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■開業つれづれ:880億円 vs 2億円 「環境省の調査が医療を壊す」「エコチル調査:さい帯血不足招くとバンクネット改善求める」



医療システムに対する無理解は

今に始まったことではありません。




880億円 vs 2億円



さて、

さい帯血輸血はどうなるでしょう?



まずは記事から。





エコチル調査:さい帯血不足招くとバンクネット改善求める

毎日新聞 2010年12月4日 2時30分


http://mainichi.jp/select/today/news/20101204k0000m040146000c.html




 化学物質が子どもの成長に与える影響を探る環境省の大規模調査が、白血病などの治療に影響が出かねないとして、さい帯血バンクを統括する「日本さい帯血バンクネットワーク」(会長・中林正雄愛育病院長)が改善を求めていることが3日、分かった。調査がさい帯血を使うため、患者に十分供給されなくなる恐れがある。ネットワークは国に対し、バンク提携施設を対象から除外するよう近く要望書を提出する。

 最近、子どもにぜんそくやダウン症などの患者が増え、原因としてダイオキシンなどの化学物質が指摘されている。

 環境省は原因と対策を考えるため、来年1月から「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)と名付けた調査に着手。全国の胎児約10万人を13歳まで追跡する。

 調査では妊婦の血液や尿、新生児のさい帯血が必要になる。このうち、移植用さい帯血の採取には熟練した技術を持つ提携施設の存在が欠かせない。エコチル対象施設には、108の提携施設のうち31施設が含まれる。

 さい帯血移植は年間約1000件実施され、その8割が大人向けだ。大人に移植するには約60ミリリットルのさい帯血が必要だが、採取が難しく1回の出産から必要な量が得られる割合は1割に満たない。中林会長は「提携施設のさい帯血がエコチル調査で使われると、大人の患者に回らなくなる」と懸念する。

 移植を目的としないさい帯血ならば、大半の産科施設で採取できる。環境省は毎日新聞の取材に「影響が生じないよう調整する」としている。【藤野基文】






調査のために

さい帯血輸血の環境を

破壊するというのが

国の方針。








たぶん、

関連情報はこちら。





環境省の調査が医療を壊す


内憂外患 2010年11月29日 09時00分

鈴木律朗
http://opinion.infoseek.co.jp/article/1115

 環境省のエコチル調査という事業がある。「子どもの健康と環境に関する全国調査」というのが正式名称で、環境省が企画し国立環境研究所が実施する大規模な出生コーホート(追跡)調査研究である。総額で880億円という多額の予算が計上されている目玉企画である。きれいなホームページや、女優さんを使った啓発のCMが作られて動画サイトにアップされているので、既に相当の予算が投入されていることが伺える。

 化学物質を中心とした有害物質の子どもに対する曝露(ばくろ)と環境リスクを評価するということで、これだけの予算を投入する価値があるかは別にして、総論としては大変結構な研究と言える。

 ところが、このエコチル調査が既存の医療を破壊しようとしていることは、あまり知られていない。国民の健康に資するはずの学術調査が、一方で国民の健康を守る医療を破壊する。

 なぜこのような矛盾が起きるのか? 現在の日本の行政を象徴する問題点が、この騒動には隠されていた。

 エコチル調査では、10万人の妊婦さんを対象として尿中や血液中の有害物質を調べ、生まれた子供が13歳になるまでの健康状態を追跡してその関係を調べる研究である。ところがこの調査では、新生児の臍帯血も調べることになっている。10数年前であれば臍帯血は廃棄物である。出産後に胎盤とともに捨てられる存在であった。

 しかしながら、臍帯血は今や白血病患者さんにとっては命の源となる存在だ。臍帯血の中には血液を産生する造血幹細胞が含まれていることが分かり、これを用いた移植医療に望みをつなぐ白血病患者も多い。

 日本でも1997年頃から臍帯血移植が始まり、1999年には全国規模の「臍帯血バンクネットワーク」が設立された。今や臍帯血移植件数は年間800件を超え、日本は世界でも指折りの臍帯血移植大国である。ところが、エコチル調査では臍帯血移植のことは一顧だにされず、環境省の補助金が医療を破壊する一歩手前になっている。

 エコチル調査では10mlの臍帯血を用いて化学物質の濃度を調べる。臍帯血移植で必要なのは臍帯血中の細胞成分であるが、胎盤から取れる臍帯血の総量は 30~50ml程度。移植に必要な細胞数は臍帯血全量を用いても足りないことが多く、移植に使えるものは全体の数分の1程度だ。

 10mlを別に使われたら、移植に使える臍帯血はなくなってしまう。エコチル調査は平成16年頃から計画されていたというが、関係団体である「臍帯血バンクネットワーク」での説明会が行われたのは平成22年11月になってからだ。それ以前に、地区別の臍帯血バンクに打診があったケースもあって、「臍帯血移植の提供施設は調査対象から外してほしい」との要望が出されていた

 しかし11月の説明会資料では、その要望は受け入れられておらず、約3割の施設が重複していることが発覚して大騒ぎになった。

 説明に来た担当者は「これまでも、臍帯血移植にいささかの影響も出ないように配慮してきたし、実施にあたっても僅かなりとも影響が出ないように配慮する」と答弁したが、配慮があったとはとても思えない。

 僅かどころか、大打撃である。移植に必要な臍帯血の本数は現行でも足りず、今後新規の臍帯血採取施設が見込めなくなるばかりか現行の採取施設が3割も減るのである。

 産科施設が臍帯血バンクよりエコチル調査に走るには理由がある。臍帯血バンクに臍帯血を提供して得られる協力謝礼は1本5,000円から15,000円ほどである。しかも実際に移植に使える細胞数を満たした場合に限る。移植の際は人体に注入する臍帯血であるため、無菌操作も必要になるなど煩雑な点もあり、実費を考慮すると臍帯血採取に協力する産科施設はボランティアに近い。

 ところがエコチル調査に協力すると、もれなく1本20,000円の謝礼がもらえるのだ。臍帯血バンクネットワークへの補助金は、毎年わずか5億円程度。それでは当然足りずに、経営危機問題が今年発覚したのは記憶に新しいところだ。臍帯血移植事業の運営資金は、全く足りていない。

 臍帯血バンクネットワークの職員はわずか2人。事務所を借りる資金もなく、オフィスは日本赤十字社に間借り状態だ。追加の職員も雇えずに会議の議事録の整備もままならない。日常の臍帯血移植の処理に加え、東海大学で起きた臍帯血紛失事件や東北臍帯血バンクの経営危機問題など、頻発するトラブルの処理に忙殺されている。そこに二次トラブルが起きないか危惧されていたことに加え、今度は環境省と来た。

 一方で、単なる調査に880億円。天下り官僚の給与がどれくらいを占めるのか知らないが、この国は、どこまで医療を軽視すれば気が済むのか。

 事態がこうなるまで放置されていた理由は何か? 縦割り行政で省庁間の連絡が悪いか、それとも厚労省のアピールが弱いのか? 他の省庁が札束で医療を破壊するのを、国民の命を預かる省庁が抗議もせずに傍観している。闇は、深い……。







ほとんど援助されていない

さい帯血輸血。

2億円。




これをぶっつぶすかのような

環境庁の目玉企画。

880億円也。








もうすこし皆さん、

医療のことを勉強した方が

いいと思います。













(1)
■開業つれづれ:東北、臍帯血移植終了へ「臍帯血バンク存続危機 赤字拡大 宮城で表面化」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1416.html





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コメント

NoTitle

調査なんか拒否しても罰則無いんでしょ(笑)
「必要な方に回しました」ですむじゃん

NoTitle

罰則がないから、金で買ってるんでしょ>環境省

手間がかからず、収入アップ!
採算割れしている産科領域にはちょうどいいボーナスですな。

こういう調査が必要なのもわかりますが、もうちょっと考えてシステムを組んでほしいものです。

たとえば、「CBSCTに使える量が確保できなかったものを調査に回す」とかさ。

まあ、自分勝手なことしか言わず、省利省益が全ての連中には分からない理論でしょうが。

環境省もエラくなったものだ。

「庁」の頃は弱小もいいとこだったのに…。まるで小学生の頃授業中にう○こ漏らした○○君が同窓会にフェラーリで乗り付けたみたいで非常に感慨深いっすww
>罰則がないから、金で買ってるんでしょ>環境省

>>臍帯血バンクに臍帯血を提供して得られる協力謝礼は1本5,000円から15,000円ほどである。しかも実際に移植に使える細胞数を満たした場合に限る。移植の際は人体に注入する臍帯血であるため、無菌操作も必要になるなど煩雑な点もあり、実費を考慮すると臍帯血採取に協力する産科施設はボランティアに近い。
>>ところがエコチル調査に協力すると、もれなく1本20,000円の謝礼がもらえるのだ

ドッチに協力すべきか、まあ5秒と考える必要ないでしょうねw

先のコメント、スパムメール判定されて弾かれたのですが…、

なるほど、○んこがダメなのかw

単なる調査でしょうか?????

46億年前位から地球が出来て、地球時間ではつい最近、人類が生れました。

その人類に、産業革命から現在に至って、様々な難病奇病が現れたのは明らかな事実です。

若者がアレルギーや難病、生活習慣病、精神障害等になっている周知の現実です。

今、正常出産はどれ程なのでしょうか。
例え、正常で生れても、アトピーや先天異常などの多さには。驚きを隠せません!


地下資源=石油や石炭を掘り起こし、それから様々な化学物質を作り出し、日常に使った結果。

人類や地球環境はどうなるのでしょう?!

明らかな結果を持って、未来の子供たちの為に
追試して立証しようと動いている環境省には、エールを送ります。

子孫の為の未来に繋がるようにするにはどうしたら良いのか?

今だけを見ている人には「単なる調査」なのでしょうが、
子供たちに安心な未来を与えてあげたいと思う者にとっては
「貴重な調査」なのです。













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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
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中間管理職 

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