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■開業つれづれ:DICって知っている? 「産婦人科医らに損害賠償命じる 出産後死亡は「過失」/水戸地裁」




出産後の大量出血(弛緩出血)、

DICや羊水塞栓は

非常に恐ろしい病態です。





遺族側は当初、陣痛促進剤の過剰投与が大量出血につながったと主張していたが、

>遺族側代理人の横田由美子弁護士によると、

訴訟の長期化を避けるなどの理由で、途中から主張を取り下げたという。




陣痛促進剤は完全悪


という

かなり偏向した論旨を

展開していたようですが、

途中で路線を変更したのが

よかったんでしょうか。







ただ、

このような判決が

どんどん出ると

分娩機関はますます縮小し






【茨城】 産婦人科医らに損害賠償命じる 出産後死亡は「過失」/水戸地裁

asahi.com 2011年1月29日

http://www.asahi.com/health/news/TKY201101290155.html



 2005年、取手市の産婦人科医院で出産した女性(当時32)が大量出血し、4日後に死亡したのは医師の過失だとして、利根町に住む遺族3人が、医師や医院を経営していた医療法人に計約8500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、水戸地裁であった。窪木稔裁判長は医師らの過失を認め、医師と医療法人に計約7千万円の支払いを命じた。

 判決によると、女性は05年8月、取手市の医院で次男を出産。その際、子宮から大量出血し、4日後に死亡した。

 判決は、女性が出産後に大量出血していたにもかかわらず、原因の特定や輸血などをせず、「出血状況の管理と適切な処置を怠った」と、医師の過失を認定。また、女性がショック状態であることや出血量などを転送先の病院に正確に伝えなかったことも過失と認めた。

 その上で、因果関係について、「医療水準にかなった医療行為をしていれば、(女性が)生存していた可能性が高い」と、遺族側の主張を認定した。

 遺族側は当初、陣痛促進剤の過剰投与が大量出血につながったと主張していたが、遺族側代理人の横田由美子弁護士によると、訴訟の長期化を避けるなどの理由で、途中から主張を取り下げたという。

 判決に対して、産婦人科医院の担当者は「判決の内容を検討して、県医師会や弁護士と相談の上対応したい」と話した。また、当時医院を運営していた医療法人緑生会(千葉県我孫子市)の担当者は「判決を見た上で今後の対応を考える」と話した。





状況がよくわからないのは

記者がよくわかっていないせいなのでしょうか。

読売ではちょっとだけマシです。











出産女性死亡 医師らに7000万賠償命令 出血後の対応「過失あった」

2011年1月28日 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20110128-OYT8T00227.htm


 取手市藤代の橋本産婦人科クリニック(現かんの産婦人科)で2005年8月、次男を出産した女性(当時32歳)が死亡したのは適切な輸血処置をしなかったことなどが原因として、利根町に住む夫ら遺族3人が担当の男性医師らを相手取り、約8500万円の損害賠償を求めた民事訴訟の判決が27日、水戸地裁であり、窪木稔裁判長は「医療水準にかなった医療行為を行っていたら、女性は生存していた確率が高い」などとして、医師らに約7000万円を支払うよう命じた

 訴状によると、女性は同年8月15日、同クリニックに入院し17日に次男を出産したが、子宮裂傷で大量出血し、4日後の21日、搬送先の病院で亡くなった。

 判決では、女性は出産後600ミリ・リットルの出血があったが、医師は出血源を解明しないまま分娩室を退室。約40分後にドクターコールされるまで女性の観察や、大量出血に備えた輸血準備を怠ったと指摘した。また、医師は搬送先の病院に、ショック状態だった女性の容体を正確に告げなかったうえ、誤った出血量を伝えるなど過失があったと認定した。

 原告側は「主張が全面的に受け入れられ、評価できる判決」、クリニック側は「弁護士と相談し今後の方針を決めたい」としている。





出産後40分間の対処が悪かった、

ということが

最大の原因なのでしょうか。





>取手市藤代の橋本産婦人科クリニック(現かんの産婦人科)

ということですから

経営者も変わったのでしょう。

しかしHPをみると

まだ分娩体制は取っているようです。






いまだに出産体制を維持しているようですが

このような判決が出るたびに

個人のクリニックは

訴訟リスクで出産を継続することが難しくなるでしょう。





個人クリニックでの出産体制というのが古いのか、

あるいは

裁判での判決が過剰に厳しいのか

歴史が判断するのかもしれません。





ときどき、

裁判所はDICや羊水塞栓のことを

全く知らずに、そして理解もしようとしないまま

判決を作っているようにしか思えないことがあります。

そうではないのかもしれませんが。






ただ、

ぞくぞくと個人クリニックは

出産をやめていることだけは

確かです。





こうして

日本の産科の撤退は

静かに進んでいくのでした。



















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コメント

またですか、・・・ハア(嘆)

相手も人間ですから、完璧を期待するのは無理な場合もあります。

医師も、人間ですから、・・・
でも、
裁判官も、人間ですから・・・

医師が間違いを犯せば、裁判で断罪されます。
では、
裁判官が間違いを犯せば、どこで罪を償うのでしょう。

司法への信頼は、すでに、minimum です。

No title

<span style="background-color:#FFFF00;">茨城県取手市</span>の<span style="background-color:#FFFF00;">産婦人科</span>の<span style="background-color:#FFFF00;">裁判</span>について

名前は代わり経営者ももちろん代わってますが
その担当医は現在も院長として居ます
元々その担当医が主で運営されてるので
今も何もかわりません

人格は疑う人です
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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