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■開業つれづれ:なぜ誰も疑問を持たない? 「エコカー補助金打ち切り、8日申請分は交付せず」


8日分のエコカー補助金申請は

打ち切り、

ということで

市場には落胆がありありとあらわれていますが、

そもそも

”エコカー補助金”に対して

なぜ疑問を誰ももたないのでしょう?




不思議。







エコカー補助金打ち切り、8日申請分は交付せず

2010年9月9日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/news/20100908-OYT8T00986.htm


 経済産業省は8日、一定の燃費基準を満たした新車の購入者に対する政府のエコカー補助金の申請受け付けを打ち切ったと発表した。

 7日時点の予算の残りは約10億円に減り、8日の申請分は50億円以上と推定されるため、不公平を避けるため、8日分はすべて交付しないことにした。補助金制度は9月末までの予定だったが、駆け込み申請の殺到で3週間以上も前倒しして終了した。

 7日に申請があったのは約6万6000台(補助金額で約92億円)だった。8月下旬以降に新車を購入した人でも、補助金を受けられない場合があるとみられる。申請には運輸支局への登録が必要で、購入から登録まで通常は10日~2週間かかるためだ。経産省は「駆け込み申請は想定以上だった。苦情には誠実に対応し、制度を理解してもらうよう努力したい」(自動車課)と釈明している。

 エコカー補助金制度は2009年4月以降の登録車などを対象に、5万~25万円を支給するものだ。予算総額は5837億円で、残額の約10億円は国庫返納される。

 累計交付対象は約453万台で、制度開始以降(昨年4月~今年8月)の新車販売台数(軽自動車を含む)の約65%にあたる。これまで景気を下支えしてきた補助金制度がなくなることで、自動車業界は、今後の販売台数は2~3割落ち込むとみている。







まずは

国が特定の業種に対して

補助金という事実上の税金投入を行うことについて、

他の業種からはなぜ疑問が出ないのでしょう?





この不況で

大変なことになっている業種は

車産業だけではありません。

重厚長大の典型的な業種である

車産業が大事なのはわかりますが、

なぜ車産業だけに血税を5000億円以上投入し、

しかも誰もそれについて

不公平を言わないのでしょう?







全国民に対して使われるはずの

5000億円ものお金を

もしも医療に投入したら

もっと違うことになるのではないでしょうか。




これだけ”医療崩壊だ”といって

さも、医療にお金を投資しているように見えるかも

知れませんが、

実際に国は医療に100億円しか

追加で出していません(1)。




エコカー助成金は

>予算総額は5837億円

なんと医療の58倍!!





どうしてこうなるんでしょう。





車業界が大きな力を持っているのはわかりますが、

あまりに不公平な予算配分と

あまりに政治的な決定に

だれも文句を言っていないことこそ

問題ではないでしょうか。





まあ、マスコミは車屋さんに

買われているチラシ屋みたいなもんですから

絶対にこんなこと言わないでしょう。






ITをはじめとする技術革新が

日本では起きず、

国の助成による重厚長大な

車産業の温存が、

逆に経済的な”非効率な恐竜温存”になって、

日本という国が

時代の変化についていけない可能性があります。






あと、補助金は

単純に消費の前倒しをしただけで、

エコカー補助金が出るから

今まで買うつもりはなかったけど

新規で買おうと思った人は少ない、

という話もあります。







さらに、

エコカー補助金は

本当にエコなんでしょうか?


「ガス・ガズラー」(ガソリンを大食いするクルマ)

として知られる

ハマーH3まで対象にして

ガソリン大量垂れ流しの

輸入車まで対象にしたエコカー補助金。






まったくエコではない制度です。







そもそも麻生首相のエコポイントに

大反対した民主党のエコカー補助金に

どんな整合性があるのでしょうか?






医療崩壊だ、

多剤耐性細菌に業務上過失致死だ、

とあまりにひどい医療環境。

惨状を伝えても

100億円を得るのが

やっと、というありさま。





その横では

車屋と政治家が

大変な危機です、とか言って

5000億円以上の血税を

軽々とゲットしているわけです。



そして、

さらにはマスコミは

「もう少しエコカー補助金、延長すればいいのに」

という車屋の心の声を

代弁なんかしたりしています。



そんな、マスコミの対応といったら

ちんどん屋というか

チラシ屋というか、

広告主のケツの穴でも舐めます、

ご機嫌取らせてもらいます、

これが国民の声ですよね~、

というゴマすりぶり。




特定業種にのみ与えた税金投入を

さらに続けるのが国民の声、

という勢いです。







無駄をなくす!!

とか

いいおっさんが2人、

声をからして叫んでいる

民主党選挙。






エコカー補助金は無駄で不公平、


という

あまりに直球な意見は

誰も言いません。






医療業界にいるものとしては

医療の政治的な弱さと

車屋さんとのあまりの強さの違いに

ただただ、あ然としています。










(1)
■開業つれづれ:診療報酬は実質ゼロ改定 「診療報酬増を「偽装」 「長妻氏主導」空回り」

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1269.html







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コメント

景気が悪くなると、自動車業界はストレートに影響が出る。しかし、麻生総理の場合は全体的に購買力が上がる連鎖的な繋がりの中でエコカーも捉えていた。それが特定の業界だけに対する肩入れというより、自動車業界の失業者が多かったから仕方ないと捉えていた。
エコカー買った人の中に、車のメカニックやチューニング、点検のやり方を自分できちんと知ってほとんどユーザー車検に行けるくらい、わかって乗っている人ってどれだけいるんだろう。ガソリンで走っている以上、いい加減にしているとエコにはならない。

こんなエコーカー補助金制度より、研修医への予算金を増やしてくれればいいのにね

(小町)最近エコカーがエロカーに見えるのですが、休んだほうがいいですか?

まあ、日本の医者はエコカーどころではない効率の良さですからね。自転車でダンプカー並みの仕事をしているようなもんだ。

それでも高学歴エリートマスコミ様や良識ある市民の皆さんwは、もっとエコなのに替えろとおっしゃる。
補助金?ふざけんなこの非効率産業の糞医者どもが!自転車でジャンボジェット並みの仕事を汁!

NoTitle

自動車産業は、末端まで行くと業務従事者が総労働人口の1割を超えるという日本の屋台骨を支える巨大産業です。
つまり、自動車屋がこけると、日本経済全体が失速する可能性が高い。
電気屋もそう。
そういった企業に直接救済のために税金を投入しても赤字を埋めるだけで業績の向上には向きません。総需要を喚起して、売り上げを増やさないと、メリットが出ないんです。
そういう意味では、エコカー減税、エコポイントで税金を投入したかもしれませんが、業績が改善した自動車屋、電気屋は税金を払えるようになります。つまり還元されるわけです。

一方で、診療報酬を増やしても、既に赤字まみれの病院はやっぱり税金を払ってくれない。
補助金を出しても一緒。
税金の使い道としては、現状の医療システムに金を投下するより、よほど効率がいいんですよ。

医療福祉というものは、財政に対する還元度合は低いものですから、どうしても不景気になると削られる方向にしか向きません。
唯一と言っていい「プラスになる」方策は、予防接種くらいでしょうか。これも、経済効果ははっきり分かっていても、厚労省にとっては出ていく金が増えるだけなので、及び腰ですが。
こういったことに「政治主導」は無知かつ無関心ですしね。

だから、私はエコカー減税、エコポイントには余り反対ではありません。まあ、やりすぎたとは思いますが。
どう考えてもエコじゃない巨大な車まで対象になりましたからねぇ。メーカーサイドのごり押しで「利益率の高い」高級車をしっかり売りたい、というのが背景にありますが。

あと、プリウスは全然エコじゃありません。燃費がいいだけで、生産および廃棄における環境負荷はシャレにならないくらい高いです。電池やモーターのリサイクルシステムも出来上がっていませんし。はっきり言って多少の燃費向上なんざ軽く吹き飛ばしてしまうほどエコじゃないんです。
思ったほど燃費も良くないしね。
まあ「エコに関心があるポーズをとれる使いにくい車」というだけです。

スバルだからさっ

>ガス・ガズラー」(ガソリンを大食いするクルマ)
として知られる
ハマーH3まで対象にして

おいどんのインプレッサSTI A-Lineはなし適応外!?
そらあ燃費は悪いけど(街中では20年オチの国産4駆以下…しかもハイオク!)さすがにハマーよりはいいと思うぞ。

NoTitle

エコカー補助金(環境対応車普及促進事業補助金)も、エコポイント(グリーン家電普及促進事業)と同じく、麻生政権の発案による制度です。
なので、当時あれだけ反対した民主党さんが、政権獲得後も続けてきたことが不思議と言えば不思議なのは確か。

ただ、自動車産業は裾野の広い産業であり、波及する範囲が広いのも確かです。
所謂派遣切り問題に焦点があたったのも主として「自動車産業」でしたし。
そうすると、経済政策の枠組みの中では優先順位が高かったとしても不思議ではないかと。
一方で医療政策は、「福祉政策であって経済政策でない」というのが世間の多数意見でしょうから、「経済対策」というパッケージで施行された政策群に、医療が含まれないのはある意味で当然でわ?

元来福祉政策(厚生行政)は「利益が出ないからこそ、福祉政策として政府が行うし、政府しか行えない」という性質を持っていますし、一方で経済対策に望まれるのは「利益の創出とそれの配分、その獲得手段としての雇用と労働」ですから、そもそも土俵が違うと認識されているのが、実態でしょう。

#この国の平均的な有権者の意識からして、経済対策に医療政策が含まれないのは当然かと。
問題は、経済対策の範疇で行われた個別政策の是非ではなくて、「経済政策」に比して「福祉政策」は、重要視され無いという世間の空気じゃないでしょうか。
有権者の空気の動き無くして、政治家は動けませんし、結果として政治は動きません。(有権者の関心の低い分野で頑張っても、当選出来ない可能性が高いですから。)

経済における自由市場の在り方

いろいろな意見があるようですが、一番の問題は管理人さんが言うように、

「実は車産業、もうダメなんじゃない?」

という話。税金を湯水のように使っても、昔の石炭や鉄鋼産業のようにゆるやかに衰退するものだったら、税金を投入するのは無駄。

アップルを引き合いに出すのは好きじゃないけど、アイディアでiPhone,iPadなんて、ウハ黒字の製品を作り出せないと今後は生き残れない。重厚長大に金をかけている余裕ないでしょ、ってことでしょう。

経済学的にも自由市場が退場を宣言しているかもしれないのに、特定業種だけ税金で支えるのは無駄、というわけ。

日本全体がトヨタ信者だから、管理人さんの意見なんて通るわけないんですけどね。





NoTitle

車に関してはいまのところ世界一でしょうね。利益率は別にして。
電気は少なくとも販売額では日本の家電メーカー全部を合わせてもサムソン以下。
国内の高級品をばんばん買ってくれる金持ちを相手にしている間に本来中心においていたはずの輸出がどんどん後発メーカーに食われちゃった。

でも、個人的にはトヨタは嫌いです。トヨタの一番嫌いなところは、「運転手を信用していない」こと。
ドライバーの操作を無視してでも「トヨタ的安全」な車の動きにしようとする。全自動の車ならそれでもいいんですけどね。
ちゃんと走らせたいドライバーにとって、あそこまでつまらない車は他に類を見ません。
そのくせイメージつくりだけはたいしたもの。
プリウスがエコカーだなんてうそばっかり。
ゴルフの1.4リッターターボのほうが実用燃費は上ですよ。運転は楽しいし。

だから、個人的には国内の自動車メーカーは要らないんですけど(笑)、産業としては大事だと思います。

プリウスに関しては、

移行期の技術だからして、生産および廃棄における環境負荷はシャレにならないくらいのや電池やモーターのリサイクルシステムも出来上がっていないのはやむを得ないと思っていました、初代が出た当初は。あれから10年経ってるんだからそんな言い訳はもう通用しないですよね。

>ゴルフの1.4リッターターボのほうが実用燃費は上ですよ。運転は楽しいし。

VWはなあ…ポロの窓が3回連続して落ちた時のカスタマーセンターの対応が物凄く心温まるモノだったからなあ…。
*どのくらい心温まるモノだったのかというと「VWがそんなにマニアックなメーカーとは知らんかったわ!」と捨て台詞吐いちゃうくらいw

車自体は気に入ってただけにとても残念でした。

で、VWとトヨタを外すと選択肢が極端に少なくなっちゃうんですよねえ…。

ヌバルかぁ・・・B11Sが発売されたら欲しかったなぁ

VWの窓落ちは仕様ですからね。

運転席の窓落ちの場合、窓を落ちないよう肘で押さえつつ、右手でかろうじてハンドルを握り、左手でシフトノブやナニの操作、ってのが正しいVWドライビングです。あ、右ハンドルの場合ね。

問題は、運転席以外の窓落ち。「おう、助手席の窓な、落ちないように押さえとけ」って言った時に、相手の本性が出ます。文句も言わず一生懸命押さえてくれる女の子と俺は結婚したい。

まあそんなわけで、VWってのはな、俺みたいな末端勤務小児科医(当直明け)とか、全力を尽くして手術したら逮捕される産婦人科医とか、そういう奴隷根性の染み付いた香具師でないと乗りこなせませんぜ。ドロッポたんみたいな根性なしにはお勧めできないw。

まあ、今のVWは大丈夫なようですけどね。

ちなみに

オペルでも標準仕様です>窓落ち
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