全国的にも先進的な「福島モデル」として概要を発表する。
システムは04年度に開始。(1)県立医大の助手15人を県立会津総合病院に週1回派遣(2)会津総合は助手受け入れで診療時間が空く医師を県立宮下と県立南会津の両病院に派遣(3)同じく余裕ができた宮下から柳津町と金山町の国保診療所に、南会津から只見町国保朝日診療所に医師を派遣する。
これにより、柳津町で毎週月曜▽金山町で毎週火~金曜▽只見町で隔週木曜--に内科医と整形外科医の応援が受けられるようになった。
玉突きの元となる助手は、臨床研修が終わったばかりで、県立医大で研究しながら診療に当たる。県が1人当たり年間800万~1000万円の人件費を負担する。安くはないが、立場が不安定になりがちな臨床研修終了直後の助手を好待遇で迎えることで医師確保ができる。
県立医大は助手枠を90人に増やし、別事業では地域の拠点病院に定期的に派遣するなど、地域医療再生に取り組んでいる。【種市房子】
県のお役人は
>先進的な「福島モデル」
なんて思っているんでしょうが、
浅はかですね。
医師がいなくて困っているんですから、
医師が一人でも出張を決めるのに
右往左往するのに、
連携で二人となったらどうしようもありません。
「自分の後釜の先生が到着していないのに
自分は僻地に、”玉突かれないまま出動”しなくてはいけない」
とか
「どうしてもはずせない急患が来て、
玉突きで両方が出張できなかった」
なんてことが起こるでしょう。
そもそも、臨機応変に
この出張の調整を
お役所ができるとはとうてい思えません。
いままで
大学医局で
玉突き出張なんて
あまりやっていなかったことを
役所でできるのでしょうか。
できないモデルだから
「福島モデル」
っていうんですかね………?
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コメント
プールバー福島
素人には想像もつかない
テクニックの持ち主なんでしょうね。
賭け金は一人一千万ですか、、、
おいしそうなゲームになりそうです。
2011/03/03 16:00 by ナインボール URL 編集
玉突き?
打った球が次々当たって穴の中に入ればともかく 玉が外に飛び出たら また他の玉を用意できるんですか?
玉突きって結構むずかしいです。
2011/03/04 22:30 by Bugsy URL 編集
NoTitle
「玉つきってみんなホモ?? オカマ掘りあい?」
冷静に読むと違うことが分かりました
実に現実離れな話ですね
2011/03/05 11:57 by 医師の端くれ URL 編集