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■開業つれづれ:「乳児治療で大やけど、指3本失う 医療ミスか 神奈川県警が関係者聴取」


またか…。





多分、氷山の一角なんでしょうけど、

自宅分娩とか

自然分娩って

明治、大正時代の出産方法と

あまり変わりませんから

妊婦死亡は

最悪、100倍跳ね上がる可能性があります(1)。



いいかえると

シートベルトなしで運転する2倍も危険な状況。







>自宅分(ぶん)娩(べん)で生まれた男の乳児が直後に低体温と呼吸障害


この状況で救命できただけでも

素晴らしいです。




助産所



自宅分娩



診療所



秦野赤十字病院



市立病院


という流れで

どうにかこうにか

救命できたのに

>乳児の父親は「詳細な説明をしない病院の不誠実な対応には憤りを覚える」などと訴えている。



…救って当たり前なのでしょうか?

こんなことをするなら

そもそも助産所や

自宅分娩をする方は

ゼッタイに医療機関に

かからない覚悟で出産をしてもらいたいものです。







乳児治療で大やけど、指3本失う 医療ミスか 神奈川県警が関係者聴取


産経ニュース 2010.12.21 09:34

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101221/crm1012210941007-n1.htm


 神奈川県二宮町で今年5月、自宅分(ぶん)娩(べん)で生まれた男の乳児が直後に低体温と呼吸障害に陥り、搬送先の病院で治療を受けた際に両足などにやけどを負い、足の指3本を失っていたことが20日、乳児の両親への取材で分かった。神奈川県警は業務上過失傷害容疑も視野に入れながら、事実把握のため医療機関の関係者から事情を聴いている。

 父親(34)によると、乳児の母親(40)は当初、自宅近くの助産院で出産を計画。経過は順調だったものの、5月27日夕から不規則な陣痛が始まった。助産院を受診した母親は「まだ大丈夫」などといわれ、いったん帰宅。ところが、同日深夜から再び、陣痛が強くなり、呼んだ助産師が自宅に到着した後の28日午前8時12分に出産した。

 乳児は呼吸状態などが悪く、約1時間半後に助産師の判断で近くの診療所に運ばれた。しかし、診療所では対応しきれず、秦野赤十字病院(神奈川県秦野市)に搬送。呼吸不全や低体温症などと診断され、NICU(新生児集中治療室)で応急措置を受けた後、28日午後1時50分ごろに人工呼吸管理設備の整った市立病院に救急搬送された。

 だが、市立病院で乳児の右足などにやけどがあることが判明し、熱傷病棟がある大学病院に転送された。重度のやけどと診断され、6月に右足の小指と薬指、左足の小指を切断した。

 父親は秦野赤十字病院に処置の内容ややけどの経緯について説明を要請。病院側は乳児の体を温めるため、保育器に入れ、ドライヤーで暖めたなどと説明したという。ただ、やけどの原因については「原因は不明。救命を最優先した処置に問題はなかった」などとしているという。

 乳児の父親は8月、県警秦野署に被害を訴え、県警は関係者の聴取に乗り出している。

 取材に対し、秦野赤十字病院は「複数の病院にまたがる事案。(やけどが)あったかどうかも含め、調査中」とコメント。一方、乳児の父親は、「診療所などでは治療経過をみていた。他の病院でやけどしたとは考えられない」と話している。

 乳児の父親は「詳細な説明をしない病院の不誠実な対応には憤りを覚える」などと訴えている。







秦野赤十字病院の小児科の方々、

ご苦労様です。






>低体温と呼吸障害

なんて

死の隣まで来ているわけです。







1万人救っても

1人満足しない人がいると

すべてが無駄になるという

いい例ですね。




これで

堂々と助産所経由の方を

診る必要がなくなりました。




一生懸命に救命しても

自分の納得いく結果にならなければ

叩かれるのは医療機関です。













もともと出産に際して

医療の介入を拒んでいる方々に、

出産結果が満足のいかない状況に陥って

不本意ながら救急搬送され治療されること自体が

リスクをはらんでいるように思えます。




それを受けることも

トラブルの火種になるわけです。







こんなトラブルにあったら、

きっと担当した医師は

もう二度と助産所関連の症例は

扱いたくなくなるでしょうし、

小児救急も怖くてできなくなってしまうでしょう。





こうして

”自然なお産”とかいう

ファッションのような考え方で

不幸な出産が起こり、

小児救急の担い手が

また減っていくのでした。











(1)医療が介入しない場合の出産データ

■開業つれづれ:朝日が勧める未検診出産 「医師・助産師頼らず自宅出産 朝来の大森さん夫婦」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1653.html





















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コメント

世に変○医師の種は尽きまじ…

>乳児の父親は「詳細な説明をしない病院の不誠実な対応には憤りを覚える」などと訴えている。

実際どこでどう熱傷したんだか分からないんだから詳細な説明なんて出来ませんわな、仮に、したくても。ネット上では助産師が産湯をうめ忘れたんだ!なんて推理もでてましたが…。

>…救って当たり前なのでしょうか?

何を今更…。

>秦野赤十字病院の小児科の方々、
ご苦労様です。

ねぎらう必要なんかないですよ涎垂らしてひぃひぃ言いながら第一ち○ぽ汁噴出させつつ喜んで好きでやってるんだから。むしろ「うれしいんだろ?気持ちいいんだろこの○○!!」と罵りながらハイヒールで踏みにじりつつ口にう○こをねじ込んでさしあげるべきかと。

>これで
堂々と助産所経由の方を
診る必要がなくなりました。

そんな必要は大野病院、いや割り箸事件の時点で既になくなってるんですがね。

>こんなトラブルにあったら、
きっと担当した医師は
もう二度と助産所関連の症例は
扱いたくなくなるでしょうし、
小児救急も怖くてできなくなってしまうでしょう。

訴訟を患者とのコミュニケーションになんたらかんたら
実際問題、そんなアタリマエの感性があるならこんなとこ最初から勤めてませんって。

小さな親切、大きな訴訟

その通りで、これを理由に、正々堂々と自宅分娩とか助産所経由とかいうのを断りましょうよ。
ホント、産科医ってのはどこまでお人好しなんだろう。

自業自得

でしょうね
放置したら確実に死んでいたわけだし

逆に

火傷がなかったら 命が助からなかったような気がします。

DQN?

>父親(34)によると、乳児の母親(40)は

40歳で自宅分娩・・・普通はしませんよね。

NoTitle

とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます。

NoTitle

医師は、どんな状態でも対応出来る。
と、思ってる人の多いこと・・・
科学的な証明が出来ない事も
まだまだたくさんあるのに、病院に
搬送されれば助かると思ってるんでしょうね。
知的レベルの違いを言えばそれまでなのですが、
勤務医の主人を持つ身としては、
この様な事が起こりえるので、
明日は我が身です。

救命にいたときCPRが必要な患者さんが 心マで肋骨骨折。幸い命は助かり、ICUを経て一般病棟に移ったら 家族が 肋骨骨折を責めてきました。なんだか 今回の火傷もそれに近いなあって思いが拭えません。

結局

命より肋骨や指のほうが大事ってことでしょうかね?

自宅出産になったのは本意ではなかったかもしれませんが、助産院しかない地域ではなさそうですよね。
初めから病院に行っていれば結果は違ったでしょうに。
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フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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