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■開業つれづれ:私が死んでも代わりはいるもの 「40日ぶり地域に安心 運営医師墜落死の周南2診療所再開 」

自家用飛行機なんか持ってらっしゃる

医師としては超勝ち組だった方が

墜落事故でなくなられて

しばらくたちます。





代わりの医師が来た、

ということで

地元は大はしゃぎ。





でも、

いつも思うのですが、

それまで頑張ってきてくれた医師が

死んでいるのにマスコミも患者さんも

「いままでありがとう、感謝してます」

とか

「ご冥福をお祈りいたします」

とか

全くないのが不思議。





全然、そういうの報道もされないですし、

実際に患者さんは

「苦労して代わりが来た。ヒーハー」

的なリアクションしかしません。




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40日ぶり地域に安心 運営医師墜落死の周南2診療所再開


中国新聞 2011/2/6

http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An201102060166.html


 ▽お年寄り、続々と受診

 周南市は5日、山間にある中須診療所(中須南)と須金診療所(須万)を約40日ぶりに再開した。運営の中心だった神田博医師が1月3日、小型プロペラ機の墜落事故で亡くなったため、昨年末から休診していた。再開を待ちわびたお年寄りが訪れ、待合室は混み合った。

 診察が午前中の中須には15人、午後の須金は19人と、土曜としては通常の約1・5倍の人が訪れた。中には、診察開始時刻の30分以上も前に来た人もいた。長期休診で健康不安を訴える人が多かったという。

 同市金峰の主婦藤村昭子さん(83)は「一番近い病院までバスで2回行ったが、半日がかりで苦労した。再開してうれしい。安心した」と喜んでいた。

 この日の診察は、ともに徳山中央病院の医師が担当。神田医師が院長だった神田医院(須々万本郷)からも看護師2人と事務職員2人が駆け付けた。

 市は、両診療所を直営とし、診療科目を従来の3から絞り込んで週2日の診療体制は維持する。中須は内科だけで木曜(午後2~4時)と土曜(午前10時~午後0時半)。須金は内科と外科で水曜(午後1時~3時半)と土曜(同)となる。(神田真臣)


【写真説明】診療所が再開され、笑みを浮かべるお年寄り(須金診療所)











結局医師って

使い捨ての奴隷なんです。

代わりさえいれば

そこに座っているのが

誰であってもいい、

ということなんでしょう。




僻地医療が、総合医が、

とかいろいろ言ってますが、

結局は使い捨ての医師というコマ不足

です。





だから

医師は僻地から逃げるんです。

私でなくても

代わりさえいればいいのですから。






亡くなられた医師のご冥福をお祈りいたします。

合掌





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コメント

NoTitle

そうして、いつ逝っても良いような老人を診るのね。
ほんと、ご苦労様です、ってか・・ほどほどにした方が良いでつね。

先生何すねてんの?

じじばばは、村にお医者さんが、いないと不安だったから新しい人が来て単純に喜んでるだけだよ。
溢れんばかりの、お医者様に対する感謝の念はいつも持ってても、言いそびれる時もあるよ。

ヘリに乗って落ちた先生は、仕方ないよ。
10月の天気のいいときのフライトなら誰も止めないのかもしれないけれど。
自分だけの身じゃないっていう自覚がないのなら仕方ないし。

それよか、村の人が前の医師に固執してしまって、「あの先生は良かったのに、今度の先生はいまいちだね」。といわれながら仕事することになるよりも、よっぽどましだよ。

それとも、先生はいちいち、おばあちゃんに、惚れられて仕事したいの?
それはそれで、大変だよ。

きっと、話が長くなるから、診察がさばけなくなっちゃう。

普通死んで40日というと四十九日の法要です。

>「あの先生は良かったのに、今度の先生はいまいちだね」。といわれながら仕事することになるよりも、よっぽどましだよ。

それはこれから言われるに100ペリカってところでしょうか。

事故から1ヶ月あまり、、というと、前の先生の喪に服するとかそういうところを報道しないのは、喜ばしいことの記事だからなんだろうと考えたいです。

嫉妬の罪

関連病院で 業績を上げると
前任からも 後任からも 恨まれて
クビ が 送りつけられたみたい だね(宅急便で)

乗ってたのは単発だよね
これがまた よく落ちるんだよね(落ちたことないけど)
お医者様なんだから 死 なんて
日常茶飯事でしょ(自分の死は違う?)
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某大学医学部を卒業
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医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

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