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■開業つれづれ:コンマ1僻地化 「臨床研修、大学病院離れ進む 地方の割合最大52.4%」

医師は

都市部じゃなく僻地に行け、

行かないなら強制配置してでも行かす、

というのが

マスコミの主張です。






コンマ1ですが、

僻地に行く率上がっているので

よかったですね。







そして、

白い巨塔をぶっ潰せ、

医局制度をぶっ壊せ、

大学病院の医局が医師人事を

掌握しているのはけしからん、

というのが

国もマスコミも声高に主張してきたことです。






大学病院での

研修が少なくなって、

業務に支障が出るほどになっています。

これも狙い通りですからよかったですね。





…ん?

なんで、マスコミお得意の、

”もっと大都市での研修医を減らして僻地に行かせろ!”

とか、

”大学での研修医をさらに減らすべきだ!!”

という意見が出ないのでしょう?





バカなマスコミでも

間違ったこと主張していた、

と気づいてきましたかね、

やっと。









臨床研修、大学病院離れ進む 地方の割合最大52.4%

日本経済新聞 2010/10/28 21:55


http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0EAE2E69A8DE0EAE3E2E0E2E3E29180EAE2E2E2;at=ALL



 厚生労働省は28日、来年度の医師臨床研修を希望する医学部生などのうち、東京や大阪など都市部の6都府県以外で研修を受ける割合が 0.1ポイント増の52.4%となり、過去最大となったと発表した。大学病院で研修を受ける割合は1.8ポイント減の47.9%で過去最低。大学病院を離れ、地方の病院での研修を希望する割合が増えている。

 医師の臨床研修は2004年度から義務化され、研修先は「医師臨床研修マッチング協議会」(東京・港)が医学部生と臨床研修病院などの希望をコンピューターで組み合わせて決めている。

 同協議会によると、来年度に臨床研修を希望した医学部生などは131人増加して8331人で、うち7998人(96.0%)の研修先が組み合わせで内定した。

 6都府県(東京、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡)以外での研修が決まったのは4194人(52.4%)。都道府県別では東京が1409人で最も多く、大阪が624人など都市部の6都府県で半数弱を占めるが、6都府県以外で23県が前年度より増加した。

 以前は大学病院での研修が大半だったが、臨床研修を義務化した04年度は希望を組み合わせる方式を採用、大学病院の割合は58.8%に急落した。06年度に48.3%と半数を初めて割り込んだ後は増加傾向が続いたが、前年度の49.7%から再び減少に転じた。








以前から言っていますが、

20代のころから僻地に縛り付けられて

何十年、同じ診療所で仕事を全うした、

地域医療に貢献した、

すばらしい、

なんて記事を書かれて

絶賛されている医師は、

現実的には

まったくトレーニングされていない

役場の万年係長と同じです。





医療の世界でも

”何でも屋は何もできない”

と言われています。



マスコミによる

僻地医療を現状以上に祭り上げることや

総合医の過剰な期待は

現実を見れば

打ち壊されることでしょう。







結局、

患者さんは僻地に舞い降りた研修医に対して



”若手医師を育てよう”、

”総合医は何でも見てくれるいい医師”、



とはまったく考えてはいません。






住民の多くは

”近いから取りあえず行く”

”治らなかったらすぐに遠くの総合病院まで行く”

”若い研修医は不安。年をある程度とっている医師の方が安心”

という考えを持ちながら

仕方なく僻地の診療所に

通っています。




研修医が変わっても

ドラマのように住民や患者さんが

涙するわけでもありません。




”医師がいないよりはいた方がいい”

 ↓

”どうせいるなら毎年変わる若い先生より同じ先生がいい”



というぐらいです。





●僻地医療礼賛、

●総合医の神格化という

マスコミによるミスリードが、

当然、対になるように

●都市部、大学の医師不足、

●専門医不足

という形に現れてきます。





一方、

実質的な医療費凍結と

弁護士や歯科医師同様の

医師の大量生産で、

ワーキングプワ医師が激増することでしょう。








低下する収入によって

歯科医師同様、

銀行融資を受けることができるのは

若い人だけになります。







その結果、僻地に流された医師は

プロになることもできず、

大学に戻って医学研究もせず、

医師は早期の開業を余儀なくされ

結果的に勤務医の減少につながります。










●都市部の医師減、

●専門医の減少、

●医師の早期開業傾向、

これらがマスコミによる

医療破壊です。






どう考えても一般論的に

●都市に人口は集中し、

●医療の専門化によってスペシャリストが要求され、

できるだけ長く研修を積んでスキルを上げる、

その全てに逆行するのが

マスコミのおバカな主張です。






●僻地に行け、

●総合医を作れ、

●医師を増やして医療費は抑制せよ、

このマスコミによる考えの浅い主張が

実は日本医療を壊し続けています。



































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コメント

NoTitle

マスコミが、そしてそれにミスリードされた皆様が望んでいるのは「なんでもできる」総合医です。
内科系全般に十分な最新知識を有し、簡単な外科手術や正規産分娩なんかもこなしちゃう、ってやつ。

でも、いまのやり方で出来上がるのは、「何にもできない(すべてに中途半端)」総合医でしかない、ということは全く分かってないんでしょうね。

Dr.コトーですら、もとは心臓外科の超エキスパート(だったように書かれてますよね)です。
その専門知識の裾野に広大な知識が広がっているからいろんなことに対応できる。

まるで、天保山(日本で一番低い山www。はっきり言って山という認識はない)に富士山の雄大さを求めるがごとく、です。

ディスポ医

大量生産 大量廃棄

能無しは 捨てられるってかぁ
南無南無

管理人先生、僻地医師と開業医の立ち位置よく理解してるなぁ。

自分の見解で失礼ですが、開業医の先生に全ての対応を期待しているわけではないんです。

患者の側からいえば、住んでいる街に、そこに具合が悪くなった時に、気さくに相談できる先生が……、いつもいてくれる(ここ強調)。簡単な疾病だったらそこでフォローしてもらえて治ればそれでよしだし、もっと難しければ、そのあと何処に行けばいいのか、いくつか取次先を提案してもらえると助かる。

それでいいのです。

おい、お前、そんな簡単じゃねーぞ。だから俺達が、っていう前に、……

自分のクリニックが街の中と、街の人にどれだけ溶け込んで生活の中に、意識してもらってるか、考えたことある?



読売新聞社の人事部を官製に

民主党や読売の、大学医局がダメで官製医局ならいいという主張が理解できません。だったら読売新聞社の人事部も役所に移管すればよろしい。

「何でもできる医師」が胡散臭いのは、政治部も経済部も社会部もスポーツ部も生活部も科学部も文化部も何でも一流にできる新聞記者がいたら、胡散臭いのと同じ。医師に限って「何でもできる」信仰、幻想が根強いのは理解不能です。

NoTitle

自分も随分前に僻地病院にいたので 若い連中もどんどん行けば いい経験になるからと思っていました。ただ最近のそういった地方病院の状況を仄聞するにつけ、こりゃ無理だと感じ始めています。あの頃は医師にそこまで要求せず、無理なことはありませんでした。

これ以上説得する気持ちがなくなりました。

的を射たお話

管理人さんの解説は的を射ています。
現在のやり方では僻地の医師不足の問題は解決できないでしょう。それにしても、将来に期待が持てません。
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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