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■開業つれづれ:「市民フォーラム:「受診の見極め難しい」 夜間救急で意見--鹿屋市 /鹿児島」


まだやっていたんだ。





鹿屋方式


というのは

開業医によるボランティアシステムです。

輪番制で、夜中にポツリポツリとくる患者を

開業医が診る、というシステムです。





120%採算は取れませんし、

夜に出てくる看護師や事務には

時間外手当を出さないといけません。

翌日、疲れて休もうものなら

その分、大赤字になってしまいます。


テレビなんかで

鹿屋方式が世に知られると(2)

大量のコンビニ受診が発生し、

開業医はヘロヘロ

という状況のようです。

マスコミによる医療破壊みたいなものです。





まさに鹿屋方式を採用すること自体、

僻地救急医療の自殺行為

なんですが

いまだにやっているんですね、

ここ。









市民フォーラム:「受診の見極め難しい」 夜間救急で意見--鹿屋市 /鹿児島


毎日新聞 2010年10月19日 地方版

http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20101019ddlk46040698000c.html


 来年4月に夜間急病センター開設を予定している鹿屋市はこのほど、夜間救急受診の在り方を考える市民フォーラムを市役所で開き、行政、消防、親などの代表5人がそれぞれの立場から地域医療を支える方策について意見発表した。

 同市では01年、診療時間外の軽症患者は開業医(内科・小児科医)が輪番制で、重症患者は県立鹿屋医療センターが担当する「鹿屋方式」が始まった。だが、同方式が広く知られるようになると、夜間の小児受診が急増。当番医師が長時間労働に追い込まれ、改善策が迫られていた。

 このため、鹿屋市医師会が07年から公設の夜間急病センター設置を要望。大隅定住自立圏事業の中で設置が決まり、同医師会運営で来年4月1日開業する予定

 フォーラムでは、市内の小児科開業医、松田幸久医師(55)が基調講演。「以前の鹿屋方式のように時間外診療に患者が殺到し、センター医師が疲弊して辞めていくような状態にしてはいけない」と訴えた。今、救急医療の現場では緊急性がないと思われる夜間受診「コンビニ受診」が問題視されている。育児サークル会長の尾村ふみさん(31)はパネル討議の中で「簡単に行ってはいけないと受診をためらう親が多くなっているが、迷った末に受診したら即入院という事例もあり、見極めが難しい」との心情も吐露した。【新開良一】







なんだか。

結局、今後は

>公設の夜間急病センター設置を要望

夜間急病センターを

設置することになるわけです。




テレビでも大絶賛されていた鹿屋方式は(2)

こうしてどこにでもある

夜間急病センター方式に

なるわけです。




マスコミは

都合のいい情報を垂れ流すだけで、

その後を追いかけたりしません。





とっくに終わっているはずのシステムが

マスコミによって祭り上げられ、

知名度が上がることによって

システムは致命的なダメージを受け、

そして消滅していきます。





マスコミは今もまた、

新たな獲物を狙って

あることないこと書き上げます(3)。

事実ではなく、どこかの検察のように

自分で描いているシナリオに

あう部分だけを抽出して。













(1)
「カモカのおっちゃんシステム」と「大隅の救急医療「鹿屋方式」崩壊危機」
http://ameblo.jp/med/entry-10031956093.html

総合診療に公的資格 時代錯誤の『厚労省幹部 理想の医師は、「カモカのおっちゃん」』
http://ameblo.jp/med/entry-10031466178.html

(2)
■「鹿屋方式」 とっくに終わっているのかと思っていました
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-549.html


(3)

■開業つれづれ:朝日というバカの代名詞 「朝日新聞「臨床試験中のがん治療ワクチン」記事(2010年10月15日)に見られる事実の歪曲について」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1610.html













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コメント

NoTitle

この手の時間外受診のシステムでマスコミが根本的に間違っている点があります。
「急病診療」と「救急診療」の違いです。

ちょっと気になりだしたらいつでも受診できるコンビニ化が急病診療であり、本当に大変そうだ、というときに使うのが救急診療。

そして、本当に必要なのは救急診療のはず。
人員や費用に余裕があれば急病診療もありでしょうが、地方ではそんな余裕はないはずです。

「重大かどうかわからない」というのは、マスコミ的な逃げでしかありません。患者側にもある程度の勉強をしてもらう、マスコミがそれをサポートするのが本来の話だと思います。

なのに、これだけ医療資源の不足を煽っておきながら、「急病診療をしないなんてけしからん」と言われても、できないものはできません、というしかありません。

コンビニだって、バイトが来なければ24時間営業はできません。経営者だけでは回せないですよ。
実際には、「急病診療」という診療形態をとると、95%が緊急性がない受診である、と言われています。
私の経験的にはもっと割合は高いように感じます。

ちゃんとその辺を踏まえて判断してもらいたいですね。
でないと、決して長続きしませんから。

NoTitle

「以前の鹿屋方式のように時間外診療に患者が殺到し、センター医師が疲弊して辞めていくような状態にしてはいけない」新しくできるセンターは医師会会員が輪番で行うのではなくて、どこからか引っ張ってくるのですか?そんなおめでたい奴はいないでしょう。それからこういう構想を練るときは親代表・住民代表は入れちゃだめ。コストも考えずあれもこれもやって欲しいといって収拾がつかなくなるのは明らか。
あとどなたかこういうセンター構想に詳しい方がいれば教えて欲しいのですが「夜間急病センター」は初診料等に時間外が算定できるのですか?

NoTitle

一応今の時間外算定の解釈としては、急病センターはあくまで正規の時間外に行う診療として、時間外が請求できます。
ただし、一般の診療所が標榜診療時間を延長して、夜間休日に通常診療を行うという形になった場合は、時間外は請求できません。
除外規定として、小児科標榜医療機関は、施設認定を受けていれば(週30時間以上の標榜診療時間がある、あるいは、定期的に夜間急病センターなどに出務協力していることが条件)、あくまでも受診時間を基準とした休日・夜間・深夜加算を算定できます。

根本的に
1医療費増額
2その上で医療人員増数3ルールの作成と厳守化
これが無ければ、何をしても無駄無駄。

亀レスすいません

Seisan先生
ということは、やり方を誤ると本来日中に来ていたはずの患者さんが夕方・夜間に現れることがほとんどで、医療機関側から見ると増収にならず・仕事が増えるだけというパターンもありうるわけですね。
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